MotoGP第8戦オランダGP MotoGP 決勝結果
2023/06/25
MotoGP第8戦オランダGP、MotoGPクラスは、オランダのTTサーキット・アッセンで天候が晴れ、気温31度、路面温度45度というコンディションで行なわれた。
前日のティソ・スプリントレース後にマルク・マルケス(ホンダ)は決勝レースを欠場することを発表。転倒による怪我の悪化が影響しており、メディカルチェックを通過できず、マルケスは今回も決勝不参加となった。
26周で行なわれた決勝レースは、ブラッド・ビンダー(KTM)が好スタートを切りトップに浮上。2位にフランチェスコ・バニャーヤ(ドゥカティ)、ポールポジションスタートのマルコ・ベゼッキ(ドゥカティ)は3位に後退してしまう。2周目の1コーナーでジャック・ミラー(KTM)が転倒。中上貴晶(ホンダ)が9位までポジションを上げている。
3周目バニャーヤがビンダーをパスしトップに浮上。その後方では、ファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)とヨハン・ザルコ(ドゥカティ)が7コーナーで転倒してしまう。マーベリック・ビニャーレス(アプリリア)はファステストラップを刻み、5位まで順位を上げるも、8コーナーで転倒。エネア・バスティアニーニ(ドゥカティ)も4コーナーで転倒するなど、早くも5台がリタイアする荒れた展開となる。
一方、バニャーヤ、ビンダー、ベゼッキのトップ3台はハイペースかつ安定したラップで周回を重ねていく。膠着状態が続いたトップ争いに動きがあったのは残り10周。これまで動きを見せなかったベゼッキがついにビンダーをオーバーテイクし2位に浮上。しかし2位争いで手こずってしまったため、バニャーヤとの差が1秒以上に開いてしまうがベゼッキはトップを狙っていく。しかし、バニャーヤは隙を見せることなく、常にベゼッキとの差をキープ、トップチェッカーを受け今季4勝目を挙げた。2位にベゼッキ、ビンダーはアレイシ・エスパロガロ(アプリリア)とホルヘ・マルティン(ドゥカティ)の猛攻を防ぎ3位でゴールするも、スプリント同様にラストラップでトラックリミットを取られてしまい、1ポジションダウンのペナルティが科されてしまった。これにより、4位でゴールしたエスパロガロが繰り上がりで3位、今季初の表彰台獲得となった。
中上は、一時7位までポジションを上げるも、トラックリミットでロングラップペナルティが科されたこともあり、8位でフィニッシュ。それでも今季最上位でのゴールとなり、ホンダ勢の中で最高の結果をもたらした。
MotoGP第8戦オランダGP MotoGPクラス 決勝結果
1 フランチェスコ・バニャーヤ(ドゥカティ)
2 マルコ・ベゼッキ(ドゥカティ)
3 アレイシ・エスパロガロ(アプリリア)
4 ブラッド・ビンダー(KTM)
5 ホルヘ・マルティン(ドゥカティ)
6 アレックス・マルケス(ドゥカティ)
7 ルカ・マリーニ(ドゥカティ)
8 中上貴晶(ホンダ)
9 フランコ・モルビデリ(ヤマハ)
10 アウグスト・フェルナンデス(ガスガス)
11 ロレンツォ・サバドーリ(アプリリア)
12 ラウル・フェルナンデス(アプリリア)
13 ステファン・ブラドル(ホンダ)
14 ジョナス・フォルガー(ガスガス)
NCR ファビオ・ディ・ジャンアントニオ(ドゥカティ)8Laps
NCR イケル・レクオナ(ホンダ)12Laps
NCR ミゲール・オリベイラ(アプリリア)14Laps
NCR エネア・バスティアニーニ(ドゥカティ)20Laps
NCR マーベリック・ビニャーレス(アプリリア)23Laps
NCR ファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)24Laps
NCR ヨハン・ザルコ(ドゥカティ)24Laps
NCR ジャック・ミラー(KTM)25Laps
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