MotoGP第19戦カタールGP MotoGPクラス3日目 決勝結果
2023/11/20
MotoGP第19戦カタールGP MotoGPクラス3日目は、現地時間午後3時40分(日本時間午後9時40分)から10分間のウォームアップ走行で始まった。気温27度、路面温度37度、湿度53%、晴れたドライコンディション。
この走行1位はマーベリック・ビニャーレス(アプリリア)1分53秒346、2位ヨハン・ザルコ(ドゥカティ)1分53秒582、3位ファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)1分53秒687。中上貴晶(ホンダ)は1分54秒684で17位。ミゲール・オリベイラ(アプリリア)は昨日の転倒による怪我で欠場となった。
決勝は現地時間午後8時(日本時間深夜2時)から22周で争われた。気温26度、路面温度28度、湿度59%。晴れた夜のドライコンディション。イケル・レクオナ(ホンダ)は技術的な問題で出走できなかった。アレイシ・エスパロガロ(アプリリア)は昨日、フランコ・モルビデリ(ヤマハ)を叩いた行為によって、順位を6落とした16番手スタートのペナルティーが科せられた。
タイヤ選択は、ルカ・マリーニ(ドゥカティ)、クアルタラロ、モルビデリが前ソフト、後ハード、それ以外は全員が前後ハードだった。
スタートはフランチェスコ・バニャーヤ(ドゥカティ)が好発進でホールショットを奪う。以下、マリーニ、ファビオ・ディ・ジャンアントニオ(ドゥカティ)、アレックス・マルケス(ドゥカティ)、マルク・マルケス(ホンダ)、ブラッド・ビンダー(KTM)、ヨハン・ザルコ(ドゥカティ)、ホルヘ・マルティン(ドゥカティ)、ビニャーレス、マルコ・ベゼッキ(ドゥカティ)の順。年間チャンピオンをバニャーヤと争うマルティンは、スタートで出遅れ8番手に順位を落とした。
序盤、バニャーヤはトップを快走、2番手にマリーニが着けていたが、5周目にジャンアントニオがマリーニの前に出る。ザルコとマルク・マルケスを抜いたマルティンは、6番手まで浮上していた。7周目でアレイシ・エスパロガロはリタイア。
なかなかペースを上げ切らなかったマルティンは、中盤10周目辺りから、徐々に順位を落としだす。一方、ポイントシップランキングトップのバニャーヤは、中盤もずっとトップを走っていた。終盤、残り5周に入るとトップのバニャーヤと2番手ジャンアントニオが接戦となり、残り4周の1コーナー、トップを奪ったジャンアントニオを追って接触しそうになったバニャーヤは大きく膨らみ、2番手で単独走行となる。
その後ろでは、アレックス・マルケス、マリーニ、ビンダー、ビニャーレスが3番手争いになっていた。ジャンアントニオはトップに立ったままチェッカーを受け自身MotoGPクラス初めての優勝。2位バニャーヤ。3番手争いは、最終的にマリーニが勝ち取った。マルティンは、最終10位まで順位を落とした。中上は19位完走。
この結果により、年間チャンピオンシップ争いはバニャーヤ437、マルティン416で21ポイント差に再び開いた。最終戦、バレンシアまでチャンピオン決定が持ち越しとなったMotoGPクラス、最後までチャンピオンシップ争いの行方を見届けたい。
MotoGP 第19戦カタールGP MotoGP3日目 決勝結果
1 ファビオ・ディ・ジャンアントニオ(ドゥカティ)
2 フランチェスコ・バニャーヤ(ドゥカティ)
3 ルカ・マリーニ(ドゥカティ)
4 マーベリック・ビニャーレス(アプリリア)
5 ブラッド・ビンダー(KTM)
6 アレックス・マルケス(ドゥカティ)
7 ファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)
8 エネア・バスティアニーニ(ドゥカティ)
9 ジャック・ミラー(KTM)
10 ホルヘ・マルティン(ドゥカティ)
11 マルク・マルケス(ホンダ)
12 ヨハン・ザルコ(ドゥカティ)
13 マルコ・ベゼッキ(ドゥカティ)
14 ジョアン・ミル(ホンダ)
15 アウグスト・フェルナンデス(ガスガス)
16 フランコ・モルビデリ(ヤマハ)
17 ラウル・フェルナンデス(アプリリア)
18 ポル・エスパロガロ(アプリリア)
19 中上貴晶(ホンダ)
NC アレイシ・エスパロガロ(アプリリア)
NS イケル・レクオナ(ホンダ)
こんな記事も読まれています