リンスがMoto2初優勝 (MotoGP第10戦インディアナポリスGP Moto2 決勝)
2015/08/10
MotoGP第10戦インディアナポリスGP、Moto2クラスは、アメリカのインディアナポリス・モーター・スピードウェイで決勝レースを行ない、アレックス・リンス(カレックス)が優勝した。
Moto2クラスの決勝レースもウエット宣言が出され、難しい路面状況となったが、サイティングラップで路面の状態を確認した後、全車がスリックタイヤを選択してスタートした。
1周目にトップに浮上したのはハーフィス・シャハリン(カレックス)。序盤はシャハリン、サム・ロウズ(スピードアップ)が順位を入れ替えながら激しいトップ争いを展開、トップ集団は接戦となる。6周目にヨハン・ザルコ(カレックス)がトップに浮上、ドミニク・エガター(カレックス)が続き、中盤にかけてはザルコとエガターがトップ争いを展開する。
中盤を過ぎると、トップ集団はリンス、エガター、ザルコ、ティト・ラバット(カレックス)、フランコ・モルビデリ(カレックス)の5台による争いとなり、終盤に入ると、エガター、ザルコがポジションを入れ替えながらトップ争いを展開する。25周のレースの21周目に7位につけていたロウズが最終シケインで転倒。ラバットはモルビデリとのバトル中にマシンが振られた際にステップから左足が外れて遅れてしまう。
最終的にトップ争いはリンス、ザルコ、エガター、モルビデリの4人に絞られ、残り2周でリンスがスパート。エガターとのバトルに競り勝ったザルコがリンスを追うが勝負を仕掛けるには至らず、リンスがMoto2クラス初優勝を達成した。
2位にザルコが入賞し、ランキングトップを堅持、3位にモルビデリが入賞し、Moto2クラス初表彰台を獲得。エガターは4位でチェッカーを受けた。
5位ラバットが続き、トーマス・ルティ(カレックス)が6位、アクセル・ポンス(カレックス)が7位、ハビエル・シメオン(カレックス)が8位に入賞。中上 貴晶(カレックス)が好スタートで1コーナーに4番手で入ったものの、2コーナーの混戦の中でポジションを落とし、1周目21番手から追い上げるレースとなったが、9位までポジションを挽回してチェッカーを受けた。10位にアレックス・マルケス(カレックス)、11位にアズラン・シャー(カレックス)が入賞。シャハリンは7番手走行中の最終ラップに転倒し、リタイアとなった。
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