MotoGP第10戦イギリスGP Moto3クラス2日目 予選結果
2024/08/03
MotoGP第10戦イギリスGP Moto3クラス2日目、予選が土曜日、イギリス、シルバーストン・サーキットで開催された。昨日に比べるとシルバーストン・サーキットは雲が多かったが、心配されていた雨は降らなかった。
日本時間午後4時40分(現地時間午前8時40分)から始まったP2は、気温18度、路面温度22度、湿度86%、部分的に雲が多いドライコンディション。イギリス出身スコット・オグデン(ホンダ)は、イギリス海軍でヘリコプター操縦士をしている兄弟に因み、ヘリコプターがデザインされたヘルメットで参戦した。
P2の記録によって、予選Q2進出に関わるため、スリップストリームを狙い、ギリギリまでタイヤを温めて他チームの動きに合わせようとするチームが多かった。山中琉聖(KTM)、イバン・オルトラ(KTM)、ダビド・ムニョス(KTM)はダビド・アロンソ(CFMOTO)の後ろに着いて動いたため、最終ラップの計測がチェッカーギリギリになった。
オルトラはその9周目で2分09秒274の歴代コース記録を樹立したかと思われたが、ノア・デッドウィラー(KTM)の転倒により、イエローフラッグでラップキャンセルとなり記録更新は叶わなかった。この走行トップはダニエル・オルガド(ガスガス)で2分09秒586、2番手アンヘル・ピケラス(ホンダ)2分10秒026、3番手ジョエル・ケルソ(KTM)2分10秒040。
鈴木竜生(ハスクバーナ)は2分10秒944で14番手、山中は2分10秒999で16番手だった。鈴木も山中も昨日行なわれたP1のタイムが採用され、それぞれ鈴木が10番手、山中が11番手で予選はQ2からスタート出来ることになった。
日本時間午後8時50分(現地時間午後12時50分)から15分間で争われた予選Q1は、気温20度、路面温度36度、湿度61%、曇ったドライコンディション。P1とP2の結果から15番手以下のライダーで競われた。一旦は2分09秒723で6番手と思われたムニョスも、イエローフラッグによるラップキャンセルで16番手となり、Q1から参戦した。
そのムニョスは、開始5分ごろに7コーナーで転倒。同じ頃には、タットチャコーン・ブーシュリ(ホンダ)も転倒したようだった。
Q1では、1番手エイドリアン・フェルナンデス(ホンダ)2分10秒933、2番手フィリッポ・ファリオリ(ホンダ)2分11秒064、3番手ザビ・ズルトゥザ(KTM)2分11秒424、4番手マッテオ・ベルテッレ(ホンダ)2分11秒441だった。以上4名がQ2進出。
日本時間午後9時15分(現地時間午後1時15分)から15分間で開催された予選Q2は、気温20度、路面温度35度、湿度60%、曇ったドライコンディション。風は治まってきていた。それでも、オルトラはスタートを待ちアロンソのスリップに着けて、残り3分を切った時間が2周目となり2分09秒270を記録。歴代コースラップ記録を更新、ポールポジションを獲得した。
2番手はコリン・ベイヤー(ハスクバーナ)2分09秒311、3番手はジョエル・ケルソ(KTM)2分09秒753。二人は単独で走行していた。
4番手ダビド・アロンソ(CFMOTO)2分09秒898、5番手は山中2分09秒931。鈴木は2分10秒454で9番手だった。終了間際に二コラ・カッラロ(KTM)の転倒が4コーナーであり、イエローフラッグの影響を受けたライダーも居た。
明日、日本時間午後7時15分(現地時間午前11時15分)から15周で争われるMoto3クラス。2列目、3列目スタートの山中、鈴木がどんなレースをするのか注目したい。
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MotoGP 第10戦イギリスGP Moto3クラス2日目 予選結果
1 イバン・オルトラ (KTM) 2分09秒270 (Q2)
2 コリン・ベイヤー (ハスクバーナ) 2分09秒311 (Q2)
3 ジョエル・ケルソ (KTM) 2分09秒753 (Q2)
4 ダビド・アロンソ (CFMOTO) 2分09秒898 (Q2)
5 山中琉聖 (KTM) 2分09秒931 (Q2)
6 ジェイコブ・ルールストン (ガスガス) 2分10秒040 (Q2)
7 ステファノ・ネパ (KTM) 2分10秒119 (Q2)
8 ダニエル・オルガド (ガスガス) 2分10秒128 (Q2)
9 鈴木竜生 (ハスクバーナ) 2分10秒454 (Q2)
10 ホセ・アントニオ・ルエダ (KTM) 2分10秒786 (Q2)
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