MotoGP第4戦スペインGP Moto3クラス1日目、フリー走行がスペイン、ヘレス・サーキット-アンヘル・ニエトで、4月26日金曜日に行なわれた。日本時間午後4時(現地時間午前9時)から35分間で始まったフリー走行は、気温13度、路面温度21度、湿度74％、晴れたドライコンディション。

　金曜の早朝にもかかわらず、ビールを片手にMoto3の走行からしっかり楽しむ観客の姿も見られた。前戦アメリカGP中に、虫垂炎を患い、手術を行ったホセ・アントニオ・ルエダ(KTM)は、今大会、体調次第で出場予定だが、今日の走行には参加出来なかった。

　多くのライダー達が、テストやジュニアカップ、ルーキーズカップなど経験を多く積んでいるこのサーキット。フリー走行で周回を重ねる中、残り3分を切ってダビド・アロンソ(CFMOTO)が1分44秒590の歴代コースレコードを記録した。このセッショントップは、このままアロンソ、2番手ダビド・ムニョス(KTM)1分45秒669、3番手エイドリアン・フェルナンデス(ホンダ)1分45秒919。日本人ライダーの山中琉聖(KTM)は8番手1分46秒364、鈴木竜生(ハスクバーナ)は 14番手1分46秒712、古里太陽(ホンダ)は22番手1分47秒442だった。

　日本時間午後8時15分(現地時間午後1時15分)から35分間行なわれたプラクティス1は、気温20度、路面温度36度、湿度41％、晴れ渡ったドライコンディション。この走行でも、昨日18歳の誕生日を迎えたコロンビア人ライダー、アロンソはスリップストリームを使う事なく単独走行でトップタイムを刻んでいた。多くのライダーがタイムアタックをする中、残り3分前後には、1分43秒710を記録し、午前に自身が記録した歴代コースラップを更新。2番手以下に0.969とほぼ1秒の差を付け1番手となった。2番手はルーキーのオーストラリア人、ジェイコブ・ルールストン(KTM)1分44秒679。3番手オランダ人ライダー、コリン・ベイヤー(ハスクバーナ)1分44秒762、トップ3には地元スペイン人ライダーが入らなかった。4番手にスペイン人ライダー、現在ポイントトップのダニエル・オルガド(KTM)1分44秒892。

　日本人ライダーは、11番手に鈴木1分45秒333、12番手が山中1分45秒474、16番手は古里1分45秒779。2番手以降16番手の古里までは、1.1秒という僅差で、明日のプラクティス2を迎え、プラクティス1と2の総合結果を踏まえて、予選が行なわれる。明日は、午後3時40分(現地時間午前8時40分)から始まるプラクティス2から日本人勢を応援し、3人とも予選はQ2スタート出来ることを願う。


MotoGP第4戦スペインGP Moto3クラス1日目　フリー走行結果
1 ダビド・アロンソ (CFMOTO) 1分43秒710 (P1)
2 ジェイコブ・ルールストン (KTM) 1分44秒679 (P1)
3 コリン・ベイヤー (ハスクバーナ) 1分44秒762 (P1)
4 ダニエル・オルガド (ガスガス) 1分44秒892 (P1)
5 ダビド・アルマンサ (ホンダ) 1分45秒122 (P1)
6 ジョエル・ケルソ (KTM) 1分45秒158 (P1)
7 イバン・オルトラ (KTM) 1分45秒163 (P1)
8 リカルド・ロッシ (KTM) 1分45秒178 (P1)
9 ダビド・ムニョス (KTM) 1分45秒197 (P1)
10 ステファノ・ネパ (KTM) 1分45秒297 (P1)
11 鈴木竜生 (ハスクバーナ) 1分45秒333 (P1)
12 山中琉聖 (KTM) 1分45秒474 (P1)
16 古里太陽 (ホンダ) 1分45秒779 (P1)