MotoGP第4戦スペインGP MotoGPクラス3日目 決勝結果
2024/04/28
MotoGP第4戦スペインGP MotoGPクラス3日目、決勝がスペイン、ヘレス・サーキット-アンヘル・ニエトで、4月28日、日曜日、日本時間午後9時(現地時間午後2時)から25周で争われた。気温20度、路面温度39度、湿度37%、晴れたドライコンディション。タイヤはステファン・ブラドル(ホンダ)が前ミディアム後ソフト、それ以外全員、前後ミディアムを着用。
スタートは、自身のキャリア93回目のポールポジションスタートのマルク・マルケス(ドゥカティ)がホールショット。ホルヘ・マルティン(ドゥカティ)、マルコ・ベゼッキ(ドゥカティ)、フランチェスコ・バニャーヤ(ドゥカティ)、アレックス・マルケス(ドゥカティ)、ブラッド・ビンダー(KTM)、ファビオ・ディ・ジャンアントニオ(ドゥカティ)、エネア・バスティアニーニ(ドゥカティ)、フランコ・モルビデリ(ドゥカティ)、ミゲール・オリベイラ(アプリリア)と続いた。5コーナー付近で、バニャーヤはベゼッキのスリップからマルティンの一瞬の隙も付き2番手に上がる。2周目には、マルク・マルケスも抜いてトップへ。
同じ2周目、マルティンがマルク・マルケス、バニャーヤの前に出てトップに立ち、マルティン、バニャーヤ、マルク・マルケス、ベゼッキ、アレックス・マルケス、ビンダー、オリベイラ、ジャック・ミラー(KTM)、バスティアニーニ、ジャンアントニオ、ダニ・ペドロサ(KTM)と続いた。後方では、アウグスト・フェルナンデスがジャンプスタートでロングラップペナルティーを科された。
4周目、ペドロサが8コーナーで転倒リタイア。トップはマルティンにバニャーヤがテイルトゥーノウズで続き、ベゼッキがマルケスを抜いて3番手。10周目に入り、16番手のヨハン・ザルコ(ホンダ)と17番手のアレイシ・エスパロガロ(アプリリア)が接触、転倒。11周目、6コーナーでトップを走っていたマルティンがスライドダウン。先頭はバニャーヤ、ベゼッキ、マルク・マルケスのトップ3になる。後方では、ロレンツォ・サルバドーリ(アプリリア)がピットイン、リタイア。
13周目には、マルク・マルケスが13コーナーでベゼッキを抜き2番手に浮上。その後ろにベゼッキ、アレックス・マルケス、ビンダー、バスティアニーニ、オリベイラ、ジャンアントニオ、マーベリック・ビニャーレス(アプリリア)、ミラー、ペドロ・アコスタ(KTM)の順になった。15周目には、アコスタがミラーを抜いて10番手。
17周目には、モルビデリがミラーに接触、二人ともリタイア。20周目、マルク・マルケスが1分37秒655の歴代レースラップ記録を更新し、バニャーヤを追撃。アウグスト・フェルナンデスはピットインしてそのままリタイア。23周目には、バニャーヤが1分37秒499で更にラップ記録を更新し、マルク・マルケスを離す。サイドバイサイド、時にはマルク・マルケスの肩がバニャーヤのタイヤに触る激しいトップ争いは、バニャーヤがトップでチェッカーを受けた。2位マルク・マルケス、3位ベゼッキ。日本人ライダー中上は14位。181289人と発表された大観衆は、極上のバトルに凄い歓声を上げていた。
この日はF1ドライバーのカルロス・サインツJr.も駆けつけ、スペイン出身DJのインディラ・パガノットがチェッカーを振った。パガノットは表彰式後にDJを披露し、バニャーヤ、マルク・マルケス、ベゼッキも一緒に盛り上がり、大会を華やかにした。
この結果を受け、ポイントランキングトップはマルティンのまま92ポイント、2番手バニャーヤ75、3番手バスティアニーニ70、4番手アコスタ69、5番手ビニャーレス63、6番手マルク・マルケス60、7番手ビンダー59。楽しみな展開で、次戦フランスGPを迎える。
MotoGP 第4戦スペインGP MotoGPクラス3日目 決勝結果
1 フランチェスコ・バニャーヤ(ドゥカティ)
2 マルク・マルケス(ドゥカティ)
3 マルコ・ベゼッキ(ドゥカティ)
4 アレックス・マルケス(ドゥカティ)
5 エネア・バスティアニーニ(ドゥカティ)
6 ブラッド・ビンダー(KTM)
7 ファビオ・ディ・ジャンアントニオ(ドゥカティ)
8 ミゲール・オリベイラ(アプリリア)
9 マーベリック・ビニャーレス(アプリリア)
10 ペドロ・アコスタ(KTM)
11 ラウル・フェルナンデス(アプリリア)
12 ジョアン・ミル(ホンダ)
13 アレックス・リンス(ヤマハ)
14 中上貴晶(ホンダ)
15 ファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)
16 ステファン・ブラドル(ホンダ)
17 ルカ・マリーニ(ホンダ)
RT アウグスト・フェルナンデス(KTM)
RT ジャック・ミラー(KTM)
RT フランコ・モルビデリ(ドゥカティ)
RT ロレンツォ・サルバドーリ(アプリリア)
RT ホルヘ・マルティン(ドゥカティ)
RT ヨハン・ザルコ(ホンダ)
RT アレイシ・エスパロガロ(アプリリア)
RT ペドロ・アコスタ(KTM)
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