MotoGP第17戦タイGP MotoGPクラス2日目 スプリント結果
2023/10/28
MotoGP第17戦タイGP MotoGPクラス2日目、スプリントはタイ、チャン・インターナショナルサーキットで現地時間午後3時(日本時間午後5時)から13周で争われた。気温33度、路面温度47度、湿度58%、部分的に曇った晴れのドライコンディション。ジャック・ミラー(KTM)がフロントミディアム、リアハードを選択した以外は全ライダーが前後ミディアムタイヤを選択してスタートした。
ポールポジションスタートのホルヘ・マルティン(ドゥカティ)がホールショットを奪った。続いて、ルカ・マリーニ(ドゥカティ)、アレイシ・エスパロガロ(アプリリア)、ブラッド・ビンダー(KTM)、マルク・マルケス(ホンダ)、マルコ・ベゼッキ(ドゥカティ)、アレックス・マルケス(ドゥカティ)、フランチェスコ・バニャーヤ(ドゥカティ)、ヨハン・ザルコ(ドゥカティ)、ファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)の順。スタートで出遅れたバニャーヤは、ザルコにも抜かれ一時9番手まで順位を落とす。
2周目に入ると、トップのマルティンが0.622と後続を離しだす。3周目、12コーナーでは中上貴晶(ホンダ)が転倒。マルティンは1分30秒326の最速ラップで激しく2位争いをしているマリーニとビンダー、アレイシ・エスパロガロを更に離す。
4周目、ザルコがアレックス・マルケスを抜いて7番手に浮上。5周目、9番手を走っていたバニャーヤが、ザルコとアレックス・マルケスの隙を突いて7番手に浮上する。6周目では、トップのマルティンは1.453と2番手以下と更に差を付けて独走。バニャーヤは前を行くマルク・マルケスと1.618の差があった。
7周目に入り、アウグスト・フェルナンデス(ガスガス)が転倒。この頃には1番手マルティンと2番手争いのマリーニ、ビンダーは1.601、マリーニ、ビンダーと4番手のアレイシ・エスパロガロの差は0.572と広がっていた。8周目では、6番手マルク・マルケスと7番手バニャーヤの差は1.393と少し縮まり、マルティン、ビンダー、マリーニ、アレイシ・エスパロガロ、ベゼッキ、マルク・マルケス、バニャーヤ、アレックス・マルケス、ザルコ、ミラーのトップ10の順となる。
9周目10周目もマルティンは更に2番手との差を広げ、一時は2.075まで差を広げた。9周目にはファビオ・ディ・ジャンアントニオ(ドゥカティ)がトラブルによりピットイン、リタイア。11周目にはマルク・マルケスがベゼッキを抜いて5番手となる。
12周目とラストラップでは徐々にマルティンと2番手の差が縮まったものの、マルティンはほぼ独走状態のままトップでチェッカー。2位ビンダー、3位マリーニ、ラストラップ最終コーナーでアレイシ・エスパロガロを抜いたマルク・マルケスが4位。5位アレイシ・エスパロガロ、6位ベゼッキ、7位バニャーヤ、8位アレックス・マルケス、9位ザルコ、10位ミラー、中上は転倒後に再スタートして19位完走。
これにより、年間チャンピオンシップポイントが1位バニャーヤ369ポイント、2位マルティン351ポイントと二人の差は18となり、明日の決勝次第では、順位の入れ替えも起こりうる状態。見逃せないMotoGP決勝は明日、現地時間午後3時(日本時間午後5時)から始まる。
MotoGP 第17戦タイGP MotoGP2日目 スプリント結果
1 ホルヘ・マルティン(ドゥカティ)
2 ブラッド・ビンダー(KTM)
3 ルカ・マリーニ(ドゥカティ)
4 マルク・マルケス(ホンダ)
5 アレイシ・エスパロガロ(アプリリア)
6 マルコ・ベゼッキ(ドゥカティ)
7 フランチェスコ・バニャーヤ(ドゥカティ)
8 アレックス・マルケス(ドゥカティ)
9 ヨハン・ザルコ(ドゥカティ)
10 ジャック・ミラー(KTM)
11 ファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)
12 ジョアン・ミル(ホンダ)
13 エネア・バスティアニーニ(ドゥカティ)
14 ラウル・フェルナンデス(アプリリア)
15 フランコ・モルビデリ(ヤマハ)
16 ポル・エスパロガロ(ガスガス)
17 ミゲール・オリベイラ(アプリリア)
18 マーベリック・ビニャーレス(アプリリア)
19 中上貴晶(ホンダ)
NC ファビオ・ディ・ジャンアントニオ(ドゥカティ)
NC アウグスト・フェルナンデス(ガスガス)
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