マルケスが今季3勝目、ホンダがグランプリ通算700勝達成 (MotoGP第10戦インディアナポリスGP MotoGP 決勝)
2015/08/10
MotoGP第10戦インディアナポリスGP、MotoGPクラスは、アメリカのインディアナポリス・モーター・スピードウェイで決勝レースを行ない、マルク・マルケス(ホンダ)が優勝した。
MotoGPクラスの決勝レースは気温28度、路面温度34度のドライコンディションで争われた。好スタートを切ったのはホルヘ・ロレンソ(ヤマハ)。マルケスがロレンソを追い、序盤から二人が後続にリードを取りながらトップ争いを展開。ロレンソ、マルケス共に、決勝朝のウオームアップ走行で転倒を喫していたものの、接戦のトップ争いを展開する。2周目にロレンソがファステストラップを記録するが、直後にマルケスがこれを更新。逃げたいロレンソ、逃がさないマルケスのバトルはレース終盤までコンマ差の接戦となる。
レース終盤の20周目に雨が落ち始めたことを示すホワイト×レッドクロスフラッグが掲示されるが、路面がウエットになることはなく、レースは続行。残り3周となった25周目のストレートエンドでマルケスがこのレースで初めてトップに立つ、ロレンソもマルケスを追ったものの、最終ラップにはその差が若干広がり、そのままマルケスがトップでチェッカーを受け、今シーズン3勝目を記録。マルケスはインディアナポリスでMotoGPクラス3連勝、Moto2時代も含めると5連勝を達成し、この勝利はホンダにとって、グランプリ通算700勝目となった。
ロレンソはレースの大半をリードしながら惜しくも2位に。3位争いは序盤からダニ・ペドロサ(ホンダ)とバレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)の激しいバトルが繰り広げられ、ロッシが18周目の2コーナーでペドロサの前に出たものの、ペドロサも23周目のストレートエンドで3位を奪還。直後にペドロサがラインを外し、ロッシが再び前に出るが、ペドロサも25周目に再びポジションを奪還。最後まで続いたバトルはロッシが僅差で前でゴールし、ロッシは今シーズンの連続表彰台記録を更新、ペドロサは僅差の4位でゴールした。
これでチャンピオンシップはロッシがランキングトップをキープ。9ポイント差のランキング2位にロレンソ、ランキング3位のマルケスはロレンソとの差を47ポイントに縮めた。
アンドレア・イアンノーネ(ドゥカティ)とブラドリー・スミス(ヤマハ)により序盤から終盤まで続いた5位争いを僅差でイアンノーネが制し、スミスが6位に入賞。
7位にポル・エスパロガロ(ヤマハ)とカル・クロッチロウ(ホンダ)の二人によって争われた7位争いはポル・エスパロガロが前でゴール。クロッチロウは8位でチェッカーを受けた。
9位にアンドレア・ドビジオーゾ(ドゥカティ)が入賞。ドビジオーゾはスタート直後の2コーナーでラインを外し、最後尾まで下がったが追い上げて9位でゴール。10位にダニロ・ペトルッチ(ドゥカティ)が入賞した。マーベリック・ビニャーレス(スズキ)が11位、ヨニー・エルナンデス(ドゥカティ)が12位、スコット・レディング(ホンダ)が13位、アレックス・エスパロガロ(スズキ)が14位に続き、エクトル・バルベラ(ドゥカティ)はオープントップとなる15位に入賞。
以下、16位にニッキー・ヘイデン(ホンダ)、17位にマイク・デ・ミオ(ドゥカティ)、18位にアルバロ・バウティスタ(アプリリア)、19位にユージン・ラバティ(ホンダ)、20位にステファン・ブラドル(アプリリア)、21位にアレックス・デ・アンジェリス(ART)、22位にトニ・エリアス(ホンダ)の順で続き、ジャック・ミラー(ホンダ)は8周目に転倒リタイアに終わった、
こんな記事も読まれています