全日本RR第1戦もてぎ【JSB1000レース1】中須賀克行が新シーズン1レース目を制し24連勝
2023/04/01
「何度も転倒しそうになったけど、途中からコンディションに合わせることができた」と中須賀
優勝
中須賀 克行(YAMAHA FACTORY RACING TEAM)
「予選のときからコンディションが大きく変わっていて、アベレージタイムを刻むことが難しかったです。何度も転倒しそうになりましたが、途中からコンディションに合わせることができ、スリッピーな路面でも昨日のタイムに近づけることができました。そういった意味ではうまくやれたかなって思うし、開幕戦から優勝できたことは非常によかったと思います。明日は今日よりも周回数が長くなるし、コンディションも変わるだろうから、しっかり備えたいです」
「新しいガソリンについては、僕らは2月からテストをして、少しずついろいろな課題が見えてきました。少し燃えにくかったり、爆発の感じが変わったり、エンジンブレーキが遅く効き始めたりなどがありますが、アジャストして準備してきました。走行機会が少ない中、各メーカー合わせてこられたのではないかなと思っています」
2位
岡本 裕生(YAMAHA FACTORY RACING TEAM 2)
「中須賀選手の言うとおり予選時からフィーリングが違って、僕はコンディションの違いに左右されてしまったのですが、中須賀選手はそんな状況でも引き出しは多く、コンディションに合わせるのも上手でした。僕が今、足りないのはその部分です。レース序盤はほとんど対応できず、前の3台に食らいつく形になりました。レース中盤から少しずつ上げていけましたが、結果は序盤に決まってしまったかなと感じています。ケガ明けでようやくまともにレースができたので、今日は完走できて心からよかったと思っています」
「ガソリンに関して、準備期間は短かったですが、安全面が大丈夫であればいいかなと思います。今のところ大きなトラブルはありません」
3位
名越 哲平(SDG Honda Racing)
「僕にとっては10カ月ぶりの全日本で、まずレースできたことに幸せを感じています。テストを始めたときは、これでレースできるかなというレベルでしか走れなかったからです。そこから少しずつよくなってきて、もてぎでのJSB経験が少ない中、ミスもありましたが、信じて落ち着いて走ったら表彰台戻ることができました。この結果にホッとしたし、うれしいです。今はヤマハの二人が図抜けていて厳しい部分も多いですが、あきらめずにチームとホンダと進めてシーズンをしっかり戦えるようにしたいです」
「ガソリンについて、出ている問題点は僕らも大体ヤマハと同じです。温度レンジの違いが大きいですかね。乗れない訳ではないので、大きな問題がなければいいのかなという気がしています」
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