MotoGP第8戦オランダGP Moto3クラス2日目 予選結果
2024/06/29
MotoGP第8戦オランダGP Moto3クラス2日目、予選がオランダ、TTサーキット・アッセンで開催された。日本時間午後3時40分(現地時間午前8時40分)から始まったP2は、気温18度、路面温度26度、湿度66%、晴れたドライコンディション。
早朝からクーラーボックスやパラソルなどを運び、土曜日をサーキットで満喫しようとする観客の姿が見られた。開始5分前後に、アンヘル・ピケラス(ホンダ)がマフラーから白煙を出しチェーンを引きずるシーンがあった。10分前後には、フィリッポ・ファリオリ(ホンダ)とリカルド・ロッシ(KTM)が同じ7コーナーでそれぞれ激しく転倒。
前半は記録が伸びなかったが、後半ほとんどのライダーが昨日の記録を更新し、トップは地元オランダ人のコリン・ベイヤー(ハスクバーナ)が1分39秒703の歴代コースラップ記録を出した。2番手ピケラス1分39秒777、3番手はチームメイトの山中琉聖(KTM)とランデブー走行を続けたイバン・オルトラ(KTM)で1分39秒790。
山中は1分39秒930で6番手、古里太陽(ホンダ)は1分40秒023で8番手、鈴木竜生(ハスクバーナ)は1分40秒857で19番手だった。
Moto3クラスの予選は、日本時間午後7時50分(現地時間午後12時50分)からQ1が15分間で争われた。P1とP2の総合15番手以下のライダーで始まったQ1は、気温22度、路面温度46度、湿度49%、少し曇ったドライコンディション。MotoGPクラスの予選とMotoEのレース1が終わり、昼間のため路面温度が上がり、スタートは様子を見るようにゆっくり始まった。
2周目で1分41秒266を記録していた鈴木は中盤9コーナーで転倒。イエローフラッグが出された。スリップストリームを使いたいライダーが多く、ホセ・アントニオ・ルエダ(KTM)がジョエル・エステバン(CFMOTO)に後ろへ着かれ嫌そうな様子など見られた。Q1トップはルエダで1分40秒380、2番手マッテオ・ベルテッレ(ホンダ)1分40秒770、3番手エステバン1分40秒822、4番手に転倒後6周目に1分40秒948を記録した鈴木。以上4名はQ2進出。
日本時間午後8時15分(現地時間午後1時15分)から15分で始まったQ2は、気温23度、路面温度49度、湿度45%、一部曇ったドライコンディション。開始ほどなく、ベイヤーが1分40秒055を記録しトップに立った。直後、18コーナーで激しいハイサイド転倒。大勢の地元ファンの前を通り、ピットへ戻り修復作業を待つことになる。
2周目にオルトラが1分40秒073、山中が7周目に1分40秒113のタイムを記録するが、ベイヤーの記録には届かず、残り1分ごろにはエイドリアン・フェルナンデス(ホンダ)が転倒しイエローフラッグが出された。
ベイヤーはマシン修復が間に合わず、再スタートを諦めた頃、チェッカーを受け最後のタイムアタックに挑んでいた古里が1分39秒820を記録しトップに立つ。続いてピケラスが1分39秒746で更にタイムを更新した。結果、ピケラスが自身初のポールポジションを獲得。2番手は古里、3番手がベイヤーとなった。山中は5番手、鈴木は1分40秒392で12番手。ポイントリーダーのダビド・アロンソ(CFMOTO)は1分40秒457で13番手。
明日、日本時間午後6時(現地時間午前11時)から20周で争われる決勝に向けて、初めてのフロントロー獲得を果たした古里。山中、鈴木と共に、明日の決勝も活躍を期待したい。
MotoGP 第8戦オランダGP Moto3クラス2日目 予選結果
1 アンヘル・ピケラス (ホンダ) 1分39秒746 (Q2)
2 古里太陽 (ホンダ) 1分39秒820 (Q2)
3 コリン・ベイヤー (ハスクバーナ) 1分40秒055 (Q2)
4 イバン・オルトラ (KTM) 1分40秒073 (Q2)
5 山中琉聖 (KTM) 1分40秒113 (Q2)
6 ステファノ・ネパ (ホンダ) 1分40秒146 (Q2)
7 ホセ・アントニオ・ルエダ (KTM) 1分40秒189 (Q2)
8 エイドリアン・フェルナンデス (ホンダ) 1分40秒254 (Q2)
9 ジョエル・エステバン (CFMOTO) 1分40秒284 (Q2)
10 ルカ・ルネッタ (ホンダ) 1分40秒298 (Q2)
12 鈴木竜生 (ハスクバーナ) 1分40秒392 (Q2)
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