MotoGP第2戦アルゼンチンGP MotoGP2日目スプリントレース
2023/04/02
MotoGP第2戦アルゼンチンGP、MotoGPクラスは、アルゼンチンのアウトドロモ・テルマス・デ・リオ・オンドででティソ・スプリント(スプリントレース)が行なわれた。
今シーズンから新たに始まったティソ・スプリントは、日曜の決勝レースの約半分の周回数/距離で争われるスプリントレース。12位までが入賞の対象となり、1位から9位まで決勝レースの半分のチャンピオンシップポイントが与えられる。
初のティソ・スプリントは、曇り、気温18度、路面温度21度のドライコンディションで12周行なわれ、ブラッド・ビンダー(KTM)が優勝した。
4番手スタートのフランコ・モルビデリ(ヤマハ)がいいスタートを切り、混戦となった先頭集団に15番手スタートのビンダーが食い込み、モルビデリと激しくトップ争いを繰り広げた。それを追うように、3周目にはルカ・マリーニ(ドゥカティ)が3番手となり、その後ろでは、アレックス・マルケス(ドゥカティ)とフランチェスコ・バニャーヤ(ドゥカティ)が激しく4番手争いをしていた。数周後には、マルコ・ベゼッキ(ドゥカティ)もこの混戦に入り、6、7番手を走行していたフランチェスコ・バニャーヤ(ドゥカティ)のオンボードカメラからでもトップが確認できるほどの接戦が続いた。
トップ争いを続けていたフランコ・モルビデリ(ヤマハ)はラスト3周でマルコ・ベゼッキ(ドゥカティ)とルカ・マリーニ(ドゥカティ)の二人にかわされ、4位となる。その後も、ベゼッキ、マリーニのチームメート同士の激しい2位争いを魅せつつも、1位のビンダーから離されることはなかった。
最終ラップはベゼッキがビンダーを猛追したものの、ビンダーが逃げ切りコンマ072秒差でマルコ・ベゼッキ(ドゥカティ)が2位。3位にルカ・マリーニ(ドゥカティ)でチェッカーとなった。
4位フランコ・モルビデリ、5位アレックス・マルケス、6位フランチェスコ・バニャーヤ、7位マーベリック・ビニャーレス、8位ホルヘ・マルティン、9位ファビオ・クアルタラロで、ここまでがそれぞれ決勝レースの半分に値するチャンピオンシップポイントが与えられる。中上貴晶は11位だった。
13位ヨハン・ザルコ(ドゥカティ)、14位ラウル・フェルナンデス(アプリリア)、15位アレックス・リンス(ホンダ)、16位アウグスト・フェルナンデス(KTM)。
アレイシ・エスパルガロ(アプリリア)は4周目に転倒リタイア、怪我には至らず、ジョアン・ミル(ホンダ)はファーストラップの転倒によりリタイア。
レース後、ファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)に対して、イエローフラッグが提示されている区間(7コーナー)で中上貴晶(ホンダ)を追い越したペナルティーとして、1秒加算が科されたが、9位の順位に変動はなかった。
第2戦アルゼンチンGP MotoGPスプリント結果
1 ブラッド・ビンダー (KTM)
2 マルコ・ベゼッキ (ドゥカティ)
3 ルカ・マリーニ (ドゥカティ)
4 フランコ・モルビデリ (ヤマハ)
5 アレックス・マルケス (ドゥカティ)
6 フランチェスコ・バニャーヤ (ドゥカティ)
7 マーベリック・ビニャーレス (アプリリア)
8 ホルヘ・マルティン (ドゥカティ)
9 ファビオ・クアルタラロ (ヤマハ)
10 ジャック・ミラー (KTM)
11 中上貴晶 (ホンダ)
12 ファビオ・ディ・ジャンアントニオ (ドゥカティ)
13 ヨハン・ザルコ (ドゥカティ)
14 ラウル・フェルナンデス (アプリリア)
15 アレックス・リンス (ホンダ)
16 アウグスト・フェルナンデス (KTM)
NCR アレイシ・エスパロガロ (アプリリア) 4laps
NCR ジョアン・ミル (ホンダ) 0laps
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