MotoGP第8戦オランダGP Moto2 決勝結果
2023/06/25
MotoGP第8戦オランダGP、Moto2クラスは、オランダのTTサーキット・アッセンで天候が晴れ、気温30度、路面温度43度というコンディションで行なわれた。
22周で行なわれた決勝レースは、ポールポジションスタートのアロンソ・ロペス(ボスコスクロ)がホールショットを奪い、オープニングラップからハイペースで逃げていく。3番グリッドスタートの小椋藍(カレックス)はスタートでジェイク・ディクソン(カレックス)を抜き2位に浮上。後方では、予選10番グリッドスタートのトニー・アルボリーノ(カレックス)が6位までジャンプアップするも、オープニングラップの最終シケインの飛び込みでライバルのペドロ・アコスタ(カレックス)に抜かれ7位となる。6位に上がったアコスタはチームメイトのアルベルト・アレナス(カレックス)、そしてフェルミン・アルデゲール(ボスコスクロ)もオーバーテイクし4位までポジションを上げる。
2位の小椋と3位のディクソンはポジション争いを行なわず、2台でロペスを追う。一時1秒近く開いたロペスと小椋のギャップは、5周目にはコンマ5秒まで接近する。一方、4位までポジションを上げたアコスタがディクソンに追いつき、4台による優勝争いとなる。残り9周、1コーナーでディクソンが小椋をオーバーテイクし、2位に浮上。
膠着状態が続く先頭集団に動きがあったのは13周目。1コーナーでディクソンがロペスをオーバーテイクしトップに浮上、ペースが上がらないロペスを抜いたことでペースを上げ逃げにかかる。ディクソンを逃したくない小椋は、最終シケインの飛び込みでロペスを攻略し2位に上がりディクソンを追う。アコスタも3位に上がり、チャンスを伺っていく。そんな中、残り8周の4コーナーでディクソンが痛恨のミス。これにより小椋が首位、アコスタが2位となった。そのアコスタも最終コーナーでフロントが切れ込み体勢を乱してしまう。その隙にディクソンが2位に上がるも、小椋との差は1秒以上に開いてしまった。
残り5周、アコスタにロングラップペナルティが科されてしまう。15周目の最終コーナーで体勢を乱した際、ショートカットしたとしてペナルティとなってしまった。一方、ペースの良いディクソンはトップの小椋に急接近。残り3周の時点でコンマ1秒差の接近戦となる。そして残り2周の1コーナーでディクソンが小椋をオーバーテイクしトップに浮上した。オーバーテイクの際、軽く接触があり、1コーナーを回りきれなかった小椋はディクソンとの差が1秒に開いてしまう。小椋とのバトルを制したディクソンが今季初、そして自身初となる優勝を達成した。小椋も今季ベストリザルトの2位表彰台を獲得、アコスタはペナルティを受けたものの、アルデゲールやアロン・カネト(カレックス)と激しい3位争いを制し、表彰台を獲得している。アルボリーノは7位でフィニッシュし、ポイントランキングではアコスタとアルボリーノの差は8に縮まった。羽田大河(カレックス)は21位で決勝を終えている。
MotoGP第8戦オランダGP Moto2クラス 決勝結果
1 ジェイク・ディクソン(カレックス)
2 小椋藍(カレックス)
3 ペドロ・アコスタ(カレックス)
4 フェルミン・アルデゲール(ボスコスクロ)
5 アロン・カネト(カレックス)
6 アロンソ・ロペス(ボスコスクロ)
7 トニー・アルボリーノ(カレックス)
8 マニュエル・ゴンサレス(カレックス)
9 アルベルト・アレナス(カレックス)
10 セレスティーノ・ビエッティ(カレックス)
11 サム・ロウズ(カレックス)
12 バリー・バルタス(カレックス)
13 セルジオ・ガルシア(カレックス)
14 ダリン・ビンダー(カレックス)
15 ジェレミー・アルコバ(カレックス)
16 ルーカス・トゥロビッチ(カレックス)
17 カルロス・タタイ(カレックス)
18 ジョー・ロバーツ(カレックス)
19 デニス・フォッジャ(カレックス)
20 ゾンタ・ファン・デン・グールベルク(カレックス)
21 羽田大河(カレックス)
22 イェライ・ルイス(フォワード)3Laps
NCR フィリップ・サラッチ(カレックス)1Laps
NCR ボルハ・ゴメス(カレックス)4Laps
NCR アレイシ・エスクリチ(フォワード)5Laps
NCR イサン・グエバラ(カレックス)7Laps
NCR ショーン・ディラン・ケーリー(カレックス)7Laps
NCR ソムキャット・チャントラ(カレックス)13Laps
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