MotoGP第18戦マレーシアGP MotoGPクラス3日目 決勝結果
2023/11/12
MotoGP第18戦マレーシアGP MotoGPクラス3日目、マレーシア、ペトロナス・セパン・インターナショナルサーキットでは、現地時間午前10時40分(日本時間午前11時40分)からウォームアップ走行が10分間行われた。気温29度、路面温度36度、湿度77%、雲のあるドライコンディション。この走行トップはファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)で1分59秒218、2位はブラッド・ビンダー(KTM)1分59秒243、3位エネア・バスティアニーニ(ドゥカティ)1分59秒322。今日11月12日に25歳の誕生日を迎えたマルコ・ベゼッキ(ドゥカティ)は1コーナーで転倒した。
決勝は現地時間午後3時(日本時間午後4時)から20周で争われた。気温33度、路面温度51度、湿度73%、青空の見えるドライコンディション。ライダー達はとても暑そうで、マレー伝統ダンスなど披露されている間、首や頭を冷やしてスタートを待っていた。タイヤ選択は全員、前後ミディアム。
好スタートで1コーナーに入ったのはホルヘ・マルティン(ドゥカティ)だったが、2コーナーではバスティアニーニとフランチェスコ・バニャーヤ(ドゥカティ)が前に出る。更にアレックス・マルケス(ドゥカティ)がバニャーヤの前に出るという、目まぐるしい1周目。2周目以降、トップのバスティアニーニと2番手アレックス・マルケスは後続との差を広げる。
3番手争いは、4周目に入ると、マルティンとバニャーヤが膝と膝、肘と肘をぶつけ合うような激しい戦いになるが、それ以降、徐々にバニャーヤがマルティンを引き離す。5周目にはジョアン・ミル(ホンダ)が4コーナーで転倒。トップ4はバスティアニーニ、アレックス・マルケス、バニャーヤ、マルティンのまま、5番手ベゼッキ、6番手ジャック・ミラー(KTM)、7番手クアルタラロ、8番手ファビオ・ディ・ジャンアントニオ(ドゥカティ)、9番手ビンダー、10番手ルカ・マリーニ(ドゥカティ)。
6周目に入ると、ミゲール・オリベイラ(アプリリア)が転倒。9周目にはアレイシ・エスパロガロが9コーナーで転倒。折り返して残り9周でブラッド・ビンダー(KTM)が転倒。残り8周では中上貴晶(ホンダ)が転倒。その間もトップは変わらず、残り7周までには、トップのバスティアニーニと2番手アレックス・マルケスが1.401、アレックス・マルケスと3番手バニャーヤが1.619、バニャーヤと4番手マルティンが2.339と差が開き、トップ4は単独走行状態だった。
残り6周に入ると、6番手を走行中だったクアルタラロがベゼッキを抜いて5番手に浮上。残り2周では9番手だったフランコ・モルビデリ(ヤマハ)が前を行くジャンアントニオを抜いて8番手、更に最終ラップでも、前を行くミラーを抜いて7番手まで順位を上げた。
レースはそのままトップ4台は独走でチェッカー。1位バスティアニーニ、2位アレックス・マルケス、3位バニャーヤ、4位マルティン、5位クアルタラロ、6位ベゼッキ、7位モルビデリ、8位ミラー、9位ジャンアントニオ、10位マリーニ。
この結果により、年間ポイントランキングはトップがバニャーヤ412、2番手マルティン398、3番手ベゼッキ323となり、バニャーヤとマルティンの差は14、バニャーヤとベゼッキの差は89と開き、年間チャンピオンシップ争いはバニャーヤとマルティンの一騎討ちとなった。残り2戦、カタールGPもバレンシアGPも見逃せない戦いが観られそうだ。
MotoGP 第18戦マレーシアGP MotoGP3日目 決勝結果
1 エネア・バスティアニーニ(ドゥカティ)
2 アレックス・マルケス(ドゥカティ)
3 フランチェスコ・バニャーヤ(ドゥカティ)
4 ホルヘ・マルティン(ドゥカティ)
5 ファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)
6 マルコ・ベゼッキ(ドゥカティ)
7 フランコ・モルビデリ(ヤマハ)
8 ジャック・ミラー(KTM)
9 ファビオ・ディ・ジャンアントニオ(ドゥカティ)
10 ルカ・マリーニ(ドゥカティ)
11 マーベリック・ビニャーレス(アプリリア)
12 ヨハン・ザルコ(ドゥカティ)
13 マルク・マルケス(ホンダ)
14 アウグスト・フェルナンデス(ガスガス)
15 ポル・エスパロガロ(ガスガス)
16 イケル・レクオナ(ホンダ)
17 アルヴァロ・バウティスタ(ドゥカティ)
18 中上貴晶(ホンダ)
NC ブラッド・ビンダー(KTM)
NC アレイシ・エスパロガロ(アプリリア)
NC ラウル・フェルナンデス(アプリリア)
NC ミゲール・オリベイラ(アプリリア)
NC ジョアン・ミル(ホンダ)
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