全日本RR第1戦もてぎ【JSB1000予選】岡本裕生がJSB初ポールポジション
2023/04/01
全日本ロードレース選手権開幕戦もてぎJSB1000クラス予選は岡本裕生(YAMAHA FACTORY RACING TEAM 2)が制した。
今季からバイオ燃料を使用。新たな時代の幕開けを感じさせる。さらに昨年はケガでまともな戦いができなかったホンダのエース、名越哲平(SDG Honda Racing)が復調。BSBから水野涼(Astemo HondaDream SI Racing)が復帰。亀井雄大(YOSHIMURA SUZUKI RIDEWIN)が移籍によってレースに専念できる環境を整えるなど、話題が豊富。ディフェンディングチャンピオン中須賀克行(YAMAHA FACTORY RACING TEAM)にとっては戦いがいのあるシーズンが展開されそうな予感をさせる。
木曜日から始まった練習走行では連日、中須賀がトップタイムをマーク。土曜日の40分間の予選でも中須賀は、セッション開始から積極的にタイムアタック。2周目に1分49秒台、3周目に1分48秒台、4周目には1分47秒801と1分47秒台に突入する。
セッション残り10分を切り、中須賀は1分47秒379秒と1分47秒台前半に突入。
残り6分。亀井が1コーナー立ち上がりで転倒。
残り5分。中須賀のチームメイト、岡本裕生(YAMAHA FACTORY RACING TEAM 2)が1分47秒338と中須賀のタイムを上回ってリーダーボードのトップに浮上。観客席からは感嘆の声が上がる。
その後、タイムモニターは動かず、そのまま岡本がクラス初ポールポジションを獲得。セカンドタイムで決定するレース2のグリッドもポールポジションからのスタートすることになった。
岡本裕生(YAMAHA FACTORY RACING TEAM 2)
「自分が思っていたよりいいタイムが出せました。僕はまだコンディションで左右されてしまうのですが、中須賀選手はどんなコンディションでも速くて引き出しも多いです。今回の予選は、いいコンディションだったおかげでうまくタイムが出せました」
「ここまで流れはあまりよくなかったのですが、昨日、チームのおかげでいい感じになりました。ただ、中須賀選手はまだまだ余裕がある感じですから、決勝は難しいレースになりそうです。簡単ではありませんが中須賀選手を追い詰めたいです。ホールショットが取れたとしても逃げることはできないだろうけど、正々堂々とバトルしたいです」
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