MotoGP第12戦アラゴンGP Moto3クラス1日目 フリー走行結果
2024/08/30
MotoGP第12戦アラゴンGP Moto3クラス1日目、フリー走行が金曜日、スペイン、モーターランド・アラゴンで開催された。続々と来期の体制が発表される中、オーストリアGP後の8月19日にはダビド・ムニョス(KTM)が来期はインタクトGPへ移籍することが発表された。
日本時間午後4時(現地時間午前9時)から行なわれたフリー走行は、気温19度、路面温度24度、湿度80%、風は強くなく、晴れ切ったドライコンディション。路面改修が行なわれ、新品で油分が多いアスファルトの上に、昨晩の強い風で運ばれた砂埃もあり、かなり滑り易いコースコンディションだった。
1番手はダビド・アロンソ(CFMOTO)1分59秒683、2番手ホセ・アントニオ・ルエダ(KTM)1分59秒739、3番手ダビド・アルマンサ(ホンダ)1分59秒944。鈴木竜生(ハスクバーナ)は2分00秒665で8番手、山中琉聖(KTM)は2分02秒488で22番手、古里太陽(ホンダ)は2分03秒572で26番手だった。
日本時間午後8時15分(現地時間午後1時15分)から35分間で行なわれたP1は、気温28度、路面温度49度、湿度54%、晴れたドライコンディション。午前に比べたら風が強くなり、強い日差しの中で始まった。序盤、トップタイムを記録していたルエダが4コーナーでスリップしコースアウトする姿もあり、午前に引き続き、滑り易い状況のようだった。中盤にはフィリッポ・ファリオリ(ホンダ)が4コーナーでスリップ、5コーナーへコースアウト、スローダウンして転倒。イエローフラッグが出された。
残り10分を切って、コリン・ベイヤー(ハスクバーナ)が単独走行で1分58秒161を記録しトップへ。残り7分前後には、地元スペイン出身、スペシャルヘルメットで出場のエイドリアン・フェルナンデス(ホンダ)が1分58秒007を出してベイヤーの記録を更新。ベイヤーもすぐに、1分57秒928に記録を縮めて再びトップへ。その後、残り5分を切ると、ダビド・ムニョス(KTM)が1分57秒918でトップとなるが、残り3分前後にルエダが1分57秒319を記録、再びトップへ。
最後はポイントリーダーのアロンソが1分57秒262を記録し歴代コース記録を塗り替えてトップに立った。アロンソはチェッカーを受けた最終ラップで更に1分57秒052まで記録を縮めた。結果、1番手アロンソ、2番手ルエダ、ルエダの記録は1分57秒262、3番手アルマンサで1分57秒616。午前、午後、同じトップ3だった。3番手のアルマンサに加え、7番手アンヘル・ピケラス(ホンダ)、8番手フェルナンデス、10番手ルカ・ルネッタ(ホンダ)と10番手以内にホンダが4台入った。
鈴木は1分58秒675で16番手、山中は1分58秒779で17番手、古里は1分59秒051で18番手。今の所Q2圏外となったが、鈴木は、フィーリングはわりと良く、どこでタイムロスしているのか、改善方法はすでに分かるので、明日への自信はある。更に、ユーズドタイヤでもとても速いのはレースへのポジティブな点だとコメントしていた。
明日、日本時間午後3時40分(現地時間午前8時40分)から始まるP2への期待が膨らむ。その後、日本時間午後7時50分(現地時間午後12時50分)から始まる予選、明後日の決勝と合わせて、日本人ライダー並びに日本メーカーのホンダの活躍を楽しみたい。
MotoGP 第12戦アラゴンGP Moto3クラス1日目 フリー走行結果
1 ダビド・アロンソ (CFMOTO) 1分57秒052 (P1)
2 ホセ・アントニオ・ルエダ (KTM) 1分57秒262 (P1)
3 ダビド・アルマンサ (ホンダ) 1分57秒616 (P1)
4 コリン・ベイヤー (ハスクバーナ) 1分57秒842 (P1)
5 ダビド・ムニョス (KTM) 1分57秒918 (P1)
6 イバン・オルトラ (KTM) 1分57秒942 (P1)
7 アンヘル・ピケラス (ホンダ) 1分57秒954 (P1)
8 エイドリアン・フェルナンデス (ホンダ) 1分58秒007 (P1)
9 ジョエル・ケルソ (KTM) 1分58秒023 (P1)
10 ルカ・ルネッタ (ホンダ) 1分58秒036 (P1)
16 鈴木竜生 (ハスクバーナ) 1分58秒675 (P1)
17 山中琉聖 (KTM) 1分58秒779 (P1)
18 古里太陽 (ホンダ) 1分59秒051 (P1)
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