MotoGP第20戦(最終戦)バレンシアGP Moto2決勝
2022/11/07
MotoGP第20戦(最終戦)バレンシアGP、Moto2クラスは、スペインのバレンシア、リカルド・トルモサーキットで決勝レースを行ない、ペドロ・アコスタ(カレックス)が優勝した。
Moto2クラスの決勝レースは気温22度、路面温度27度のドライコンディションの下、25周で争われた。
ポールポジションからアロンソ・ロペス(ボスコスクロ)が好スタートを切り、ペドロ・アコスタ(カレックス)、トニー・アルボリーノ(カレックス)、アウグスト・フェルナンデス(カレックス)、小椋 藍(カレックス)の順で続く。
小椋は2コーナーまでにフェルナンデスを交わして4番手に浮上。アコスタがロペスを交わしてトップに立ち、接戦のトップ争いを繰り広げる。2周目の2コーナーではロペスとアコスタが交錯し、その間にアルボリーノがトップに浮上、小椋も2番手に上がる。
3周目をアルボリーノ、小椋、アコスタ、ロペスの順で通過するが、4周目の11コーナーでロペスが転倒、フェルナンデスが4番手に上がる。5周目にキャメロン・ボビエ(カレックス)がフェルナンデスを交わして4番手に浮上、フェルナンデスとボビエが競り合ったことで、トップ3人と4番手との差が約1秒に広がる。
4番手に浮上したボビエだったが、6周目の最終コーナーで転倒、フェルナンデスが再び4番手に復帰する。トップを行くアルボリーニがわずかにリードを広げ、2番手を小椋とアコスタが接近戦で争う。その後、小椋はアルボリーニとの差を縮めるが、8周目の8コーナーで転倒を喫してリタイアに終わり、小椋がノーポイントとなったことで、タイトル争いに決着がついた。
アルボリーニは11周目までトップをキープしたが、12周目に入ったストレートエンドでアコスタがトップに浮上。フェルナンデスも13周目にはアルボリーノを交わして2番手に上がり、レッドブル・アジョがワンツー体制を築く。
その後、アコスタがレースの主導権を握り、そのままトップでチェッカーを受け、今シーズン3勝目を記録。フェルナンデスも2番手をキープしたまま周回を重ね、2位でチェッカーを受けた。
アルボリーノは終盤にはフェルナンデスから大きく遅れたものの3位でゴール。271.5ポイントを獲得し、グランプリ初タイトルを獲得。小椋は29.5ポイント差のランキング2位となった。
19周目まで4番手を走っていたアロン・カネト(カレックス)が20周目の5コーナーで転倒リタイアに終わり、フェルミン・アルデグエル(ボスコスクロ)が4位に入賞した。
5位にアルベルト・アレナス(カレックス)、6位にマヌエル・ゴンサレス(カレックス)、7位にジェイク・ディクソン(カレックス)、8位にジェレミー・アルコバ(カレックス)が入賞。代役参戦のセナ・アギウス(カレックス)が9位に、今レースがMoto2ラストレースとなるマーセル・シュロッター(カレックス)が10位に入賞した。
羽田 太河(カレックス)は6周目に転倒、再スタートし、2周遅れの22位でチェッカーを受け、全8戦の参戦で、3回入賞し、ランキング32位を得た。
MotoGP第20戦バレンシアGP Moto2クラス決勝結果
1 ペドロ・アコスタ(カレックス)
2 アウグスト・フェルナンデス(カレックス)
3 トニー・アルボリーノ(カレックス)
4 フェルミン・アルデグエル(ボスコスクロ)
5 アルベルト・アレナス(カレックス)
6 マヌエル・ゴンサレス(カレックス)
7 ジェイク・ディクソン(カレックス)
8 ジェレミー・アルコバ(カレックス)
9 セナ・アギウス(カレックス)
10 マーセル・シュロッター(カレックス)
11 ボ・ベンスナイダー(カレックス)
12 ボルハ・ゴメス(カレックス)
13 フィリップ・サラッチ(カレックス)
14 ロレンツォ・ダラ・ポルタ(カレックス)
15 ジョー・ロバーツ(カレックス)
16 アレッサンドロ・ザッコーネ(カレックス)
17 ケミン・クボ(カレックス)
18 ショーン・ディラン・ケーリー(カレックス)
19 アレイシ・エスクリチ(MVアグスタ)
20 マルコス・ラミレス(MVアグスタ)
21 ゾンタ・ファン・デン・グールベルフ(カレックス)
22 羽田 太河(カレックス)
R アロン・カネト(カレックス)
R マッティア・パッシーニ(カレックス)
R ソムキャット・チャントラ(カレックス)
R ニッコロ・アントネッリ(カレックス)
R 小椋 藍(カレックス)
R セレスティーノ・ビエッティ(カレックス)
R キャメロン・ボビエ(カレックス)
R アロンソ・ロペス(ボスコスクロ)
R シモーネ・コルシ(MVアグスタ)
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