MotoGP第3戦アメリカズGP Moto3決勝
2023/04/17
MotoGP第3戦アメリカズGP、Moto3クラスは、アメリカのサーキット・オブ・ジ・アメリカズで快晴の中、気温18度、路面温度32度というコンディションで行なわれた。
ディエゴ・モレイラ(KTM) がスタートを決めトップで1コーナーへ。 佐々木歩夢(ハスクバーナ)、ジャウマ・マシア(ホンダ)の順で2コーナーを抜ける中、イバン・オルトラ(KTM) がハイサイドを起こしかけ、大幅に順位を下げてしまう。2周目にトップにたった佐々木のペースが良く、序盤で早くもトップ集団は8台に絞られていく。一時18位まで順位を下げていたオルトラだったが、ペースが良く、わずか3周目には9位まで順位をあげ、その後もファステストラップを刻むなどハイペースでトップ集団に追いついていく。
トップ集団に動きがあったのはレース終盤の12周目。これまで佐々木の後ろについていた2位のマシアがバックストレートエンドのブレーキングでトップに浮上。すぐにマシアを抜き返した佐々木だったが、続くターン13でハイサイドを喫してしまい転倒。佐々木を避けるべくラインを外したマシアが5位まで後退してしまう。
これによりオルトラがトップに浮上。2位チャビエル・アルティガス(KTM) 、3位モレイラ、4位ダニエル・オルガド(KTM) 、5位マシアの5台による優勝争いが展開。ファイナルラップのバックストレートエンドでオルトラがトップを死守しそのままトップチェッカー。オルトラは序盤の後退から見事な追い上げを見せ、自身初の表彰台獲得、そして初優勝を達成した。最終コーナーまでバトルが続いた2位争いはマシアが制し2位を獲得、3位にはアルティガスが入っている。3戦連続の表彰台を狙っていたモレイラは惜しくも4位、5位オルガド、6位デニス・オンジュ(KTM) 、7位ダビド・サルバドール(KTM) 、8位ダビド・アロンソ(ガスガス)と続き、山中琉聖(ガスガス)は9位入賞を果たしている。9位争いを行なっていたステファノ・ネパ(KTM) とダビド・ムニョス(KTM) は最終コーナーで接触転倒を喫し、リタイアに終わっている。
ホセ・アントニオ・ルエダ(KTM) が10位に入り、15番手スタートの鳥羽海渡(ホンダ)はポジションを上げ11位でフィニッシュ。12位マリオ・アジ(ホンダ)、13位コリン・ベイヤー(ハスクバーナ) 、14位スコット・オグデン(ホンダ)、15位リカルド・ロッシ(ホンダ) までがポイントを獲得。19番手スタートだった古里太陽(ホンダ)は20位でレースを終えた。
第3戦アメリカズGP終了時点で、年間ポイントランキングは1位オルガド(KTM)49ポイント、2位モレイラ(KTM)49ポイント、3位アルティガス(KTM)32ポイント。鈴木が27ポイントで5位、鳥羽海渡(ホンダ)が19ポイントで10位、山中琉聖(ガスガス)は14ポイントで14位、佐々木歩夢(ハスクバーナ)は10ポイントで16位。
第3戦アメリカズGP Moto3クラス決勝結果
1 イバン・オルトラ(KTM)
2 ジャウマ・マシア(ホンダ)
3 チャビエル・アルティガス(KTM)
4 ディエゴ・モレイラ(KTM)
5 ダニエル・オルガド(KTM)
6 デニス・オンジュ(KTM)
7 ダビド・サルバドール(KTM)
8 ダビド・アロンソ(ガスガス)
9 山中琉聖(ガスガス)
10 ホセ・アントニオ・ルエダ(KTM)
11 鳥羽海渡(ホンダ)
12 マリオ・アジ(ホンダ)
13 コリン・ベイヤー(ハスクバーナ)
14 スコット・オグデン(ホンダ)
15 リカルド・ロッシ(ホンダ)
16 ロマーノ・フェナティ(ホンダ)
17 ダビド・アルマンサ(KTM)
18 フィリッポ・ファリオーリ(KTM)
19 アンドレア・ミニョ(KTM)
20 古里太陽(ホンダ)
21 アナ・カラスコ(KTM)
NCR ステファノ・ネパ(KTM) 1laps
NCR ダビド・ムニョス(KTM) 1laps
NCR 佐々木歩夢(ハスクバーナ)2laps
NCR マッテオ・ベルテッレ(ホンダ)8laps
NCR シャリフディン・アズマン(KTM) 9laps
NCR 鈴木竜生(ホンダ)10laps
NS ジョシュア・ワットリー(ホンダ)-
こんな記事も読まれています