SBK(スーパーバイク世界選手権)第3戦オランダ 3日目
2024/04/22
SBK(スーパーバイク世界選手権)第3戦オランダラウンドは、オランダのアッセン(TTサーキット・アッセン)でスーパーポールレース、レース2が開催された。
SBKのスーパーポールレースは気温8度、路面温度14度のドライコンディションの下、10周で争われた。
2番グリッドのニッコロ・ブレガ(ドゥカティ)が好スタートでレースをリード。ブレガは2周目には約1秒、5周目には約2秒半のリードを取ってトップを独走する。
その後方では中盤までジョナサン・レイ(ヤマハ)、トプラク・ラズガットリオグル(BMW)、アレックス・ロウズ(カワサキ)らが接戦の2番手争いを展開するが、7番グリッドからスタートし、4周目まで7番手だったアルバロ・バウティスタ(ドゥカティ)が中盤以降、次々とポジションを挽回。7周目にはアレックス・ロウズ、レイを交わして2番手に上がると、約1秒先行していたトップのブレガに迫る。
ブレガの背後まで迫った残り2周でブレガを交わしてトップに浮上。最後は約2秒6の差をつけて優勝し、ランキングトップに浮上した。
2位にブレガが入賞。3番手争いは残り2周でレイを交わしたレミー・ガードナー(ヤマハ)が最終ラップの最終コーナーまでアレックス・ロウズと接戦を展開。アレックス・ロウズが僅差で抑えきり、3位表彰台を獲得。ガードナーは4位入賞となった。
5位にレイ、6位にアンドレア・ロカテッリ(ヤマハ)、7位にサム・ロウズ(ドゥカティ)、8位にマイケル・ファン・デル・マーク(BMW)、ラズガットリオグルは中盤以降ペースが上がらず、9位でゴール。10位にスコット・レディング(BMW)が入賞した。
レース2は気温9度、路面温度17度のドライコンディションの下、21周でスタート。アルバロ・バウティスタ(ドゥカティ)のリードで始まり、アンドレア・ロカテッリ(ヤマハ)、レミー・ガードナー(ヤマハ)、トプラク・ラズガットリオグル(BMW)が続く。
ドライコンディションで始まったレースだったが、開始12分すぎ、レース中盤の8周目に差し掛かったころにセクター2で雨が落ち始め、ホワイトフラッグが掲示される。レースは7周目にラズガットリオグルがトップに立つが、その後、雨はセクター3に拡大。9周目に再びバウティスタがトップに浮上。雨が強まった12周目にはガードナーがトップに立つ。雨による赤旗の可能性もあり、トップ集団のポジション争いは激しく、14周目にはロカテッリがトップに浮上し、16周目には再びラズガットリオグルがトップを奪取。
レース終盤になるとセクター4まで雨は拡大。終盤はラズガットリオグル、バウティスタ、ガードナーのトップ争いとなり、ラズガットリオグルが逃げ切って今シーズン2勝目を記録。0.625差の2位にバウティスタ、3位にガードナーが入賞した。ガードナーはSBK初表彰台を獲得。
4位にアンドレア・イアンノーネ(ドゥカティ)、5位にロカテッリが続き、6位にサム・ロウズ(ドゥカティ)、7位にドミニク・エガター(ヤマハ)、8位にニッコロ・ブレガ(ドゥカティ)、9位にマイケル・ファン・デル・マーク(BMW)、10位にチャビ・ビエルへ(ホンダ)が入賞。
タラン・マッケンジー(ホンダ)が11位、ギャレット・ガーロフ(BMW)が12位、ミシェル・ルーベン・リナルディ(ドゥカティ)が13位、フィリップ・エッテル(ヤマハ)が14位、ティト・ラバット(カワサキ)が15位に入賞。
レース1で優勝した代役参戦のニコラス・スピネッリ(ドゥカティ)は16位に終わり、
ジョナサン・レイ(ヤマハ)とアレックス・ロウズ(カワサキ)は8番手を争っていた10周目の1コーナーで接触転倒。レイは再スタートし、19位でチェッカーを受けたが、アレックス・ロウズはリタイアとなった。
SSP(スーパースポーツ世界選手権)のレース2は気温8度、路面温度17度のドライコンディションの下、18周ででスタートしたが、ウォームアップラップのころから雨が降り、1周を終えてピットインしてタイヤを交換するライダーも多く、混乱したレースとなった。
グレン・ヴァン・ストラーレン(ヤマハ)が15周目にトップに立ち、優勝した。ヴァン・ストラーレンは2周を終えてタイヤ交換し、19番手まで後退したが、追い上げてホームレースで優勝。
2位にアドリアン・ウエルタス(ドゥカティ)、3位にニキ・トゥーリ(ドゥカティ)が続いた。
鳥羽海渡(ホンダ)は1周を終えてピットに戻りタイヤ交換。6周目にはトップ集団に追いつき、一時トップを走った。レース終盤にペースが落ちたものの、7位に入賞。大久保光(カワサキ)は18位でチェッカーを受けた。
SSP300(スーパースポーツ300世界選手権)のレース2は気温9度、路面温度19度のドライコンディションの下、18周の予定でスタートを切ったが、トップ集団が12周を回ったところで転倒者が出て赤旗が掲示され、レース終了となった。
ダニエル・モヘダ(カワサキ)が優勝し、レース1に続いて連勝。。2位にロリス・ベネマン(カワサキ)、3位にペトル・スポボダ(カワサキ)が入賞した。
ヤマハR3 bLU cRU FIMワールドカップのレース2は気温9度、路面温度18度のドライコンディションの下、10周で争われた。
マルク・ビックとゴンザロ・サンチェス・メレンデスが後続を引き離してトップ争いを展開。最終ラップに前に出たメレンデスが優勝。ビックは終始トップを走ったが、最後に逆転され、僅差の2位に入賞。
8人のライダーによる3位争いの接戦を制したエドゥアルド・ブルが3位に入賞。高橋 匠と山根昇馬も最後まで3番手争いの集団に加わり、高橋が4位、山根が9位に入賞した。
SBK第3戦オランダ SBK スーパーポールレース リザルト
1 アルバロ・バウティスタ(ドゥカティ)
2 ニッコロ・ブレガ(ドゥカティ)
3 アレックス・ロウズ(カワサキ)
4 レミー・ガードナー(ヤマハ)
5 ジョナサン・レイ(ヤマハ)
6 アンドレア・ロカテッリ(ヤマハ)
7 サム・ロウズ(ドゥカティ)
8 マイケル・ファン・デル・マーク(BMW)
9 トプラク・ラズガットリオグル(BMW)
10 スコット・レディング(BMW)
11 ギャレット・ガーロフ(BMW)
12 チャビ・ビエルへ(ホンダ)
13 アクセル・バッサーニ(カワサキ)
14 ドミニク・エガター(ヤマハ)
15 アンドレア・イアンノーネ(ドゥカティ)
16 ミシェル・ルーベン・リナルディ(ドゥカティ)
17 タラン・マッケンジー(ホンダ)
18 ニコラス・スピネッリ(ドゥカティ)
19 フィリップ・エッテル(ヤマハ)
20 ブラッドリー・レイ(ヤマハ)
R アダム・ノロディン(ホンダ)
R ティト・ラバット(カワサキ)
SBK第3戦オランダ SBK決勝レース2 リザルト
1 トプラク・ラズガットリオグル(BMW)
2 アルバロ・バウティスタ(ドゥカティ)
3 レミー・ガードナー(ヤマハ)
4 アンドレア・イアンノーネ(ドゥカティ)
5 アンドレア・ロカテッリ(ヤマハ)
6 サム・ロウズ(ドゥカティ)
7 ドミニク・エガター(ヤマハ)
8 ニッコロ・ブレガ(ドゥカティ)
9 マイケル・ファン・デル・マーク(BMW)
10 チャビ・ビエルへ(ホンダ)
11 タラン・マッケンジー(ホンダ)
12 ギャレット・ガーロフ(BMW)
13 ミシェル・ルーベン・リナルディ(ドゥカティ)
14 フィリップ・エッテル(ヤマハ)
15 ティト・ラバット(カワサキ)
16 ニコラス・スピネッリ(ドゥカティ)
17 ブラッドリー・レイ(ヤマハ)
18 アクセル・バッサーニ(カワサキ)
19 ジョナサン・レイ(ヤマハ)
20 アダム・ノロディン(ホンダ)
R アレックス・ロウズ(カワサキ)
R スコット・レディング(BMW)
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