MotoGP第20戦バレンシアGP Moto2クラス3日目 決勝結果
2023/11/27
MotoGP第20戦バレンシアGP Moto2クラス3日目、決勝は、スペイン、バレンシア、サーキット・リカルド・トルモで、現地時間午後1時15分(日本時間午後9時15分)から22周で争われた。気温18度、路面温度23度、湿度49%、晴れたドライコンディション。
ホールショットを奪ったのはフェルミン・アルデゲール(ボスコスクーロ)。続いてチームオーナーのシト・ポンスがMoto2を去る記念のマシン、ヘルメットで参加しているアロン・カネト(カレックス)。マルコス・ラミレス(カレックス)、ジェイク・ディクソン(カレックス)、ペドロ・アコスタ(カレックス)、アロンソ・ロペス(ボスコスクーロ)、サム・ロウズ(カレックス)、ソムキャット・チャントラ(カレックス)、ジョー・ロバーツ(カレックス)、デニス・フォッジャ(カレックス)と続いた。
以降、アルデゲールは最速ラップを出しながら、後続を突き放して行く。2番手カネト、3番手争いは、ラミレスとディクソンで激しく争っていた。5周目にはルーカス・トゥロビッチ(カレックス)が1コーナーで転倒。7周目にはセレスティーノ・ビエッティ(カレックス)も転倒。セルジオ・ガルシア(カレックス)、イザン・グエバラ(カレックス)、野左根航汰(カレックス)、エクトル・ガルソ(カレックス)も転倒リタイアだった。
5周目にはカネトがレースラップ新記録の1分33秒729でアルデゲールとの差を縮める。カネトと3番手争いのラミレス、ディクソンは6周目に2分以上に開く。カネトはアルデゲールよりも速いラップタイムで追うものの、差はなかなか縮まりきらず。8周目にはアルデゲールが最速ラップを出す。
9周目、アルデゲール、カネト、ラミレス、ディクソン、ロペス、チャントラ、ロウズ、フォッジャ、ロバーツ、アルベルト・アレナス(カレックス)の順になる。年間王者のペドロ・アコスタ(カレックス)は、12番手まで順位を落とした。9周目には、アルデゲールが1分33秒665のレースラップ新記録を更新。10周目に入ると、ロペスがディクソンの前に出て4番手。3番手争いはラミレスとロペスになる。
折り返しても、アルデゲールは安定した走りでトップ。カネトは2番手を独走する。残り10周に入ると、ロペスかラミレスの前に出て、ラミレス、ディクソン、チャントラで4番手争いになる。残り2周では、トップのアルデゲールと2番手カネトは4.142まで差が開き、カネトと3番手ロペスも2.953まで差が広がった。
トップ3は最後まで変わらず、アルデゲールが優勝。2位カネト、3位ロペス。4位ラミレスとロペスの差は僅か0.021だった。5位チャントラ、6位ディクソン、7位ロウズ、8位ロバーツ、9位フォッジャ、10位アレナス、11位に小椋藍(カレックス)が入った。年間チャンピオンのアコスタは12位。羽田大河(カレックス)は22位、野左根は転倒リタイア。
年間ポイントランキング王者のアコスタは332.5ポイント、2位トニー・アルボリーノ(カレックス)が249.5、3位アルデゲール212、4位ディクソン204、5位カネト195、6位チャントラ173.5、7位ロペス150、8位マニュエル・ゴンザレス(カレックス)145.5、9位小椋137.5、10位ビエッティ116。羽田は4.5ポイントで26位。
小椋は2024年、ポンスレーシング撤退の枠からMoto2に新規参戦するMTヘルメットMSIチームから、ボスコスクーロのシャーシで、クルーチーフを含め今のメカニック数人と共に新チームとしてMoto2参戦することが決まっている。Moto3からCorreos PrepagoヤマハVR46マスターキャンプで昇格してくる佐々木も含め、来シーズンのMoto2も楽しみだ。
MotoGP第20戦バレンシアGP Moto2クラス3日目 決勝結果
1 フェルミン・アルデゲール(ボスコスクーロ)
2 アロン・カネト(カレックス)
3 アロンソ・ロペス(ボスコスクーロ)
4 マルコス・ラミレス(フォワード)
5 ソムキャット・チャントラ(カレックス)
6 ジェイク・ディクソン(カレックス)
7 サム・ロウズ(カレックス)
8 ジョー・ロバーツ(カレックス)
9 デニス・フォッジャ(カレックス)
10 アルベルト・アレナス(カレックス)
11 小椋藍(カレックス)
12 ペドロ・アコスタ(カレックス)
13 マニュエル・ゴンザレス(カレックス)
14 バリー・バルタス(カレックス)
15 ボルハ・ゴメス(カレックス)
16 トニー・アルボリーノ(カレックス)
17 フィリップ・サラッチ(カレックス)
18 ゾンダ・ファン・デン・グールベルグ(カレックス)
19 マッテオ・フェラーリ(カレックス)
20 ダリン・ビンダー(カレックス)
21 ロリー・スキナー(カレックス)
22 羽田大河(カレックス)
23 アレックス・エスクリグ(フォワード)
24 ボ・ベンスナイダー(カレックス)
25 マッティア・カサデイ(カレックス)
26 ショーン・ディラン・ケリー(カレックス)
NC エクトル・ガルソ(カレックス)
NC セレスティーノ・ビエッティ(カレックス)
NC ルーカス・トゥロビッチ(カレックス)
NC 野左根航汰(カレックス)
NC セルジオ・ガルシア(カレックス)
NC イサン・グエバラ(カレックス)
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