MotoGP第17戦タイGP Moto3クラス3日目 決勝結果
2023/10/29
MotoGP第17戦タイGP Moto3クラス3日目決勝は、チャン・インターナショナルサーキットで現地時間午後12時(日本時間午後2時)から19周で争われた。気温31度、路面温度47度、湿度65%、厚い雲はあるものの青空の見えるドライコンディション。
ポールポジションスタートのデニス・オンジュ(KTM)がホールショットを奪ったが、すぐに日本人ライダー佐々木歩夢(ハスクバーナ)がオンジュを抜いてトップに立つ。混戦の中、ディオゴ・モレイラ(KTM)が更に佐々木の前に立ち、トップへ。かなりの混戦のまま、モレイラ、ジャウメ・マシア(ホンダ)、佐々木、オンジュ、ダビド・アロンソ(KTM)、古里太陽(ホンダ) 、コリン・ベイヤー(ハスクバーナ)、イバン・オルトラ(KTM)、ダビド・ムニョス(KTM)、山中琉聖(ガスガス)のトップ10の順で2周目を迎える。
2周目のセクター4で、ムニョスがマシントラブルを抱え、背後に居た佐々木はムニョスと接触、両者は転倒。ダニエル・オルガド(KTM)もこの事故に絡み、一時順位を27番手まで落とした。先頭はマシア、ベイヤー、ダビド・アロンソ(ガスガス)、モレイラ、古里、オンジュ、オルトラ、マッテオ・ベルテッレ(KTM)、山中、今日18歳の誕生日を迎えたホセ・アントニオ・ルエダ(KTM)と続き、順位を入れ替えながらの混戦が続いていた。
5周目に、地元タイ人ライダー、ワイルドカード参戦のタットチャコーン・ブーシュリ(ホンダ)が転倒、再スタートした。6周目では、18番手に居たオルガドが1分42秒548の最速ラップで追い上げていた。7周目に入るころ、佐々木は何とか再スタートを切るが、8周でリタイア。トップはベイヤー、マシア、古里、モレイラ、アロンソ、オンジュ、オルトラ、ベルテッレ、山中で混戦が続いていた。
折り返し、ラスト10周を迎えても、トップはオンジュ、アロンソ、マシア、ベイヤー、古里、モレイラ、オルトラ、ベルテッレ、山中と順位を入れ替えながらの混戦のまま。後方ではオルガドが11番手まで順位を上げていた。11周目以降、オンジュ、アロンソ、ベイヤー、古里、モレイラ、マシア、オルトラのトップ争いは更に激しさを増した。14周目には、古里が一時トップに立つ。その後方では、オルガドが更に激しく追い上げ、順位を上げていた。
混戦のままの最終ラップ、トップのアロンソに続き、あわやハイサイド転倒しそうになったベイヤーを抜きマシアが一時2番手に入るが、最終コーナー、古里とベイヤーがマシアに競り勝ち、1位アロンソ、2位古里、3位ベイヤーでチェッカーを受けた。4位マシア、5位オンジュ、6位オルガド、7位ベルテッレ、8位リカルド・ロッシ(ホンダ)、9位が山中、10位に鳥羽海斗(ホンダ)。
この結果により、年間チャンピオンシップポイントが1位マシア230ポイント、2位佐々木213ポイント、3位アロンソ205ポイント、4位オルガド205ポイント、5位オンジュ191ポイントと、こちらも1位から5位までが39ポイント差。こちらも混戦のまま残り3戦。日本人ライダーは鳥羽が97ポイントで12位、山中が71ポイントで13位、今大会で20ポイントを獲得した古里が56ポイントで16位。今後も、Moto3から目が離せない。
MotoGP第17戦タイGP Moto3クラス3日目 決勝結果
1 ダビド・アロンソ (ガスガス)
2 古里太陽 (ホンダ)
3 コリン・ベイヤー (ハスクバーナ)
4 ジャウメ・マシア (ホンダ)
5 デニス・オンジュ (KTM)
6 ダニエル・オルガド (KTM)
7 マッテオ・ベルテッレ (ホンダ)
8 リカルド・ロッシ (ホンダ)
9 山中琉聖 (ガスガス)
10 鳥羽海渡 (ホンダ)
11 イバン・オルトラ (KTM)
12 ジョエル・ケルソ (CFMOTO)
13 ディオゴ・モレイラ (KTM)
14 チャビエル・アルティガス (CFMOTO)
15 エイドリアン・フェルナンデス (ホンダ)
16 ホセ・アントニオ・ルエダ (KTM)
17 ステファノ・ネパ (KTM)
18 ヴィセンテ・ペレツ (KTM)
19 フィリッポ・ファリオッリ (KTM)
20 スコット・オグデン (ホンダ)
21 ロレンツォ・フェロン (KTM)
22 ファビオ・カッラロ (ホンダ)
23 ジョシュア・ワットリー (ホンダ)
24 シャリフディン・アズマン (KTM)
25 ダビド・サルバドール (KTM)
26 マリオ・アジ (ホンダ)
27 クリッタパット・ケアンクム (KTM)
28 タットチャコーン・ブーシュリ (ホンダ)
NC ダビド・ムニョス (KTM)
NC 佐々木歩夢 (ハスクバーナ)
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