MotoGP第10戦イギリスGP Moto3クラス1日目 フリー走行結果
2024/08/02
MotoGP第10戦イギリスGP Moto3クラス1日目、フリー走行が金曜日、イギリス、シルバーストン・サーキットで開催された。今大会、古里太陽(ホンダ)はトレーニング中に左鎖骨を怪我、手術し、水曜日には走ろうと試みたものの、ドクターストップで欠場。ルカ・ルネッタ(ホンダ)も左鎖骨と手首の怪我により欠場している。
日本時間午後5時(現地時間午前9時)から35分間行なわれたフリー走行では、気温17度、路面温度24度、湿度92%、曇ったドライコンディション。風も強くなく、タイムが伸びやすい状況の下、現在ポイントリーダーのダビド・アロンソ(CFMOTO)が2分9秒600を記録し、歴代コースラップを1秒近く塗り替えてトップだった。2番手はイバン・オルトラ(KTM)2分09秒983、3番手に鈴木竜生(ハスクバーナ)が入り、タイムは2分10秒150だった。4番手アンヘル・ピケラス(ホンダ)で2分10秒210、5番手は山中琉聖(KTM)で2分10秒247。
日本時間午後8時30分(現地時間午後12時30分)からは、IRTA(国際ロードレースチーム連盟)の創設者で、昨年MotoGP第12戦の仕事で滞在していたミサノで心不全のため74歳でこの世を去ったマイク・トリンビーのMotoGP殿堂入り式典が執り行われた。ライダー以外の殿堂入りは初めてで、このスポーツにおける安全面での多大な貢献が称えられた。
日本時間午後9時15分(現地時間午後1時15分)から始まったP1は35分間。気温24度、路面温度40度、湿度58%、まだ変わらず風は強くなく、部分的に曇ったドライコンディション。午前の走行に比べ、路面温度がかなり上がったこともあり、スタートは他チームの様子を伺いながらゆっくり始まった。
開始5分過ぎ、鈴木が2周目に2分10秒714のトップタイムを記録。開始10分ごろには、鈴木のチームメイト、コリン・ベイヤー(ハスクバーナ)が2分10秒056を記録しトップに立つ。
その頃、ノア・デットウィラー(KTM)が6コーナーで転倒。イエローフラッグが出された。続いて2分10秒625でこのセッションの自己記録を更新したばかりのアロンソも6コーナーで転倒。アロンソは自力でピットへ戻った。
残り10分を切り、ルーキーのジェイコブ・ルールストン(ガスガス)が10周目で2分10秒038を記録しトップに立つものの、残り5分を切ってベイヤーが10周目に2分9秒565を出し、再びトップへ。ベイヤーはその直後6コーナーで転倒。
終盤、鈴木はアロンソのすぐ後ろでピットアウトし、スリップストリームを狙ったようだったが、何台かの混戦となり、誰も大きくタイムが縮まることはなく、トップは転倒前にベイヤーが記録した2分09秒565。2番手オルトラで2分09秒952、3番手ルールストン2分10秒038。4番手に地元イギリス人のスコット・オグデン(ホンダ)が入り2分10秒040、5番手ステファノ・ネパ(KTM)2分10秒100、6番手アロンソ2分10秒162、7番手が鈴木で2分10秒184、8番手は山中2分10秒333。
明日、日本時間午後4時40分(現地時間午前8時40分)から始まるP2と合わせたタイムで14番手以内ならば、予選はQ2からスタート出来る。鈴木、山中、両選手ともこのまま上位で予選Q2からスタート出来るように、応援したい。
MotoGP 第10戦イギリスGP Moto3クラス1日目 フリー走行結果
1 コリン・ベイヤー (ハスクバーナ) 2分09秒565 (P1)
2 イバン・オルトラ (KTM) 2分09秒952 (P1)
3 ジョエル・ルールストン (ガスガス) 2分10秒038 (P1)
4 スコット・オグデン (ホンダ) 2分10秒040 (P1)
5 ステファノ・ネパ (KTM) 2分10秒100 (P1)
6 ダビド・アロンソ (CFMOTO) 2分10秒162 (P1)
7 鈴木竜生 (ハスクバーナ) 2分10秒184 (P1)
8 山中琉聖 (KTM) 2分10秒333 (P1)
9 ホセ・アントニオ・ルエダ (KTM) 2分10秒379 (P1)
10 リカルド・ロッシ (KTM) 2分10秒462 (P1)
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