SBK(スーパーバイク世界選手権)第8戦カタルニア 3日目
2022/09/25
SBK(スーパーバイク世界選手権)第8戦カタルニアラウンドは、スペインのバルセロナ-カタルニアサーキットでスーパーポールレース、レース2が開催された。
SBKのスーパーポールレースは気温18度、路面温度28度のドライコンディションの下、10周で争われ、アルバロ・バウティスタ(ドゥカティ)が好スタートでリード。アレックス・ロウズ(カワサキ)、ジョナサン・レイ(カワサキ)が続く。
バウティスタはトップを快走。中盤までロウズとレイがついていくが、5周目を過ぎたあたりから差が開き始め、8周目には1秒以上のリードを取ってバウティスタが独走優勝でレース2のポールポジションを獲得。
最終ラップに入る1コーナーでレイがロウズを交わして2番手に浮上すると、そのまま2位でチェッカー。ロウズも追うがポジション奪還はならず、3位でゴール。
上位3人からは序盤の段階で離されてしまったものの、5周目の1コーナーでマイケル・リナルディ(ドゥカティ)を交わして4番手に浮上したトプラック・ラズガットリオグル(ヤマハ)が単独4位でゴール。
5位にリナルディ、6位にフィリップ・エッテル(ドゥカティ)、7位にチャビ・ビエルへ(ホンダ)、8位にスコット・レディング(BMW)、9位にロリス・バズ(BMW)、10位にギャレット・ガーロフ(ヤマハ)が入賞。野左根 航汰(ヤマハ)は13位でゴール。
レース2は気温22度、路面温度39度のドライコンディションの下、20周で争われた。
ポールポジションからスタートしたバウティスタが1周目から後続を引き離してレースをリード。序盤からハイペースで周回を重ね、4周目、5周目と2周連続でファステストラップを記録すると、5周目の段階で2番手以下に約2秒半のリードを取り、その後もその差を広げて、終盤には約10秒のリードを築き、独走で優勝、カタルニアラウンドの3レースを完全制覇した。
2番手争いは、リナルディ、ラズガットリオグル、レイ、バッサーニの4人が接戦を展開。中盤にはバッサーニが前に出るが、11周目に2番手に復帰したリナルディがその後はポジションをキープ。ラズガットリオグルが最後までリナルディについて行くが、勝負を仕掛けるまでには至らず、リナルディが2位に入賞し、ドゥカティ・ファクトリーがワンツーフィニッシュを飾った。ラズガットリオグルは3位表彰台を獲得。
レイとバッサーニは終盤に2番手争いから遅れ、レイはコースオフで何度かポジションを下げながら、終盤にバッサーニを交わして4位に入賞。バッサーニが5位で続いた。
6位にビエルへ、7位にエッテル、8位にレクオナ、9位にバズ、10位にロベルト・タンブリーニ(ヤマハ)が入賞。野左根は15位に入賞した。
3番グリッドからスタートしたロウズは1周目の10コーナーで転倒リタイア。スコット・レディング(BMW)も1周目の最終コーナーで転倒リタイアに終わり、レース1で3位に入賞したガーロフも12周目の2コーナーで転倒リタイアに終わった。
バウティスタはランキングトップをキープ、ランキング2位のラズガットリオグルとのポイント差は59ポイントとなった。
SBK第8戦カタルニア SBK スーパーポールレース リザルト
1 アルバロ・バウティスタ(ドゥカティ)
2 ジョナサン・レイ(カワサキ)
3 アレックス・ロウズ(カワサキ)
4 トプラック・ラズガットリオグル(ヤマハ)
5 マイケル・リナルディ(ドゥカティ)
6 フィリップ・エッテル(ドゥカティ)
7 チャビ・ビエルへ(ホンダ)
8 スコット・レディング(BMW)
9 ロリス・バズ(BMW)
10 ギャレット・ガーロフ(ヤマハ)
11 ルーカス・マヒアス(カワサキ)
12 ルカ・ベルナルディ(ドゥカティ)
13 野左根 航汰(ヤマハ)
14 ユージン・ラバティ(BMW)
15 ロベルト・タンブリーニ(ヤマハ)
16 アクセル・バッサーニ(ドゥカティ)
17 クリストフ・ポンソン(ヤマハ)
18 オスカー・グティエレス(カワサキ)
19 レアンドロ・メルカド(ホンダ)
20 オリバー・クーニッヒ(カワサキ)
21 アンドレア・ロカテッリ(ヤマハ)
R マイケル・ファン・デル・マーク(BMW)
R イケル・レクオナ(ホンダ)
SBK第8戦カタルニア SBK決勝レース2 リザルト
1 アルバロ・バウティスタ(ドゥカティ)
2 マイケル・リナルディ(ドゥカティ)
3 トプラック・ラズガットリオグル(ヤマハ)
4 ジョナサン・レイ(カワサキ)
5 アクセル・バッサーニ(ドゥカティ)
6 チャビ・ビエルへ(ホンダ)
7 フィリップ・エッテル(ドゥカティ)
8 イケル・レクオナ(ホンダ)
9 ロリス・バズ(BMW)
10 ロベルト・タンブリーニ(ヤマハ)
11 ルカ・ベルナルディ(ドゥカティ)
12 ルーカス・マヒアス(カワサキ)
13 マイケル・ファン・デル・マーク(BMW)
14 ユージン・ラバティ(BMW)
15 野左根 航汰(ヤマハ)
16 アンドレア・ロカテッリ(ヤマハ)
17 レアンドロ・メルカド(ホンダ)
18 オリバー・クーニッヒ(カワサキ)
R オスカー・グティエレス(カワサキ)
R ギャレット・ガーロフ(ヤマハ)
R クリストフ・ポンソン(ヤマハ)
R スコット・レディング(BMW)
R アレックス・ロウズ(カワサキ)
SSP(スーパースポーツ世界選手権)のレース2は気温21度、路面温度36度のドライコンディションの下、18周で争われた。
序盤の混戦を経て、ドミニク・エガータ(ヤマハ)、ジャン・オンジュ(カワサキ)、ステファノ・マンジ(トライアンフ)、ロレンツォ・バルダッサーリ(ヤマハ)の4人がトップ集団を形成し、接戦を繰り広げる。
12周目の1コーナー進入でエガータが接触を避けるためにコースを飛び出し、トップ争いから遅れるが、14周目には再びトップ集団に追いつき、接戦を展開。15周目にトップに戻ったエガータは、レース終盤には3人を引き離し、2秒差をつけてレース1に続いて連勝を飾った。
2番手争いはジャン・オンジュ(カワサキ)とステファノ・マンジ(トライアンフ)が最終ラップまで接戦を展開。マンジが前でチェッカーを受けるが、最終ラップにトラックリミットをオーバーしたため1ポジションダウンのペナルティを受け、3位でゴールしたオンジュが2位入賞。マンジは3位となった。バルダッサーリは終盤トップ集団から遅れ、単独4位でゴール。
SSP300(スーパースポーツ300世界選手権)のレース2では気温23度、路面温度41度のドライコンディションの下、12周で争われた。
4周目にトップに立ったビクター・スティーマン(カワサキ)が混戦を抜け出し、2番手以下をリードすると独走。5秒618の大差をつけて優勝した。
2番手争いは最終ラップまで20名ほどのライダーが僅差で接近戦を展開。接戦を制してミルコ・ジェンナイ(ヤマハ)が2位でチェッカーを受けたが、最終ラップのトラックリミットオーバーにより1ポジション降格となり、3位でチェッカーを受けたウゴ・デ・キャンセリス(カワサキ)が2位に入賞。ジェンナイは3位入賞となった。
岡谷 雄太(カワサキ)は終盤まで2番手争いの先頭を争っていたが、残り2周で集団の中で挙動を乱して、ポジションを後退。13位でゴールとなった。
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