MotoGP第3戦アメリカズGP MotoGP決勝
2023/04/17
MotoGP第3戦アメリカズGP、MotoGPクラスは、アメリカのサーキット・オブ・ジ・アメリカズで晴天の中、気温22度、路面温度43度というコンディションで行なわれた。
ポールポジションからスタートしたフランチェスコ・バニャーヤ(ドゥカティ)がトップでレースを引っ張るも、2番グリッドのアレックス・リンス(ホンダ)がバニャーヤの喰らいついていく。後方ではホルヘ・マルティン(ドゥカティ)がアレックス・マルケス(ドゥカティ)を巻き込み転倒。アレイシ・エスパルガロ(アプリリア)もターン12で単独の転倒を喫し、オープニングラップでいきなり3台が脱落。波乱はさらに続き、7周目にはジャック・ミラー(KTM)、そして8周目にはトップのバニャーヤまでもが転倒クラッシュ。これでリンスがトップに浮上する。
9周目にジョアン・ミル(ホンダ)、11周目にはブラッド・ビンダー(KTM)、中上貴晶(ホンダ)と転倒が相次いで起こる。脱落者が増える中、13周目に2位につけていたファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)をルカ・マリーニ(ドゥカティ)がバックストレートエンドのブレーキングでオーバーテイクし2位に浮上。その勢いでトップを狙うマリーニだったが、トップを走るリンスがマリーニを寄せ付けない力走をみせ、3秒以上の差をつけトップチェッカーを受けた。初優勝の地であるCOTAでホンダ移籍後初の優勝を成し遂げ、ホンダにとっても2021年のエミリアロマーニャGP以来の優勝となった。2位には自身最高位獲得となったマリーニ、クアルタラロが3位に入り、今季初の表彰台を獲得している。
8番グリッドのマーベリック・ビニャーレス(アプリリア)はスプリントに続き、決勝でもスタートを失敗してしまうも混戦を潜り抜け4位でフィニッシュ。15番グリッドのミゲール・オリベイラ(アプリリア)が5位、5番グリッドのマルコ・ベゼッキ(ドゥカティ)は終盤ペースダウンし6位、9番グリッドのヨハン・ザルコ(ドゥカティ)が7位、14番グリッドのフランコ・モルビデリ(ヤマハ)が8位、16グリッドのファビオ・ディ・ジャンアントニオ(ドゥカティ) が9位、20グリッドのアウグスト・フェルナンデス(ガスガス) が10位。代役参戦のミケーレ・ピロ(ドゥカティ)が11位、ジョナス・フォルガー(ガスガス) が12位、転倒後、再スタートを切ったビンダーが13位でレースを終えている。完走13台のサバイバルレースとなった。
第3戦アメリカズGP終了時点の年間ポイントランキングは、ベゼッキが64ポイントで1位、バニャーヤ53ポイントの2位、今大会優勝したリンスが35ポイントで3位に浮上している。
第3戦アメリカズGP MotoGPクラス決勝結果
1 アレックス・リンス(ホンダ)
2 ルカ・マリーニ(ドゥカティ)
3 ファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)
4 マーベリック・ビニャーレス(アプリリア)
5 ミゲール・オリベイラ(アプリリア)
6 マルコ・ベゼッキ(ドゥカティ)
7 ヨハン・ザルコ(ドゥカティ)
8 フランコ・モルビデリ(ヤマハ)
9 ファビオ・ディ・ジャンアントニオ(ドゥカティ)
10 アウグスト・フェルナンデス(ガスガス)
11 ミケーレ・ピロ(ドゥカティ)
12 ジョナス・フォルガー(ガスガス)
13 ブラッド・ビンダー(KTM)
NCR ステファン・ブラドル(ホンダ)2laps
NCR 中上貴晶(ホンダ)9laps
NCR ジョアン・ミル(ホンダ) 12laps
NCR フランチェスコ・バニャーヤ(ドゥカティ)13laps
NCR ジャック・ミラー(KTM)14laps
NCR ラウル・フェルナンデス(アプリリア)14laps
NCR アレックス・マルケス(ドゥカティ)-
NCR アレイシ・エスパルガロ(アプリリア)-
NCR ホルヘ・マルティン(ドゥカティ)-
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