ザルコが今シーズン4勝目 (MotoGP第11戦チェコGP Moto2 決勝)
2015/08/17
MotoGP第11戦チェコGP、Moto2クラスは、チェコのブルノサーキットで決勝レースを行ない、ヨハン・ザルコ(カレックス)が優勝した。
Moto2クラスの決勝レースはMoto3クラスの赤旗再スタートの影響で30分遅れでスタート、気温25度、路面温度35度のドライコンディションで争われた。好スタートを切ったのはティト・ラバット(カレックス)だったが、トーマス・ルティ(カレックス)が3コーナーでトップに浮上する。ザルコは1周目を2番手で終え、続く2周目の1コーナーでルティを交わしてトップに浮上。後方でルティ、ラバット、アレックス・リンス(カレックス)がバトルを展開する間に、ザルコは3周目の時点で後続に約1秒のリードを取った。
ラバットは2番手争いを制してザルコを追い、8周目には約コンマ5秒差までその差が縮まるが、ザルコもすぐにペースを上げて、レース中盤の10周目には再び約1秒差に広がる。単独2位にラバット、3位争いはルティが後退し、リンスとアレックス・マルケス(カレックス)のバトルとなる。
終盤までトップを行くザルコを追ったラバットだが、背後に迫ることはできず、最終的にザルコが約1秒4のリードを保ってトップでチェッカーを受け、今季4勝目を記録、ランキングトップをキープした。
ラバットはレース終盤、リンスの接近を許したものの、逃げ切って2位。リンスは約コンマ3秒差で3位表彰台を獲得。マルケスは終盤、リンスから遅れて単独4位でチェッカーを受けたが、Moto2クラスベストフィニッシュとなった。
5位にジョナス・フォルガー(カレックス)、6位にルティ、7位にサンドロ・コルテセ(カレックス)、8位にルイス・サロム(カレックス)、9位にサム・ロウズ(スピードアップ)、10位にフランコ・モルビデリ(カレックス)が入賞。
中上 貴晶(カレックス)は1周目に遅れ22位まで後退しながら、周回ごとにポジションを挽回、最終的に4人のライダーによる11位争いのバトルに加わり、12位入賞を果たした。
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