MotoGP第12戦アラゴンGP MotoGPクラス3日目 決勝結果
2024/09/01
MotoGP第12戦アラゴンGP MotoGPクラス3日目、決勝が日曜日、スペイン、モーターランド・アラゴンで開催された。日本時間午後4時35分(現地時間午前9時35分)から行なわれたウォームアップセッションは、気温20度、路面温度23度、湿度87%、ほぼ曇りのウェットコンディション。コース状況が改善しきれないため、ウォームアップ後にスタートセッションが特別に用意されたため、開始が5分早まった。
この走行トップはホルヘ・マルティン(ドゥカティ)、2番手ジャック・ミラー(KTM)、3番手アウグスト・フェルナンデス(KTM)。中上貴晶(ホンダ)は19番手。マルク・マルケス(ドゥカティ)は走行しなかった。
日本時間午後9時(現地時間午後2時)から23周で争われた決勝は、気温25度、路面温度39度、湿度57%、一部曇ったドライコンディション。サイティングラップで砂まみれになったタイヤをフランチェスコ・バニャーヤ(ドゥカティ)は新品に交換する程のコンディションだった。全員、タイヤは前後ミディアムタイヤで出走。スタート前には、延べ107421人の観衆に見守られ、ピアニストのエイドリアン・ソラ・グラーナの伴奏で、歌手のホアンホ・ボナにより国家斉唱が行なわれた。
スタートは、ポールポジションスタートのマルク・マルケスがホールショットを奪い、ペドロ・アコスタ(KTM)、アレックス・マルケス(ドゥカティ)、ホルヘ・マルティン(ドゥカティ)、フランコ・モルビデリ(ドゥカティ)、ミゲール・オリベイラ(アプリリア)、フランチェスコ・バニャーヤ(ドゥカティ)、マルコ・ベゼッキ(ドゥカティ)、ヨハン・ザルコ(ホンダ)、ブラッド・ビンダー(KTM)のトップ10で続いた。
1周目16コーナーでは、オリベイラが転倒。トップはマルク・マルケスで2周目を迎え、2番手のアコスタのミスを突いたマルティンが2番手に浮上。アコスタは3番手、4番手アレックス・マルケス、5番手モルビデリ、6番手バニャーヤの順に変わる。3周目には、アレックス・マルケスがアコスタの前に出て3番手浮上。5周目には12番手を走行していたファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)が5コーナーで転倒。
トップのマルク・マルケス、2番手マルティン、3番手アレックス・マルケスはそれぞれ独走状態となった。11周目に19番手を走っていたマーベリック・ビニャーレス(アプリリア)はピットイン、リタイア。バニャーヤはアコスタをかわすと、徐々に3番手アレックス・マルケスとの差を詰めた。18周目12コーナー、アレックス・マルケスの僅かな隙を突いて前に出たバニャーヤにアレックス・マルケスが接触。両者、絡んで激しく転倒リタイア。
トップのマルク・マルケスは独走のままトップで歌手のベレーが振るチェッカーを受けた。2021年エミリアロマーニャGP以来1043日ぶりの優勝に地元ファンは大騒ぎとなった。2位マルティン、3位アコスタ。中上は12位完走、4ポイント獲得。
この結果により、ポイントリーダーはマルティンで299ポイント、2番手バニャーヤ276ポイント、マルク・マルケスが3番手に浮上し229ポイント。4番手エネア・バスティアニーニ228ポイント、5番手アコスタ148ポイント、6番手ビンダー145ポイント、7番手ビニャーレス139ポイント、8番手アレイシ・エスパロガロ(アプリリア)118ポイント、9番手ファビオ・ディ・ジャンアントニオ(ドゥカティ)113ポイント、10番手アレックス・マルケス104ポイント。
今日のバニャーヤとアレックス・マルケスの事故については、調査が入っている。バニャーヤ、アレックス・マルケスに大きな怪我はなく、近年のつなぎ、グローブ、ヘルメットの性能の素晴らしさを感じる。次戦サンマリノGPは来週、金曜日に始まる。
MotoGP 第12戦アラゴンGP MotoGPクラス3日目 決勝結果
1 マルク・マルケス(ドゥカティ)
2 ホルヘ・マルティン(ドゥカティ)
3 ペドロ・アコスタ(KTM)
4 ブラッド・ビンダー(KTM)
5 エネア・バスティアニーニ(ドゥカティ)
6 フランコ・モルビデリ(ドゥカティ)
7 マルコ・ベゼッキ(ドゥカティ)
8 ファビオ・ディ・ジャンアントニオ(ドゥカティ)
9 アレックス・リンス(ヤマハ)
10 アレイシ・エスパロガロ(アプリリア)
11 中上貴晶(ホンダ)
12 アウグスト・フェルナンデス(KTM)
13 ヨハン・ザルコ(ホンダ)
14 ジョアン・ミル(ホンダ)
15 ジャック・ミラー(KTM)
16 ラウル・フェルナンデス(アプリリア)
17 ルカ・マリーニ(ホンダ)
RT アレックス・マルケス(ドゥカティ)
RT フランチェスコ・バニャーヤ(ドゥカティ)
RT マーベリック・ビニャーレス(アプリリア)
RT ファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)
RT ミゲール・オリベイラ(アプリリア)
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