MotoGP第6戦カタルニアGP Moto2クラス1日目、フリー走行がスペイン、バルセロナ-カタルニア・サーキットで行なわれた。日本時間午後4時50分(現地時間午前9時50分)から40分間行なわれたフリー走行は、気温17度、路面温度23度、湿度68％、曇りのドライコンディション。午前中から親子連れの観客などがスタンドや芝生席には見られた。

　今大会も前回に続き、怪我で欠場のボ・ベンスナイダー(カレックス)の代役でダニエル・ムニョス(カレックス)が出場している。ホルヘ・ナバロ(フォーワード)とマッティア・パシーニ(ボスコスクーロ)は、ワイルドカードでの参戦。マリオ・アジ(カレックス)は腕上がりの手術から復帰を果たした。

　この走行のトップは、マニュエル・ゴンザレス(カレックス)1分42秒860で歴代コースラップ記録を更新した。2番手アロンソ・ロペス(ボスコスクーロ)1分43秒042。3番手ジェイク・ディクソン(カレックス)1分43秒044。4番手ジョー・ロバーツ(カレックス)1分43秒320、5番手が小椋藍(カレックス)で1分43秒376だった。佐々木歩夢(カレックス)は1分44秒479で25番手。

　アジ、ナバロ、ゾンダ・ファン・デン・グールベルク(カレックス)、40分間終了後のセルジオ・ガルシア(カレックス)と転倒者が多かった。

　日本時間午後9時5分(現地時間午後2時5分)から40分で始まったP1は、気温23度、路面温度40度、湿度50％、曇りのドライコンディション。前半トップタイムを記録していたのは、先週もジュニアGPでこのサーキットを走っていたムニョスとナバロの二人だった。

　残り10分を迎え、ジョー・ロバーツ(カレックス)がフル参戦の力を見せて1分43秒015を記録しトップに立つ。しかし、残り7分を切って、ナバロが10周目に1分42秒807で歴代コースラップ記録を更新。このままワイルドカード参戦のナバロがトップとなった。2番手ロバーツ、3番手は代役で参戦のムニョスでタイムは1分43秒044。

　小椋は12周目に記録した1分43秒497で12番手。佐々木は13周目に記録した1分44秒677で29番手。ジャビ・カルデルス(カレックス)は5周目に5コーナーで転倒したが、再びコースに戻った。もう一人のスポット参戦、パシーニは13周目でグラベルに捕まっていた。

　今日のP1の結果と、明日の日本時間午後4時25分(現地時間午前9時25分)から始まるP2の結果を合わせた上位14名は予選Q2スタートが出来る。スポット参戦のライダー達は明日も変わらぬ速さで活躍するのか。日本時間午後8時45分(現地時間午後1時45分)から始まる予選と合わせ、小椋、佐々木の応援と共に注目したい要素だ。



MotoGP 第6戦カタルニアGP　Moto2クラス1日目 フリー走行結果
1 ホルヘ・ナヴァロ(フォワード) 1分42秒807 (P1)
2 ジョー・ロバーツ(カレックス) 1分43秒015 (P1)
3 ダニエル・ムニョス(カレックス) 1分43秒044 (P1)
4 マニュエル・ゴンザレス(カレックス) 1分43秒076 (P1)
5 フェルミン・アルデゲール(ボスコスクーロ) 1分43秒083 (P1)
6 アロン・カネト(カレックス) 1分43秒102 (P1)
7 フィリップ・サラッチ(カレックス) 1分43秒225 (P1)
8 セルジオ・ガルシア(ボスコスクーロ) 1分43秒232 (P1)
9 アロンソ・ロペス(ボスコスクーロ) 1分43秒302 (P1)
10 トニー・アルボリーノ(カレックス) 1分43秒355 (P1)
12 小椋藍(ボスコスクーロ) 1分43秒497 (P1)
29 佐々木歩夢(カレックス) 1分44秒677 (P1)