MotoGP第16戦日本GP MotoGP決勝
2022/09/25
MotoGP第16戦日本GP、MotoGPクラスは、栃木県のモビリティリゾート・もてぎで決勝レースを行ない、ジャック・ミラー(ドゥカティ)が優勝した。
MotoGPクラスの決勝レースは気温22度、路面温度38度のドライコンディションの下、24周で争われた。
ブラッド・ビンダー(KTM)が好スタートを切り、ポールスタートのマルク・マルケス(ホンダ)、ホルヘ・マルティン(ドゥカティ)が続く。マルティンが1周目をトップで通過。ブラッド・ビンダー、ミラーの順で続く。ミラーは2周目の11コーナーでブラッド・ビンダーを交わして2番手に浮上。3周目の11コーナーではマルティンを交わしてトップに立つ。
3周目にファステストラップを記録したミラーは、5周目には2番手以下にコンマ5秒ほどの差をつける。ミラーは続く4周目にもファステストを更新してリードを広げると、単独トップに立ち、レース中盤の10周目には約3秒のリードを2番手以下に取る。
2番手のマルティンも序盤の内に後続とのリードを広げて単独2番手で周回。3番手をブラッド・ビンダー、ミゲール・オリベイラ(KTM)、マルク・マルケスが争う。
ミラーはその後も独走し、リードを拡大。3秒409差をつけて、今シーズン初優勝を達成。グランプリ通算10勝目、MotoGPクラス通算4勝目を記録した。
2番手争いはマルティンが単独2位をキープしていたが、3番手争いを抜け出したブラッド・ビンダーが残り3周でマルティンに追いつき、接戦となる。ブラッド・ビンダーは23周目にマルティンを交わし、2位に入賞。マルティンは0秒727差の3位でチェッカーを受けた。ブラッド・ビンダーは今シーズン2度目の表彰台獲得。マルティンは今シーズン3回目の表彰台獲得。
4番手争いはミゲール・オリベイラ(KTM)とマルク・マルケスが接戦を展開。22周目にマルク・マルケスがオリベイラを交わし、4位に入賞。オリベイラが5位に続いた。ルカ・マリーニ(ドゥカティ)も追い上げて終盤には4番手争いに迫り、オリベイラの背後まで迫ったが、僅差の6位でゴール。
マーベリック・ビニャーレス(アプリリア)は中盤までマリーニと6番手争いを展開したが、13周目にマリーニに先行され、終盤は追いついて来たファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)、フランチェスコ・バニャーヤ(ドゥカティ)、エネア・バスティアニーニ(ドゥカティ)、との接戦となったものの、ビニャーレスがポジションを守って7位でゴール。
最終ラップの3コーナーでクアルタラロにしかけたバニャーヤが転倒を喫し、クアルタラロが8位、バスティアニーニが9位でゴール。10位にマルコ・ベゼッキ(ドゥカティ)が続いた。
ヨハン・ザルコ(ドゥカティ)が11位、ポル・エスパロガロ(ホンダ)が12位、アレックス・マルケス(ホンダ)が13位、フランコ・モルビデリ(ヤマハ)が14位、カル・クロッチロウ(ヤマハ)が15位に入賞。
アレイシ・エスパロガロ(アプリリア)はスタート前のウォームアップラップでマシントラブルが発生。グリッドに着かず、ピットに戻ってマシンを乗り換えてピットからスタート。最下位から追い上げたが16位でチェッカーとなった。
17位にファビオ・ディ・ジャンアントニオ(ドゥカティ)、18位にラウル・フェルナンデス(KTM)、19位にレミー・ガードナー(KTM)の順で続き、右手のケガを抱えたままレースに臨んだ中上 貴晶(ホンダ)は20位で完走。
アレックス・リンス(スズキ)は14周を終えてピットに戻ってリタイア。ダリン・ビンダー(ヤマハ)は14周目の9コーナーで転倒、再スタートしたもののピットに戻ってリタイア。津田 拓也(スズキ)は12周目にマシンから火が出て、コースサイドにマシンを止めてリタイア。長島 哲太(ホンダ)は10周目の1コーナーで転倒リタイアに終わった。
チャンピオンシップ争いではクアルタラロがランキングトップをキープ。ランキング2位のバニャーヤがノーポイントに終わったことで、2人のポイント差は18ポイント差に拡大した。
MotoGP第16戦日本GP MotoGPクラス決勝結果
1 ジャック・ミラー(ドゥカティ)
2 ブラッド・ビンダー(KTM)
3 ホルヘ・マルティン(ドゥカティ)
4 マルク・マルケス(ホンダ)
5 ミゲール・オリベイラ(KTM)
6 ルカ・マリーニ(ドゥカティ)
7 マーベリック・ビニャーレス(アプリリア)
8 ファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)
9 エネア・バスティアニーニ(ドゥカティ)
10 マルコ・ベゼッキ(ドゥカティ)
11 ヨハン・ザルコ(ドゥカティ)
12 ポル・エスパロガロ(ホンダ)
13 アレックス・マルケス(ホンダ)
14 フランコ・モルビデリ(ヤマハ)
15 カル・クロッチロウ(ヤマハ)
16 アレイシ・エスパロガロ(アプリリア)
17 ファビオ・ディ・ジャンアントニオ(ドゥカティ)
18 ラウル・フェルナンデス(KTM)
19 レミー・ガードナー(KTM)
20 中上 貴晶(ホンダ)
R フランチェスコ・バニャーヤ(ドゥカティ)
R アレックス・リンス(スズキ)
R ダリン・ビンダー(ヤマハ)
R 津田 拓也(スズキ)
R 長島 哲太(ホンダ)
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