MotoGP第20戦バレンシアGP MotoGPクラス2日目 スプリント結果
2023/11/26
MotoGP第20戦バレンシアGP MotoGPクラス2日目スプリントは、現地時間午後3時(日本時間午後11時)から13周で争われた。気温18度、路面温度25度、湿度53%、晴れたドライコンディション。タイヤ選択はマーベリック・ビニャーレス(アプリリア)とブラッド・ビンダー(KTM)とジャック・ミラー(KTM)は前ハード、後ソフト、フランチェスコ・バニャーヤ(ドゥカティ)は前後ミディアム、ヨハン・ザルコ(ドゥカティ)とホルヘ・マルティン(ドゥカティ)は前ミディアム、後ソフトと、前2列だけでもばらばらだった。
好スタートでホールショットを奪ったのはバニャーヤ。すかさず、ビニャーレスがトップを奪い返し、ビニャーレス、バニャーヤ、マルティン、ビンダー、アレックス・マルケス(ホンダ)の順になる。1周目の終盤で、マルティンがバニャーヤを抜きに行った後ろから、ビンダーがマルティン、バニャーヤの前に出て、更には、マルク・マルケスも前に出る。
2周目は、ビニャーレス、ビンダー、マルク・マルケス、マルティン、バニャーヤ、マルコ・ベゼッキ(ドゥカティ)、ザルコ、ファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)、ファビオ・ディ・ジャンアントニオ(ドゥカティ)、アレックス・マルケス(ドゥカティ)の順で始まり、マルティンがマルク・マルケスを抜き返す。
3周目、ビニャーレスは2番手以降を0.792離し、ビンダー、マルティン、マルク・マルケスは接戦、5番手バニャーヤは4番手と0.708離され、後ろからはクアルタラロが迫っていた。4周目には、ビニャーレスと2番手以降の差は0.436と縮まり、4番手マルク・マルケスと5番手バニャーヤの差は1.361と更に広がった。
先頭のビニャーレスをビンダー、マルティン、マルク・マルケスが追い、クアルタラロがバニャーヤを抜いた5周目の6コーナー、クアルタラロは抜いた直後に転倒。6周目に入ると、ビニャーレスをビンダー、マルティンが捉え始める。7周目には、ビニャーレス、ビンダー、マルティン、マルク・マルケスのトップ4台とバニャーヤの差は1.719まで広がった。
8周目、ビンダー、マルティンがビニャーレスを抜いて、ビンダー、マルティン、ビニャーレス、マルク・マルケス、バニャーヤ、ジャンアントニオ、ベゼッキ、アレックス・マルケス、ザルコ、ラウル・フェルナンデス(アプリリア)の順になった。この周、マルティンはビンダーを抜いてトップに立つ。
その後9周目からは、マルティン、ビンダーのトップ争い、マルク・マルケス、ビニャーレスの3番手争い、バニャーヤ、ジャンアントニオの5番手争いの構図になって行った。
ラスト3周はビンダーを引き離すほどではないものの、マルティンが走り抜けてトップでチェッカー。2位ビンダー、3位にはマルク・マルケスが入った。4位ビニャーレス、5位はジャンアントニオから逃げ切りバニャーヤ。6位ジャンアントニオ、7位ベゼッキ、8位アレックス・マルケス、9位ザルコ、10位アウグスト・フェルナンデス(ガスガス)。中上貴晶(ホンダ)は16位。
この結果により、ポイントランキングはトップバニャーヤ442、2番手マルティン428と14ポイント差。チャンピオン決定は明日の決勝へ持ち越された。バニャーヤが5位までに入れば、チャンピオンはバニャーヤ、マルティンは優勝、かつバニャーヤが6番手以下の場合はチャンピオンがマルティンになる。明日、現地時間午後3時(日本時間午後11)時から、いよいよ本当の最終決勝、決戦が始まる。
MotoGP 第20戦バレンシアGP MotoGPクラス2日目 スプリント結果
1 ホルヘ・マルティン(ドゥカティ)
2 ブラッド・ビンダー(KTM)
3 マルク・マルケス(ホンダ)
4 マーベリック・ビニャーレス(アプリリア)
5 フランチェスコ・バニャーヤ(ドゥカティ)
6 ファビオ・ディ・ジャンアントニオ(ドゥカティ)
7 マルコ・ベゼッキ(ドゥカティ)
8 アレックス・マルケス(ドゥカティ)
9 ヨハン・ザルコ(ドゥカティ)
10 アウグスト・フェルナンデス(ガスガス)
11 ラウル・フェルナンデス(アプリリア)
12 ジャック・ミラー(KTM)
13 アレイシ・エスパロガロ(アプリリア)
14 ポル・エスパロガロ(ガスガス)
15 エネア・バスティアニーニ(ドゥカティ)
16 中上貴晶(ホンダ)
17 ルカ・マリーニ(ドゥカティ)
18 フランコ・モルビデリ(ヤマハ)
19 アレックス・リンス(ホンダ)
20 ロレンツォ・サルバドーリ(アプリリア)
NC ファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)
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