全日本RR第1戦もてぎ【J-GP3決勝】尾野弘樹が堂々のポールtoウイン

2023/04/02

2位の彌榮、優勝した尾野、3位の大和

　全日本ロードレース選手権開幕戦もてぎのJ-GP3クラスは尾野弘樹（P.MU 7C GALESPEED）が優勝した。

　練習走行日から好天が続き、昼間は気温も上昇していた。しかし日曜日は朝から曇天。気温の上がり方も鈍かった。そんな中、J-GP3クラスは10時10分に18周の決勝レースをスタートさせた。

　好スタートを切ってホールショットを奪ったのはポールシッターの尾野。木内尚汰（Team　Plusone）、若松怜（JAPAN POST HondaDream TP）、彌榮郡（MARUMAE with Club PARIS）、大和颯（BREASTO B-TRIBE RACING）、高杉奈緒子（TEAM NAOKO KTM）と続く。

　2周目には高杉、彌榮が遅れ出し、尾野を先頭としたトップグループは木内、若松、大和の4台に。

　若松が積極的な攻めの姿勢を見せ、3周目に木内を捕らえて2番手浮上。木内は諦めずに若松と接近戦を開始。そこに大和も加わり、3台での熾烈な2位争いに発展。その間に尾野が悠々とトップ独走体制に移る。

　2位争いが激しさを増したことで高杉、彌榮が追いつき、5台でのバトルに移行。

　ラスト5周。徐々に高杉が集団から後れ出す。ラスト4周。若松が小さいミスを犯して集団から少し離される。若松はすぐにリズムを取り戻してセカンド集団に復活。高杉も加わり、5台での2位争いに戻る。

　後続の接近戦を尻目に尾野は14秒半もの大差を持って優勝。注目の2位争いは彌榮が制し、大和が3位表彰台獲得。彌榮と大和は全日本初表彰台獲得。木内は4位と表彰台を逃した。