SBK(スーパーバイク世界選手権)第5戦イギリス 3日目
2024/07/15
SBK(スーパーバイク世界選手権)第5戦イギリスラウンドは、イギリスのドニントン・パークサーキットでスーパーポールレース、レース2が開催された。
SBKのスーパーポールレースは気温18度、路面温度21度のドライコンディションの下、10周で争われた。
1周目からレースをリードしたのはニッコロ・ブレガ(ドゥカティ)。ポールスタートのトプラク・ラズガットリオグル(BMW)が2番手、8番グリッドからスタートしたジョナサン・レイ(ヤマハ)が3番手に続く。
ブレガとラズガットリオグルが3番手以下をやや引き離してトップ争いを展開。3周目にラズガットリオグルがブレガを交わしてトップに浮上すると、4周目以降、ラズガットリオグルはブレガとのリードを広げて単独トップに立ち、そのままトップでチェッカーを受けた。
ブレガも単独2番手のまま周回を重ねて4秒826差の2位でゴール。レイはブレガから1秒700差の3位でチェッカーを受け、今シーズン初、ヤマハ移籍後初の表彰台に立った。
4番手争いを制したスコット・レディング(BMW)が4位に入賞。0秒201差の5位にアレックス・ロウズ(カワサキ)が入賞した。
アルバロ・バウティスタ(ドゥカティ)が6位に続き、7位にアンドレア・ロカテッリ(ヤマハ)、8位にサム・ロウズ(ドゥカティ)、9位にダニロ・ペトルッチ(ドゥカティ)、10位にアンドレア・イアンノーネ(ドゥカティ)が入賞した。
レース2は気温21度、路面温度26度のドライコンディションの下、23周で争われた。
ポールからラズガットリオグルが好スタートでレースをリード。ラズガットリオグルは3周目には新レースレコードとなるファステストラップを記録し、2番手のニッコロ・ブレガ(ドゥカティ)に約1秒2のリードを取ると、その後も周回ごとにリードを広げ、レース中盤には約3秒半、終盤には6秒以上の差をつけて独走。レース1、スーパーポールに続いて優勝し、イギリスラウンドを完全制覇した。
ブレガは序盤から単独2番手をキープ。最終的にラズガットリオグルに8秒062差をつけられたものの、2位に入賞。5番グリッドからスタートし、序盤のレディングとのバトルを制して5周目に3番手に浮上したアレックス・ロウズが、中盤以降は単独3番手で周回を重ね、3位表彰台を獲得した。
レディングはアレックス・ロウズに先行された後は単独4番手をキープし、4位に入賞。5位にバウティスタが続いた。バウティスタはグリッドに向かうサイティングラップの最終コーナーで転倒を喫したが、グリッド上で修復を行ない、13周目に5番手に上がると、5位でチェッカーを受けた。
6位にペトルッチが入賞。最終ラップまで接戦を展開したロカテッリとレイが接戦を展開。ロカテッリが7位、レイが8位に入賞。9位にドミニク・エガター(ヤマハ)、10位にアクセル・バッサーニ(カワサキ)が入賞した。
SSP(スーパースポーツ世界選手権)のレース2は19周の予定でスタートしたが、2周目に多重クラッシュが発生し赤旗中断。
12周で再スタートが切られ、ヤリ・モンテッラ(ドゥカティ)とアドリアン・ウエルタス(ドゥカティ)が最終ラップまで接戦のトップ争いを繰り広げ、モンテッラがトップでチェッカーを受けたが、最終ラップのバックストレート後のシケインでのトラックリミットオーバーのペナルティを取られ、2位に降格。ウエルタスが優勝し、レース1に続いて優勝、今シーズン6勝目を記録した。3位にホルヘ・ナバーロ(ドゥカティ)が入賞。
鳥羽海渡(ホンダ)は再スタートレースの5周目の最終コーナーで、インをねらってきた後続のライダーが転倒、鳥羽も巻き込まれて転倒し、再スタートしたものの、ピットに戻ってリタイアとなった。
ヤマハR3 bLU cRUワールドカップのレース2では7人のライダーによるトップ争いが最後まで展開され、山根昇馬(ヤマハ)と高橋 匠(ヤマハ)もトップ集団に加わった。マルク・ビック(ヤマハ)がトップでチェッカーを受けたが、最終ラップのトラックリミットオーバーによるペナルティを取られ2位に降格。2位でチェッカーを受けたアレッサンドロ・ディ・ペルシオ(ヤマハ)が優勝となった。
山根昇馬(ヤマハ)は4位でチェッカーを受けたが、最終ラップのトラックリミットオーバーによるペナルティを取られて1ポジション降格で5位。5位でチェッカーを受けた高橋が繰り上がり4位入賞となった。
FIM WCR(ウーマンズ・レーシング世界選手権)のレース2ではマリア・エレーラ(ヤマハ)とアナ・カラスコ(ヤマハ)が最終ラップまで接戦のトップ争いを展開、エレーラが優勝し、カラスコが僅差の2位、3位にサラ・サンチェス(ヤマハ)が入賞。平野ルナ(ヤマハ)は16番グリッドからスタートし、中盤にはトップ10入り、最後まで8番手争いを展開し9位に入賞した。
SBK第5戦イギリス SBK スーパーポールレース リザルト
1 トプラク・ラズガットリオグル(BMW)
2 ニッコロ・ブレガ(ドゥカティ)
3 ジョナサン・レイ(ヤマハ)
4 スコット・レディング(BMW)
5 アレックス・ロウズ(カワサキ)
6 アルバロ・バウティスタ(ドゥカティ)
7 アンドレア・ロカテッリ(ヤマハ)
8 サム・ロウズ(ドゥカティ)
9 ダニロ・ペトルッチ(ドゥカティ)
10 アンドレア・イアンノーネ(ドゥカティ)
11 ドミニク・エガター(ヤマハ)
12 マイケル・ファン・デル・マーク(BMW)
13 レミー・ガードナー(ヤマハ)
14 ギャレット・ガーロフ(BMW)
15 チャビ・ビエルへ(ホンダ)
16 ミシェル・ルーベン・リナルディ(ドゥカティ)
17 イケル・レクオナ(ホンダ)
18 ティト・ラバット(カワサキ)
19 ブラッドリー・レイ(ヤマハ)
20 フィリップ・エッテル(ヤマハ)
21 アダム・ノロディン(ホンダ)
R アクセル・バッサーニ(カワサキ)
SBK第5戦イギリス SBK決勝レース2 リザルト
1 トプラク・ラズガットリオグル(BMW)
2 ニッコロ・ブレガ(ドゥカティ)
3 アレックス・ロウズ(カワサキ)
4 スコット・レディング(BMW)
5 アルバロ・バウティスタ(ドゥカティ)
6 ダニロ・ペトルッチ(ドゥカティ)
7 アンドレア・ロカテッリ(ヤマハ)
8 ジョナサン・レイ(ヤマハ)
9 ドミニク・エガター(ヤマハ)
10 アクセル・バッサーニ(カワサキ)
11 レミー・ガードナー(ヤマハ)
12 マイケル・ファン・デル・マーク(BMW)
13 ギャレット・ガーロフ(BMW)
14 イケル・レクオナ(ホンダ)
15 チャビ・ビエルへ(ホンダ)
16 サム・ロウズ(ドゥカティ)
17 ミシェル・ルーベン・リナルディ(ドゥカティ)
18 ブラッドリー・レイ(ヤマハ)
19 ティト・ラバット(カワサキ)
20 フィリップ・エッテル(ヤマハ)
R アンドレア・イアンノーネ(ドゥカティ)
R アダム・ノロディン(ホンダ)
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