MotoGP第19戦カタールGP MotoGPクラス2日目 スプリント結果
2023/11/19
MotoGP第19戦カタールGP MotoGPクラス2日目、スプリントは、カタール、ロサイル・インターナショナルサーキットで、現地時間午後8時(日本時間深夜2時)から11周で争われた。気温23度、路面温度26度、湿度79%、晴れた夜のドライコンディション。
ポールポジションから好スタートで最初にトップに立ったのはルカ・マリーニ(ドゥカティ)だった。続いてアレックス・マルケス(ドゥカティ)、ホルヘ・マルティン(ドゥカティ)、フランチェスコ・バニャーヤ(ドゥカティ)、マルク・マルケス(ホンダ)、ヨハン・ザルコ(ドゥカティ)、ファビオ・ディ・ジャンアントニオ(ドゥカティ)、ブラッド・ビンダー(KTM)、マーベリック・ビニャーレス(アプリリア)の上位10台。1周目から、マルティン、バニャーヤは肘と肘を当てながらの激しい戦い。
1周目6コーナーでは、エネア・バスティアニーニ(ドゥカティ)、アレイシ・エスパロガロ(アプリリア)、ミゲール・オリベイラ(アプリリア)の絡む事故が発生。バスティアニーニとアレイシ・エスパロガロは何とか再スタートを切るが、アレイシ・エスパロガロは1周でリタイア。
2周目に入り、マリーニ、アレックス・マルケスのトップ2と後続は0.632と少し開く。しかし、マルティンがファーステストラップで走り、3周目にはアレックス・マルケスとの差を0.291と再び縮める。後方では、ジャンアントニオにバニャーヤが抜かれ、順位が入れ替わる。3周目で最速ラップを出した、ジャンアントニオが徐々にトップ3のマリーニ、アレックス・マルケス、マルティンとの差を詰めだす。
4周目には、マリーニ、アレックス・マルケス、マルティン、ジャンアントニオのトップ争いと、5番手バニャーヤの間隔が開き、6番手ビンダー以降はビニャーレス、ザルコ、マルク・マルケス、ラウル・フェルナンデス(アプリリア)、アウグスト・フェルナンデス(ガスガス)、ファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)、マルコ・ベゼッキ(ドゥカティ)辺りまで混戦。
5周目に入ると、前ソフト後ハードタイヤで走行していたマリーニが、前後ハードタイヤで臨んだマルティン、アレックス・マルケス、ジャンアントニオに詰め寄られ、マルティンとジャンアントニオに先を許す。トップに立ったマルティンは、6周目以降、徐々に2番手から後ろを離しにかかる。
7周目では、トップのマルティンと2番手ジャンアントニオの差が0.499と広がる。しかし8周目では再び0.258となり、2番手以降も必死にマルティンに食らいついていく。一方、チャンピオンポイントリーダーのバニャーヤは、ビニャーレスと激しく5番手争いをしていた。
残り3周になると、逃げるマルティンをジャンアントニオ、マリーニ、アレックス・マルケスで追う一方、バニャーヤはビニャーレスを何とか振り切るかたちで5番手をキープ。そのまま最終ラップを迎え、マルティンが優勝、2位ジャンアントニオ、3位マリーニ、4位アレックス・マルケス、5位バニャーヤ、6位ビニャーレス、7位ビンダー、8位クアルタラロ、9位アウグスト・フェルナンデス、10位ザルコでチェッカーを受けた。日本人ライダー中上貴晶(ホンダ)は18位完走。
この結果により、年間ポイントランキングはバニャーヤ417ポイント、マルティン410ポイントで7ポイント差。明日の決勝では入れ替わる可能性も出てきた。明日、現地時間午後8時(日本時間深夜2時)からの決勝は22周。明日も熱い戦いが観られそうだ。
MotoGP 第19戦カタールGP MotoGPクラス2日目 スプリント結果
1 ホルヘ・マルティン(ドゥカティ)
2 ファビオ・ディ・ジャンアントニオ(ドゥカティ)
3 ルカ・マリーニ(ドゥカティ)
4 アレックス・マルケス(ドゥカティ)
5 フランチェスコ・バニャーヤ(ドゥカティ)
6 マーベリック・ビニャーレス(アプリリア)
7 ブラッド・ビンダー(KTM)
8 ファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)
9 アウグスト・フェルナンデス(ガスガス)
10 ヨハン・ザルコ(ドゥカティ)
11 マルク・マルケス(ホンダ)
12 ジャック・ミラー(KTM)
13 マルコ・ベゼッキ(ドゥカティ)
14 ラウル・フェルナンデス(アプリリア)
15 フランコ・モルビデリ(ヤマハ)
16 ポル・エスパロガロ(ガスガス)
17 イケル・レクオナ(ホンダ)
18 中上貴晶(ホンダ)
19 ジョアン・ミル(ホンダ)
20 エネア・バスティアニーニ(ドゥカティ)
NC アレイシ・エスパロガロ(アプリリア)
NC ミゲール・オリベイラ(アプリリア)
こんな記事も読まれています