MotoGP第4戦スペインGP Moto2クラス2日目、予選がスペイン、ヘレス・サーキット-アンヘル・ニエトで、4月27日土曜日に行なわれた。日本時間午後4時25分(現地時間午前9時25分)から30分間行なわれたプラクティス2は、気温13度、路面温度16度、湿度92％、小雨のウェットコンディション。昨日の転倒で、アロン・カネト(カレックス)は左足首を痛め、手術を行い今日から欠場。

　セナ・アギナス(カレックス)、デニス・フォッジャ(カレックス)、佐々木歩夢(カレックス)、チャビエル・アルティガス(カレックス)、マッテオ・フェラーリ(カレックス)、フェルミン・アルデゲール(ボスコスクーロ)、ゾンダ・ファン・デン・グールベルク(カレックス)、ホルヘ・ナバロ(カレックス)、セルジオ・ガルシア(カレックス)と、多くの転倒者が出た。

　このセッションのトップタイムは、ガルシアで1分54秒051。2番手がトニー・アルボリーノ(カレックス)1分54秒190、3番手ジェイク・ディクソン(カレックス)1分54秒282、4番手が小椋藍(ボスコスクーロ)1分54秒732だった。

　9コーナーで激しいハイサイド転倒を喫した佐々木は、この後、ヘレス市内の病院へ頭部の検査のために向かった。そのため、今日の予選は欠場。

　日本時間午後8時45分(現地時間午後1時45分)から15分間で始まった予選Q1は、プラクティス1、2の総合15番手以下のライダーで争われた。気温19度、路面温度32度、湿度50％、部分的に雲が残るドライコンディション。残り5分近くで1分41秒961を出したアルボリーノがトップだった。残り2分頃、フォッジャが1コーナーで転倒、イエローフラッグが出されたため、終盤で思うようにタイムアタックが出来ないライダーも居た。

　2番手はセレスティーノ・ビエッティ(カレックス)1分42秒318、3番手ディオゴ・モレイラ(カレックス)1分42秒380、4番手ジェレミー・アルコバ(カレックス)1分42秒405、以上4名はQ2に進出。

　日本時間午後9時10分(現地時間午後2時10分)から15分間行なわれたQ2は、気温19度、路面温度29度、湿度55％、一部曇ったドライコンディション。開始直後にグールベルクが5コーナー、3分経過ほどでアロンソ・ロペス(ボスコスクーロ)も5コーナーで転倒。

　そんな中、アルデゲールはタイムを刻み最終的には1分40秒673でポールポジションを獲得した。2番手は、アルベルト・アレナス(カレックス)。最終8ラップ目で1分41秒111を記録した。3番手は6周目に1分41秒466をマークしていたディクソン。小椋はコースコンディションもあったのか、開始しばらくはコースに入らず、記録は1分42秒705で17番手。明日は6列目スタートとなる。

　2024年シーズン過去3戦は毎回、優勝者の違うMoto2クラス。明日21周で争われる決勝は日本時間午後7時15分(現地時間午後12時15分)スタート。何が起こっても不思議ではない戦いが楽しみだ。



MotoGP第4戦スペインGP　Moto2クラス2日目 予選結果
1 フェルミン・アルデゲール(ボスコスクーロ) 1分40秒673 (Q2)
2 アルベルト・アレナス(カレックス) 1分41秒111 (Q2)
3 ジェイク・ディクソン(カレックス) 1分41秒466 (Q2)
4 マニュエル・ゴンザレス(カレックス) 1分41秒554 (Q2)
5 ディオゴ・モレイラ(カレックス) 1分41秒657 (Q2)
6 セルジオ・ガルシア(カレックス) 1分41秒706 (Q2)
7 セレスティーノ・ビエッティ(カレックス) 1分41秒741 (Q2)
8 トニー・アルボリーノ(カレックス) 1分41秒759 (Q2)
9 ジェレミー・アルコバ(カレックス) 1分41秒771 (Q2)
10 マルコス・ラミレス(フォワード) 1分41秒788 (Q2)
17 小椋藍(ボスコスクーロ) 1分42秒705 (Q2)
NC 佐々木歩夢(カレックス)