SBK(スーパーバイク世界選手権)第5戦エミリア・ロマーニャ 2日目
2023/06/03
SBK(スーパーバイク世界選手権)第5戦エミリア・ロマーニャラウンドは、イタリアのミサノ・ワールドサーキット-マルコ・シモンチェリで2日目のスーパーポール、レース1が開催された。
SBKのスーパーポールは気温24度、路面温度39度のドライコンディションで行なわれ、アルバロ・バウティスタ(ドゥカティ)がポールポジションを獲得した。
スーパーポールはセッション終盤にガブリエレ・ルイウ(BMW)のマシンがエンジンブローしたため赤旗が掲示されそのまま終了となった。バウティスタはセッション中に転倒を喫したものの、その前にオールタイムラップレコードを更新する1分33秒017を記録。2番手に1分33秒182でトプラク・ラズガットリオグル(ヤマハ)、3番手に1分33秒266でマイケル・リナルディ(ドゥカティ)の順で続き、フロントロウを獲得。
インディペンデントのダニロ・ペトルッチ(ドゥカティ)が1分33秒403で4番手に、アクセル・バッサーニ(ドゥカティ)が1分33秒430で5番手に続き、ドゥカティ勢がトップ5中4台を占めた。
6番手に1分33秒578でジョナサン・レイ(カワサキ)、7番手に1分33秒821でドミニク・エガター(ヤマハ)が続き、イケル・レクオナ(ホンダ)が1分33秒830で8番手、レミー・ガードナー(ヤマハ)が1分33秒997で9番手に、アレックス・ロウズ(カワサキ)が1分34秒016で10番手に続いた。代役参戦の水野 涼(ホンダ)は1分37秒246で25番手。
決勝レース1は気温24度、路面温度45度のドライコンディションの下、21周の予定でウォームアップラップを終えたが、ブラッドリー・レイ(ヤマハ)のマシンがエンジンストールしたためスタートディレイとなり、レイのマシンがピットロードに移動した後、1周減算の20周で仕切り直しとなった。
ポールからスタートしたバウティスタがレースをリード。スタート直後からリナルディとラズガットリオグルが激しいポジション争いを展開したこともあり、バウティスタは1周目に0秒457のリードを取る。その後も周回を重ねるごとにリードを広げ、5周目にファステストラップを記録すると、中盤の10周目の段階で2秒218までリードを広げると独走で今シーズン12周目を記録した。
スタート直後にラズガットリオグルの前に出たリナルディは、2周目にはラズガットリオグルに約1秒のリードを取り、その後も差を広げて単独2番手をキープ。バウティスタには離されたものの、2位でチェッカーを受け、ホームレースでドゥカティのワンツーを達成。ドゥカティは今回、ファクトリーの二人にスペシャルカラーのイエローのパニガーレV4Rを託した。
ラズガットリオグルは序盤はペトルッチに背後につかれたものの、振り切って単独3番手で周回を重ね、3位に入賞。ドゥカティの表彰台独占を阻止した。
4位にバッサーニが入賞。バッサーニは序盤からペトルッチと接戦のポジション争いを展開していたが、6周目を過ぎたあたりから遅れ、5番手をキープしていたが、終盤にペトルッチが転倒で戦列を去り、4番手に繰り上がり、そのまま4位でチェッカーを受けた。
序盤から終盤までレイとエガターによるポジション争いが展開された5番手争いは、終盤にエガターが何度かしかけるものの、レイが抑えきり、5位でゴール。僅差の6位にエガターが続いた。
7位にロウズ、8位にレクオナ、9位にガードナー、10位に10位にチャビ・ビエルへ(ホンダ)が入賞。スコット・レディング(BMW)が11位、アンドレア・ロカテッリ(ヤマハ)は12位、ギャレット・ガーロフ(BMW)が13位、フィリップ・エッテル(ドゥカティ)が14位、ロレンツォ・バルダッサーリ(ヤマハ)が15位に入賞した。水野は21位でチェッカーを受けた。
SSP(スーパースポーツ世界選手権)では、スーパーポールでニッコロ・ブレーガ(ドゥカティ)が1分36秒495でポールポジションを獲得。2番手に1分37秒112でフェデリコ・カリカスロ(ドゥカティ)、3番手に1分37秒357でヤリ・モンテラ(ドゥカティ)が続き、ドゥカティ勢がフロントロウを独占。
岡谷 雄太(カワサキ)は1分39秒900で26番手、阿部 真生騎(ヤマハ)は1分41秒164で31番手からレース1に臨んだ。
レース1はブーレガがポールtoウイン、2位にステファノ・マンジ(ヤマハ)、
3位にフェデリコ・カリカスロ(ドゥカティ)が入賞。岡谷は20位でゴール。阿部は1周目の10コーナーで転倒リタイア。
SSP300(スーパースポーツ300世界選手権)では、ジェフリー・ブイス(カワサキ)が1分49秒297でポールポジションを獲得。2番手に1分49秒338でアレッサンドロ・ザンカ(カワサキ)、3番手に1分49秒573でフリオ・ガルシア(カワサキ)の順で続いた。
決勝レース1は最終ラップまで接戦のトップ争いが展開。ブルーノ・イエラッチ(カワサキ)が優勝。僅差の2位にミルコ・ジェンナイ(ヤマハ)が続き、3位にウンベルト・マイアー(ヤマハ)が入賞した。
Yamaha R3 bLU cRUヨーロッパ選手権のレース1ではエミリアーノ・エルコラーニが優勝。山根 昇馬はトップ集団に加わり、6位でチェッカーを受けた。レース2では、アルディ・サタヤ・マヘンドラが優勝。山根は7位に入賞した。
SBK第5戦エミリア・ロマーニャ SBK2日目予選 リザルト
1 アルバロ・バウティスタ(ドゥカティ) 1分33秒017
2 トプラク・ラズガットリオグル(ヤマハ) 1分33秒182
3 マイケル・リナルディ(ドゥカティ) 1分33秒266
4 ダニロ・ペトルッチ(ドゥカティ) 1分33秒403
5 アクセル・バッサーニ(ドゥカティ) 1分33秒430
6 ジョナサン・レイ(カワサキ) 1分33秒578
7 ドミニク・エガター(ヤマハ) 1分33秒821
8 イケル・レクオナ(ホンダ) 1分33秒830
9 レミー・ガードナー(ヤマハ) 1分33秒997
10 アレックス・ロウズ(カワサキ) 1分34秒016
11 アンドレア・ロカテッリ(ヤマハ) 1分34秒065
12 スコット・レディング(BMW) 1分34秒134
13 フィリップ・エッテル(ドゥカティ) 1分34秒264
14 ギャレット・ガーロフ(BMW) 1分34秒268
15 ブラッドリー・レイ(ヤマハ) 1分34秒371
16 チャビ・ビエルへ(ホンダ) 1分34秒434
17 ロレンツォ・バルダッサーリ(ヤマハ) 1分34秒446
18 トム・サイクス(BMW) 1分34秒494
19 ロリス・バズ(BMW) 1分34秒522
20 ハフィス・シャリン(ホンダ) 1分35秒247
21 ガブリエレ・ルイウ(BMW) 1分35秒796
22 ティト・ラバット(カワサキ) 1分36秒025
23 イサック・ビニャーレス(カワサキ) 1分36秒350
24 ルカ・ビターリ(カワサキ) 1分36秒630
25 水野 涼(ホンダ) 1分37秒246
SBK第5戦エミリア・ロマーニャ SBK決勝レース1 リザルト
1 アルバロ・バウティスタ(ドゥカティ)
2 マイケル・リナルディ(ドゥカティ)
3 トプラク・ラズガットリオグル(ヤマハ)
4 アクセル・バッサーニ(ドゥカティ)
5 ジョナサン・レイ(カワサキ)
6 ドミニク・エガター(ヤマハ)
7 アレックス・ロウズ(カワサキ)
8 イケル・レクオナ(ホンダ)
9 レミー・ガードナー(ヤマハ)
10 チャビ・ビエルへ(ホンダ)
11 スコット・レディング(BMW)
12 アンドレア・ロカテッリ(ヤマハ)
13 ギャレット・ガーロフ(BMW)
14 フィリップ・エッテル(ドゥカティ)
15 ロレンツォ・バルダッサーリ(ヤマハ)
16 トム・サイクス(BMW)
17 ロリス・バズ(BMW)
18 ブラッドリー・レイ(ヤマハ)
19 ティト・ラバット(カワサキ)
20 イサック・ビニャーレス(カワサキ)
21 水野 涼(ホンダ)
R ダニロ・ペトルッチ(ドゥカティ)
R ハフィス・シャリン(ホンダ)
R ルカ・ビターリ(カワサキ)
NS ガブリエレ・ルイウ(BMW)
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