MotoGP第20戦(最終戦)バレンシアGP Moto3決勝
2022/11/07
MotoGP第20戦(最終戦)バレンシアGP、Moto3クラスは、スペインのバレンシア、リカルド・トルモサーキットで決勝レースを行ない、イサン・グエバラ(ガスガス)が優勝した。
Moto3クラスの決勝レースは気温22度、路面温度13度のドライコンディションの下、23周で争われた。
ポールポジションからグエバラが好スタート、デニス・オンジュ(KTM)、セルジオ・ガルシア(ガスガス)、イバン・オルトラ(KTM)が続く。2周目にはこの4人が抜け出し、トップ集団を形成。5周目に入ったころにはグエバラとオンジュの二人のトップ争いとなり、1秒ほど離れてガルシアとモレイラが3番手を争う。
グエバラとオンジュはそのまま接近戦のトップ争いを展開。グエバラがトップをキープしたまま最終ラップに入るが、8コーナーでオンジュがグエバラのインを差してトップに浮上する。オンジュはそのままトップで最終コーナーに入るが、立ち上がりでややはらみ、イン側から立ち上がったグエバラがゴールラインまでのストレートで抜け出しトップでチェッカーを受け、今シーズン7勝目を記録した。
終始2番手で周回を重ねたオンジュは初優勝をかけて最終ラップに勝負に出たものの、最後に逆転されてしまい0秒062差の2位に。
3番手争いはオルトラが中盤から遅れ、ガルシアが単独3番手となり、そのまま3位でチェッカーを受け、ランキング2位を獲得した。
オルトラは単独4番手で周回を重ねていたが、終盤に入った17周目あたりで、序盤から佐々木 歩夢(ハスクバーナ)がリードしていた5番手争いの集団に飲み込まれてしまう。佐々木は18周目にはオルトラを交わして4番手に浮上するが、残り3周あたりからポジション争いが激しくなり、21周目に佐々木を交わして4番手に浮上したデニス・フォッジア(ホンダ)がそのまま4位でチェッカーを受け、ランキング3位を獲得した。
佐々木は終盤の接戦を制して5位に入賞し、ランキング4位となった。6位にアドリアン・フェルナンデス(KTM)、7位にダビド・ムニョス(KTM)、8位にディエゴ・モレイラ(KTM)が続き、9位に山中 琉聖(KTM)が入賞。山中はランキング12位を獲得した。10位にダニエル・オルガド(KTM)が入賞。
鈴木 竜生(ホンダ)は序盤はトップ10圏内で周回を重ねたが、徐々に後退。8周目以降は一度は入賞圏外まで下がったものの、終盤に追い上げて14位に入賞し、ランキング7位でシーズンを終えた。ピットスタート、ロングラップペナルティで最下位からレースをスタートすることを余儀なくされた鳥羽 海渡(KTM)は追い上げて24位でゴール、ランキング19位。古里 太陽(ホンダ)は19番手争いの集団の中で23番手を走っていた15周目の6コーナーで転倒を喫し、リタイアに終わり、1年目のシーズンをランキング27位で終えた。
MotoGP第20戦バレンシアGP Moto3クラス決勝結果
1 イサン・グエバラ(ガスガス)
2 デニス・オンジュ(KTM)
3 セルジオ・ガルシア(ガスガス)
4 デニス・フォッジア(ホンダ)
5 佐々木 歩夢(ハスクバーナ)
6 アドリアン・フェルナンデス(KTM)
7 ダビド・ムニョス(KTM)
8 ディエゴ・モレイラ(KTM)
9 山中 琉聖(KTM)
10 ダニエル・オルガド(KTM)
11 ジョン・マクフィー(ハスクバーナ)
12 イバン・オルトラ(KTM)
13 カルロス・タタイ(CFMOTO)
14 鈴木 竜生(ホンダ)
15 アンドレア・ミーニョ(ホンダ)
16 ニコラ・カラーロ(KTM)
17 エリア・バルトリーニ(KTM)
18 ダビド・サルバドーリ(KTM)
19 フィリッポ・ファリオーリ(ガスガス)
20 ロレンソォ・フロン(ホンダ)
21 ジョエル・ケルソ(KTM)
22 ジャウメ・マシア(KTM)
23 チャビエル・アルティガス(CFMOTO)
24 鳥羽 海渡(KTM)
25 ダビド・アルマンサ(KTM)
26 ジョシュア・ワットリー(ホンダ)
27 マリオ・アジ(ホンダ)
28 アナ・カラスコ(KTM)
29 アルベルト・スーラ(ホンダ)
R スコット・オグデン(ホンダ)
R 古里 太陽(ホンダ)
R リカルド・ロッシ(ホンダ)
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