MotoGP第8戦オランダGP Moto3 決勝結果
2023/06/25
MotoGP第8戦オランダGP、Moto3クラスは、オランダのTTサーキット・アッセンで天候が晴れ、気温28度、路面温度39度というコンディションで行なわれた。
20周で行なわれた決勝レースは、ポールポジションスタートのダビド・ムニョス(KTM)がホールショットを奪い、各ライダーポジションをキープしながらオープニングラップを周回する。そんな中、ランキングトップのダニエル・オルガド(KTM)が10コーナーで転倒。コースに復帰を果たすものの、苦しい展開となる。3周目の3コーナーでは、ジョシュア・ワットリー(ホンダ)とエイドリアン・フェルナンデス(ホンダ)の激しい接触もあり、序盤に転倒が相次いでしまう。
ムニョスが先頭を引っ張るもペースが上がらず、トップ集団は10台以上の大混戦に。そのため、ロングラップペナルティを消化したイバン・オルトラ(KTM)がシングルポジションまで挽回している。
ジャウメ・マシア(ホンダ)や佐々木歩夢(ハスクバーナ)、デニス・オンジュ(KTM)といったランキング争いを繰り広げるライダーが先頭に出たことで、徐々に先頭集団が縦長に拡がっていく。そんな中、ファステストラップを連発しながら追い上げるオルトラがトップ集団にまで入る好走を見せる。残り10周を切った時点でトップ集団は、ステファノ・ネパ(KTM)、マシア、ムニョス、 ロマーノ・フェナティ(ホンダ)、オンジュ、オルトラ、佐々木、ジョエル・ケルソ(CFMOTO)、ホセ・アントニオ・ルエダ(KTM)、コリン・ベイヤー(ハスクバーナ)の10台。残り5周で軽い接触などが増え、優勝争いは激しさを増していく。残り3周、集団の後方に位置していた佐々木だが、4位まで浮上しチャンスを伺う。そんな中、トップのマシアがペースをあげるが、混戦のままファイナルラップへ。3位につけていたオルトラが1コーナーで膨らんでしまい、7位まで後退。一方、2位に上がった佐々木は後半セクターの高速コーナーでマシアを捕らえトップに浮上。しかし最終シケインの飛び込みでマシアが佐々木のインをつき再逆転。そのままマシアがトップチェッカーを受けた。佐々木は連続表彰台獲得となる2位、3位にはオンジュが入った。
決勝前、2位以下に41ポイント差をつけていたオルガドだったが今回はノーポイント。これで2位に上がったマシアとの差は一気に16まで縮まった。佐々木も26点差でランキング3位に浮上している。
その他日本人ライダーは鳥羽海渡(ホンダ)が11位、山中琉聖(ガスガス)が15位でポイントを獲得。古里太陽(ホンダ)は17位でレースを終えている。
MotoGP第8戦オランダGP Moto3クラス 決勝結果
1 ジャウメ・マシア(ホンダ)
2 佐々木歩夢(ハスクバーナ)
3 デニス・オンジュ(KTM)
4 イバン・オルトラ(KTM)
5 ダビド・ムニョス(KTM)
6 ホセ・アントニオ・ルエダ(KTM)
7 コリン・ベイヤー(ハスクバーナ)
8 ロマーノ・フェナティ(ホンダ)
9 ジョエル・ケルソ(CFMOTO)
10 ステファノ・ネパ(KTM)
11 鳥羽海渡(ホンダ)
12 ディエゴ・モレイラ(KTM)
13 ダビド・アロンソ(ガスガス)
14 チャビエル・アルティガス(CFMOTO)
15 山中琉聖(ガスガス)
16 マッテオ・ベルテッレ(ホンダ)
17 古里太陽(ホンダ)
18 リカルド・ロッシ(ホンダ)
19 アンドレア・ミニョ(KTM)
20 ダビド・サルバドール(KTM)
21 フィリッポ・ファリオーリ(KTM)
22 スコット・オグデン(ホンダ)
23 マリオ・アジ(ホンダ)
24 アナ・カラスコ(KTM)
25 ダニエル・オルガド(KTM)
NCR エイドリアン・フェルナンデス(ホンダ)16Laps
NCR ジョシュア・ワットリー(ホンダ)18Laps
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