MotoGP第18戦オーストラリアGP MotoGP決勝
2022/10/16
MotoGP第18戦オーストラリアGP、MotoGPクラスは、オーストラリアのフィリップアイランドサーキットで決勝レースを行ないアレックス・リンス(スズキ)が優勝した。
MotoGPクラスの決勝レースは気温14度、路面温度35度のドライコンディションの下、27周で争われた。
ポールポジションのホルヘ・マルティン(ドゥカティ)がレースをリード。マルク・マルケス(ホンダ)が2番手に続く。二人は3番手以下にコンマ5秒ほどのリードを取るが、4周目には後続が追いつき、序盤は10人前後がトップ集団を形成。
9周目の4コーナーで、トップ集団の中から6番手を走っていたアレックス・マルケス(ホンダ)が5番手のジャック・ミラー(ドゥカティ)に追突し、両者転倒、リタイアに終わる。
レース序盤を終えてマルティンがレースをリード。マルク・マルケス、リンス、フランチェスコ・バニャーヤ(ドゥカティ)、アレイシ・エスパロガロ(アプリリア)、マルコ・ベゼッキ(ドゥカティ)が接戦を繰り広げる。
マルティンは13周目までトップをキープしたが、14周目の3コーナーでリンスがトップに浮上。15周目にはバニャーヤがトップに立つ。20周目にはリンスがバニャーヤを交わすが、続く21周目の1コーナーではバニャーヤがトップを奪還する。
バニャーヤh終盤まで接戦のトップ争いをリードしていたが、最終ラップの2コーナーでリンスがトップを奪還。マルク・マルケスも続いてバニャーヤを交わして2番手に浮上。トップに立ったリンスはそのまま、今シーズン初、MotoGPクラス通算4勝目を記録した。
0秒186差の2位にマルク・マルケスが続き、今シーズン初表彰台を獲得。バニャーヤはマルケスと0秒038差の3位でゴールした。
4位にベゼッキ、5位にエネア・バスティアニーニ(ドゥカティ)、6位にルカ・マリーニ(ドゥカティ)、7位にマルティンの順で続き、トップから7位のマルティンまで、チェッカーを受け時点で0秒884差という接戦だった。
8位にヨハン・ザルコ(ドゥカティ)が続き、アレイシ・エスパロガロは中盤すぎにトップ争いから遅れて後退、9位でゴール。10位にブラッド・ビンダー(KTM)が入賞した。
ポル・エスパロガロ(ホンダ)が11位、ロングラップペナルティのため、後方からの追い上げを余儀なくされたミゲール・オリベイラ(KTM)は12位入賞。カル・クロッチロウ(ヤマハ)が13位、ダリン・ビンダー(ヤマハ)が14位、ホームレースのレミー・ガードナー(KTM)は15位に入賞した。
ラウル・フェルナンデス(KTM)は16位でゴール。序盤はトップ集団の後方で周回を重ねたマーベリック・ビニャーレス(アプリリア)はポジションを落とし17位でチェッカー。ケガからの復帰戦となったジョアン・ミル(スズキ)は18位、長島 哲太(ホンダ)は19位でチェッカーを受け、ファビオ・ディ・ジャンアントニオ(ドゥカティ)が20位となった。
フランコ・モルビデリ(ヤマハ)は22周目に転倒リタイア。ファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)は、序盤はトップ集団で周回を重ねたが、4周目の4コーナーでオーバーラン。22番手までを後退しながら、再び入賞圏内まで追い上げたが、11周目の2コーナーで転倒を喫しリタイアとなった。
チャンピオンシップ争いでは、クアルタラロがノーポイントに終わり、ランキング2位に後退。バニャーヤがランキングトップに浮上し、二人の差は残り2戦で14ポイントとなった。また、4位に入賞したベゼッキが、2戦を残して、今シーズンのルーキー・オブ・ザ・イヤーを獲得した。
MotoGP第18戦オーストラリアGP MotoGPクラス決勝結果
1 アレックス・リンス(スズキ)
2 マルク・マルケス(ホンダ)
3 フランチェスコ・バニャーヤ(ドゥカティ)
4 マルコ・ベゼッキ(ドゥカティ)
5 エネア・バスティアニーニ(ドゥカティ)
6 ルカ・マリーニ(ドゥカティ)
7 ホルヘ・マルティン(ドゥカティ)
8 ヨハン・ザルコ(ドゥカティ)
9 アレイシ・エスパロガロ(アプリリア)
10 ブラッド・ビンダー(KTM)
11 ポル・エスパロガロ(ホンダ)
12 ミゲール・オリベイラ(KTM)
13 カル・クロッチロウ(ヤマハ)
14 ダリン・ビンダー(ヤマハ)
15 レミー・ガードナー(KTM)
16 ラウル・フェルナンデス(KTM)
17 マーベリック・ビニャーレス(アプリリア)
18 ジョアン・ミル(スズキ)
19 長島 哲太(ホンダ)
20 ファビオ・ディ・ジャンアントニオ(ドゥカティ)
R フランコ・モルビデリ(ヤマハ)
R ファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)
R ジャック・ミラー(ドゥカティ)
R アレックス・マルケス(ホンダ)
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