MotoGP第6戦カタルニアGP MotoGPクラス3日目 決勝結果
2024/05/26
MotoGP第6戦カタルニアGP MotoGPクラス3日目、決勝が5月26日、スペイン、バルセロナ-カタルニア・サーキットで開催された。気温26度、路面温度47度、湿度42%、晴れ渡ったドライコンディション。公式発表延べ176684人の観客に見守られ、日本時間午後9時(現地時間午後2時)から25周で争われた。
タイヤは、アレックス・マルケス(ホンダ)以外、全員が前後ミディアムを選択していたが、ウォームアップ走行直前、マルク・マルケス(ホンダ)、ペドロ・アコスタ(KTM)、ジャック・ミラー(KTM)も後ろにソフトタイヤを装着した。音楽家のローラ・アンドレスによってコース上に用意されたグランドピアノでスペイン国家が演奏され、スタートを迎えた。
スタートは2番手スタートのフランチェスコ・バニャーヤ(ドゥカティ)がホールショットを奪った。続いてペドロ・アコスタ(KTM)、ブラッド・ビンダー(KTM)、ホルヘ・マルティン(ドゥカティ)、アレイシ・エスパロガロ(アプリリア)、ジャック・ミラー(KTM)、ラウル・フェルナンデス(アプリリア)、エネア・バスティアニーニ(ドゥカティ)、フランコ・モルビデリ(ドゥカティ)、マルク・マルケス(ドゥカティ)のトップ10。
序盤1分39秒台のラップタイムで前二人を追ったマルティンが、3周目にアコスタ、4周目10コーナーでバニャーヤを抜いてトップに立つ。3周目10コーナーではミラーが転倒。5周目にはアコスタがバニャーヤの前に出て、マルティン、アコスタの激しいトップ争いとなった。10コーナーではアウグスト・フェルナンデス(KTM)が転倒。
折り返しも近付く10周目、マルティンとトップを争っていたアコスタが10コーナーで転倒。アコスタは再スタートを切る。スタートでは出遅れたエスパロガロは、徐々に順位を上げて3番手まで回復していた。
中盤、バスティアニーニがアレックス・マルケスとのバトルを避け2コーナーをショートカットしたためロングラップペナルティーが出された。バスティアニーニはペナルティーを無視して走り続けたため、ダブルロングラップとなったが、それも無視。最終記録に32秒プラスというペナルティーを科された。
マルティンとバニャーヤのトップ争いは、徐々にバニャーヤが距離を詰め、18周目、いみじくも昨日転倒を喫した5コーナーでバニャーヤがマルティンをパス。バニャーヤは残り6周をトップで走り切り1位でチェッカー。2位マルティン。3位は14番手スタートから徐々に追い上げてきたマルク・マルケスが残り5周でエスパロガロを抜いて3位表彰台を獲得した。二人の差は僅か0.052だった。
中上貴晶(ホンダ)は14位でホンダ勢トップ。転倒のあったアコスタは13位3ポイント獲得を果たした。これによって、年間ポイントは1番手マルティン155ポイント、2番手バニャーヤ116、3番手マルク・マルケス114となり、マルティンが2番手以下とのポイント差を昨日よりも2ポイント広げる結果となった。
レース後のインタビューでバニャーヤは、次戦のホームGP、ムジェロが楽しみになったと語っていた。
MotoGP 第6戦カタルニアGP MotoGPクラス3日目 決勝結果
1 フランチェスコ・バニャーヤ(ドゥカティ)
2 ホルヘ・マルティン(ドゥカティ)
3 マルク・マルケス(ドゥカティ)
4 アレイシ・エスパロガロ(アプリリア)
5 ファビオ・ディ・ジャンアントニオ(ドゥカティ)
6 ラウル・フェルナンデス(アプリリア)
7 アレックス・マルケス(ドゥカティ)
8 ブラッド・ビンダー(KTM)
9 ファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)
10 ミゲール・オリベイラ(アプリリア)
11 マルコ・ベゼッキ(ドゥカティ)
12 マーベリック・ビニャーレス(アプリリア)
13 ペドロ・アコスタ(KTM)
14 中上貴晶(ホンダ)
15 ジョアン・ミル(ホンダ)
16 ヨハン・ザルコ(ホンダ)
17 ルカ・マリーニ(ホンダ)
18 エネア・バスティアニーニ(ホンダ)
19 ステファン・ブラドル(ホンダ)
20 アレックス・リンス(ヤマハ)
RT フランコ・モルビデリ(ドゥカティ)
RT アウグスト・フェルナンデス(KTM)
RT ジャック・ミラー(KTM)
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