MotoGP第10戦ドイツGP Moto2決勝
2022/06/20
MotoGP第10戦ドイツGP、Moto2クラスは、ドイツのザクセンリンクで決勝レースを行ない、アウグスト・フェルナンデス(カレックス)が優勝した。
Moto2クラスの決勝レースは気温35度、路面温度51度のドライコンディションの下、28周で争われた。
ポールスタートのサム・ロウズ(カレックス)のリードでレースはスタート。2番手にマーセル・シュロッター(カレックス)、3番手に2番グリッドからスタートしたアルベルト・アレナス(カレックス)、4番手にフェルナンデス、5番手にジョー・ロバーツ(カレックス)、6番手にペドロ・アコスタ(カレックス)が続き、レース序盤は6人がトップ集団を形成する。
ロウズは5周目までレースをリードしたが、6周目の3コーナーでフェルナンデスがロウズを交わしてトップに浮上。トップに立ったフェルナンデスは周回ごとに2番手以下との差を広げ、8周目には約1秒、10周目には約2秒とリードを築く。その後、単独トップに立つと独走、終盤には最大約9秒のリードを取ってトップでチェッカーを受け、フランスGPに続いて今シーズン2勝目を記録した。
2番手争いは6周目に4番手に浮上したアコスタが、アレナスとシュローターと3番手争いを展開。アコスタは7周目に3番手に上がると、2番手のロウズとの差を縮め、15周目の3コーナーでロウズが挙動を乱したすきに2番手に浮上する。
アコスタはその後、わずかにリードを広げたものの、ロウズ、シュローターに再び追いつかれ、3人による2番手争いの接戦を展開。終盤にはこれにフェルミン・アルデグエル(ボスコスクロ)が加わり、最終ラップの最終コーナーまで4人による2番手争いの接戦が続いたが、アコスタが僅差で逃げ切って2位に入賞。ロウズは最後までアコスタを追い詰めたもののの僅差の3位となった。
ホームレースのシュローターが4位、アルデグルが5位に入賞。序盤は2番手争いに加わっていたアレナスはその後ポジションを落とし、単独6位でゴールした。
アロンソ・ロペス(ボスコスクロ)小椋 藍(カレックス)、ロン・カネト(カレックス)、トニー・アルボリーノ(カレックス)の4人によって最終ラップまで続いた7番手争いは、ロペスが制して7位に入賞。小椋が8位、カネトが9位、アルボリーノが10位に入賞した。
ポイントリーダーのセレスティーノ・ビエッティ(カレックス)は12番手走行中の22周目の1コーナーで転倒リタイアに終わり、チャンピオンシップ争いではビエッティがランキングトップをキープしているものの、ランキング2位の小椋とのポイント差は8ポイントに縮まり、2勝目を記録したフェルナンデスが小椋と4ポイント差のランキング3位に浮上した。
MotoGP第10戦ドイツGP Moto2クラス決勝結果
1 アウグスト・フェルナンデス(カレックス)
2 ペドロ・アコスタ(カレックス)
3 サム・ロウズ(カレックス)
4 マーセル・シュロッター(カレックス)
5 フェルミン・アルデグエル(ボスコスクロ)
6 アルベルト・アレナス(カレックス)
7 アロンソ・ロペス(ボスコスクロ)
8 小椋 藍(カレックス)
9 アロン・カネト(カレックス)
10 トニー・アルボリーノ(カレックス)
11 ジェイク・ディクソン(カレックス)
12 マヌエル・ゴンサレス(カレックス)
13 ジョー・ロバーツ(カレックス)
14 キャメロン・ボビエ(カレックス)
15 ソムキャット・チャントラ(カレックス)
16 ボ・ベンスナイダー(カレックス)
17 ショーン・ディラン・ケーリー(カレックス)
18 ゾンタ・ファン・デン・グールベルフ(カレックス)
19 アレッサンドロ・ザッコーネ(カレックス)
20 ジェレミー・アルコバ(カレックス)
21 アレックス・トレド(カレックス)
R セレスティーノ・ビエッティ(カレックス)
R ケミン・クボ(カレックス)
R マルコス・ラミレス(MVアグスタ)
R フィリップ・サラッチ(カレックス)
R バリー・バルトゥス(カレックス)
R ニッコロ・アントネッリ(カレックス)
R ロレンツォ・ダラ・ポルタ(カレックス)
R シモーネ・コルシ(MVアグスタ)
R ホルヘ・ナバーロ(カレックス)
こんな記事も読まれています