MotoGP第16戦日本GP Moto3決勝
2022/09/25
MotoGP第16戦日本GP、Moto3クラスは、栃木県のモビリティリゾート・もてぎで決勝レースを行ない、イサン・グエバラ(ガスガス)が優勝した。
Moto3クラスの決勝レースは気温23度、路面温度40度のドライコンディションの下、20周で争われた。
ポールポジションから鈴木 竜生(ホンダ)が好スタートでレースをリードするが、9コーナーでグエバラがトップに立つ。
1周目のコントロールラインをグエバラ、鈴木、佐々木 歩夢(ハスクバーナ)、デニス・フォッジア(ホンダ)の順で通過。2周目には佐々木が2番手に上がり、グエバラとポジションを争い、佐々木は4周目にトップに立つと、レースをリードする。5周目の段階では佐々木、グエバラ、フォッジアの3人が4番手以下にわずかに引き離してトップ集団を形成して周回を重ねる。
7周目あたりから、4番手を走っていたジャウメ・マシア(KTM)がトップ争いの3人との差を縮め、8周目にはトップ争いは4人に。10周目にグエバラが佐々木を交わしてトップに出るが、11周目の5コーナーでグエバラがはらみ、佐々木がトップを奪還する。
その後も佐々木がトップでレースをリードするが、終盤に入った16周目の3コーナーでグエバラが再びトップに立つ。5コーナーではマシアがやや強引に佐々木のインに入り、2番手に浮上。佐々木はフォッジアにも交わされ4番手に後退する。この間にトップを行くグエバラはわずかにリードを広げ、マシア、フォッジア、佐々木の順で追う。
そして、2番手に浮上したばかりのマシアが最終コーナー手前の12コーナーでハイサイド転倒。これでグエバラが2番手のフォッジアにコンマ5秒ほどのリードを取り、そのままトップでチェッカーを受けると、今シーズン5勝目を記録した。
2位にフォッジアが入賞。中盤までレースをリードした佐々木は終盤、リアタイヤが厳しくなり、3位でゴールし、ホームレース初表彰台に立った。
セルジオ・ガルシア(ガスガス)、ダビド・ムニョス(KTM)、ディエゴ・モレイラ(KTM)、ジョン・マクフィー(ハスクバーナ)の4人による接戦の5番手争いは、マシアの転倒リタイアで終盤に4番手争いとなり、ガルシアが接戦を制して4位入賞、ムニョスが5位、モレイラが6位、マクフィーが7位でチェッカーを受けた。
山中 琉聖(KTM)は17番グリッドからスタートし、1周目を15番手で通過すると、10周目にはトップ10まで追い上げ、8位でゴールした。9位にアンドレア・ミーニョ(ホンダ)、10位にリカルド・ロッシ(ホンダ)が入賞。
古里 太陽(ホンダ)は19番グリッドからスタートし、6周目に入賞圏内の15位まで上がると、14位でチェッカーを受け、グランプリ初ポイントを獲得した。
濱田 寛太(ホンダ)は4周目の2コーナーで転倒リタイア。鳥羽 海渡(KTM)は1周目の10コーナーで転倒し、ピットに戻って再スタート、3周遅れとなったが21位で完走した。
MotoGP第16戦日本GP Moto3クラス決勝結果
1 イサン・グエバラ(ガスガス)
2 デニス・フォッジア(ホンダ)
3 佐々木 歩夢(ハスクバーナ)
4 セルジオ・ガルシア(ガスガス)
5 ダビド・ムニョス(KTM)
6 ディエゴ・モレイラ(KTM)
7 ジョン・マクフィー(ハスクバーナ)
8 山中 琉聖(KTM)
9 アンドレア・ミーニョ(ホンダ)
10 リカルド・ロッシ(ホンダ)
11 チャビエル・アルティガス(CFMOTO)
12 ステファノ・ネパ(KTM)
13 イバン・オルトラ(KTM)
14 古里 太陽(ホンダ)
15 デニス・オンジュ(KTM)
16 エリア・バルトリーニ(KTM)
17 マリオ・アジ(ホンダ)
18 アドリアン・フェルナンデス(KTM)
19 アナ・カラスコ(KTM)
20 スコット・オグデン(ホンダ)
21 鳥羽 海渡(KTM)
R ジャウメ・マシア(KTM)
R ロレンソォ・フロン(ホンダ)
R ニコラ・カラーロ(KTM)
R 鈴木 竜生(ホンダ)
R ダニエル・オルガド(KTM)
R 濱田 寛太(ホンダ)
R カルロス・タタイ(CFMOTO)
R ジョエル・ケルソ(KTM)
R ジョシュア・ワットリー(ホンダ)
こんな記事も読まれています