MotoGP第4戦スペインGP Moto3クラス3日目 決勝結果
2024/04/28
MotoGP第4戦スペインGP Moto3クラス3日目 決勝結果
MotoGP第4戦スペインGP Moto3クラス3日目、決勝がスペイン、ヘレス・サーキット-アンヘル・ニエトで、4月28日に行なわれた。日本時間午後6時(現地時間午前11時)から19周で競われた。
ヘレス・サーキットの丘にある芝生席には、Moto3決勝が始まる2時間以上前から芝生が見えなくなるほど多くの観客が詰めかけていた。気温15度、路面温度27度、湿度63%、昨日とは違い雲一つない晴れたドライコンディション。それでも、一部レインスポットが残り、ライダーには難しいコンディションに違いなかった。
サイティングラップの途中、日本人ライダー山中琉聖(KTM)がマシントラブルでピットに戻るハプニングがあった。山中は無事にサイティングラップ時間内に再スタートする事ができ、自分のグリッドからスタート出来た。
スタートはダビド・ムニョス(KTM)がホールショットを奪い、ダビド・アロンソ(CFMOTO)、ジョエル・エステバン(CFMOTO)、山中、コリン・ベイヤー(ハスクバーナ)、イバン・オルトラ(KTM)、ジョエル・ケルソ(KTM)、鈴木竜生(ハスクバーナ)、二コラ・カッラロ(KTM)、アンヘル・ピゲラス(ホンダ)と続いた。
6コーナーでアロンソはムニョスの前に出たものの、13コーナーで転倒、再スタートするが順位を落とす。2周目に入るときには、ムニョス、ベイヤー、山中、オルトラ、ケルソ、エステバン、鈴木の順だった。この周の途中で、ベイヤーはムニョスの前に出て、その後ろにオルトラ、山中、エステバン、ケルソの順でトップ争いが激しく続いた。
3周目で7番手走行中だった鈴木がマシントラブルにより、一度ピットへ入り作業をしてから周回遅れの再スタート。古里は14番手を走行。転倒から再スタートしたアロンソは、最後尾26番手から追い上げていた。
トップ6台はテイルトゥーノウズで続き、2番手以下は順位を入れ替えながら激しい戦いが続いた。山中は8周目にトップラップタイム1分45秒105を記録し、順位を4番手とした。トップ6からは少し離れて、ステファノ・ネパ(ホンダ)、ダニエル・オルガド(ガスガス)、エイドリアン・フェルナンデス(ホンダ)、カッラロ、ピゲラスが激しく7番手争いをしていた。
残り5周になると、転倒から追い上げていたアロンソが、13番手を走行していた古里も抜き、更に追い上げる。アロンソとサイドバイサイドになった古里には、トラックリミットの注意が出された。
最終ラップまで、ベイヤーとムニョス、オルトラの激しいトップ争いは続いた。山中は単独4番手。その後ろのエステバンは、最終ラップで転倒、リタイア。ベイヤーは最後までトップでチェッカーを受け、ムニョスは0.045秒差で2位。3位にオルトラ、山中は4位でチェッカーを受けた。古里は17位。鈴木は25位。
ベイヤーは昨年マレーシアGP以来の優勝で、ポイントを46に伸ばし、ランキング3番手。7位で9ポイント獲得し、合計74ポイントのオルガドがチャンピオンシップポイントトップのまま、2番手アロンソとの差を6と広げた。山中は4位13ポイントを獲得し、合計26ポイントで8番手。鈴木は合計22ポイントで11番手、古里は現在16ポイントで15番手。2024年シーズン4戦が終わり、今後のポイントランキングにも注目したい。4月30日にはヘレスでテストも行なわれ、次戦は、5月10日からフランスGPが始まる。
MotoGP第4戦スペインGP Moto3クラス3日目 決勝結果
1 コリン・ベイヤー (ハスクバーナ)
2 ダビド・ムニョス (KTM)
3 イバン・オルトラ (KTM)
4 山中琉聖 (KTM)
5 ジョエル・ケルソ (KTM)
6 エイドリアン・フェルナンデス (ホンダ)
7 ダニエル・オルガド (ガスガス)
8 ステファノ・ネパ (KTM)
9 アンヘル・ピゲラス (ホンダ)
17 古里太陽 (ホンダ)
25 鈴木竜生 (ハスクバーナ)
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