アントネッリがグランプリ初優勝 (MotoGP第11戦チェコGP Moto3 決勝)
2015/08/17
MotoGP第11戦チェコGP、Moto3クラスは、チェコのブルノサーキットで決勝レースを行ない、ニッコロ・アントネッリ(ホンダ)が優勝した。
Moto3クラスの決勝レースは気温22度、路面温度26度のドライコンディションでスタートしたが、スタート直後の1コーナーでニコラス・アジョ(KTM)、鈴木 竜生(マヒンドラ)、フィリップ・エッテル(KTM)、ジュール・ダニーロ(ホンダ)による、続く3コーナーでは尾野 弘樹(ホンダ)、アンドレア・ロカテッリ(ホンダ)、ロレンツォ・ダッラ・ポルタ(ハスクバーナ)、ガブリエル・ロドリゴ(KTM)による多重クラッシュが発生し、トップ集団がコース終盤の13コーナーへの上りに差し掛かったところで赤旗が掲示されレースは中断となってしまう。
30分遅れ、周回数を19周から12周に減算して再開された決勝だが、尾野、アジョ、ロカテッリ、ロドリゴ、マキシミリアン・カプラー(FTR-ホンダ)がグリッドに着くことができなかった。
2回目のスタートでは、ポールポジションのアントネッリがスタートで出遅れてしまい、1周目をトップで戻ってきたのはダニー・ケント(ホンダ)。2周目の9コーナーでファビオ・クアルタラーロ(ホンダ)、カレル・ハニカ(KTM)、ダニーロがからんで転倒、トップ集団は11人のライダーにより接戦が展開される。アントネッリは4周目の3コーナーでトップに立つと、ブラッド・ビンダー(KTM)、ミゲール・オリベイラ(KTM)らと激しいポジション争いを展開。レース中盤にはビンダー、オリベイラのKTM勢がレースをリードする。
アントネッリは11周目の1コーナーでトップを奪うと、スパートを開始。最終ラップには2番手以下に若干のリードを取り、そのままグランプリ初優勝を飾った。終盤の接戦をエネア・バスティアニーニ(ホンダ)が制して2位でゴール。ビンダーが3位入賞を果たした。
4位にエフレン・バスケス(ホンダ)、5位にホルヘ・ナバーロ(ホンダ)が続き、予選時のスロー走行で、ペナルティを受け3グリッド降格してスタートしたロマーノ・フェナティ(KTM)は序盤からトップ集団に加わり、終盤は表彰台圏内を走っていたものの6位でゴール。ケントは7位に終わったものの、ランキングトップを堅持。オリベイラが8位、9位にヤコブ・コンフェイル(KTM)、10位にジョン・マクフィー(ホンダ)の順でチェッカーを受けた。予選の転倒で左足第5中足骨を骨折したものの、メディカルチェックをパスして決勝に臨んだ鈴木は最初のスタートの転倒したものの、再スタートレースのグリッドにつき、20位で完走した。
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