NTSレーシングが、最終戦のバレンシアに復活
2023/11/25
NTSレーシングが、最終戦のバレンシアに復活した。
2018シーズンから2021年までMoto2に参戦していたNTS RWレーシングが、MotoGP第20戦バレンシアに参戦している。コロナ禍で参戦を休止していたNTSは、福島県にある高精度精密金属加工会社。レーシングマシンのフレームを製造し、全日本J-GP2のタイトルを獲得した。
ライダーはMotoEに参戦しているスペイン人のエクトル・ガルソ、25歳。最終戦の行なわれるバレンシアの出身だ。
5月にバレンシアで開催されたFIMジュニアカップのMoto2にテスト参戦、同じくテストで参戦していた小椋藍から1000分の4秒落ちのタイムをマークしていた。
マシンはNTSフレームにオーリンズサスペンション、スパークのエキゾーストパイプを使用している。
2年ぶりのワイルドカード参戦は、レギュラー参戦していたときのRWレーシングからのエントリーで、チームスタッフはMMRレーシングのメンバーが担当している。RWレーシングは今シーズン、フィーテンオリー・レーシングチームというチーム名で、バリー・バルタスとゾンタ・ファンデン・グールベルフが参戦している。
「コロナ禍で、ヨーロッパとの往復に時間がかかり、非常に困難な参戦を強いられていました。止むを得ず撤退を決めましたが、自分自身、とても中途半端な気持ちでいましたので、今回はNTS車の集大成として、区切りをつける意味での参戦です」
NTSの生田目(なまため)将弘代表は、バレンシアサーキットのパドックでこう語ってくれた。
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