MotoGP第10戦ドイツGP Moto3決勝
2022/06/20
MotoGP第10戦ドイツGP、Moto3クラスは、ドイツのザクセンリンクで決勝レースを行ない、イサン・グエバラ(ガスガス)が優勝した。
Moto3クラスの決勝レースは気温32度、路面温度42度のドライコンディションの下、27周で争われた。
グエバラはポールポジションから好スタートでレースをリード。序盤はゲバラ、デニス・フォッジア(ホンダ)、鈴木 竜生(ホンダ)、佐々木 歩夢(ハスクバーナ)、セルジオ・ガルシア(ガスガス)、ダニエル・オルガド(KTM)ら9人がトップ集団を形成。5周目を過ぎたあたりから、グエバラが2番手以下にリードを取り始める。
10周目にグエバラは約1秒のリードを取ると、単独トップに立ち、その後も周回ごとにわずかづつだがリードを広げ、16周目にはその差を約2秒に開くと、終盤には約5秒の差をつけて独走優勝で前戦カタルニアGPに続いて、今シーズン3勝目を記録した。
2番手争いはフォジア、鈴木、ガルシア、佐々木、オルガドの5人が接戦を展開。10周目あたりでフォッジアがわずかに抜け出すかに見えたが、12周目には再び追いつかれる。終盤の23周目あたりでオルガドが2番手争いから脱落。鈴木も23周目には2番手争いから遅れ始める。
最終的にフォッジア、ガルシア、佐々木の3人による接戦となった2番手争いだが、最終ラップにフォッジアとガルシアがわずかに抜け出す。最終コーナーで勝負に出たガルシアが前に出るが、立ち上がりでフォッジアがガルシアを交わして2位入賞。ガルシアが僅差の3位に入賞した。
イタリアGPのケガから復帰した佐々木は万全ではない体調の中で終盤まで表彰台を争い、4位に入賞。5位に鈴木、6位にダニエル・オルガド(KTM)の順で続いた。
7位にデニス・オンジュ(KTM)が入賞。オンジュはジャンプスタートでダブルロングペナルティを科せられたが、追い上げて7位に入賞。8位にアドリアン・フェルナンデス(KTM)、9位にダビド・ムニョス(KTM)、10位にイバン・オルトラ(KTM)の順で続いた。
古里 太陽(ホンダ)は最後まで6人の接戦となった13番手争いに加わり、最終ラップに14番手で入ったものの、17位でゴール。鳥羽 海渡(KTM)はジャンプスタートでダブルロングラップペナルティを受け、20位でチェッカーを受けた。山中 琉聖(KTM)は前戦のアクシデントに対するロングラップペナルティを2周目に消化。セカンドグループに加わっていたが、5周目の7コーナーで他車の転倒の影響を受けてコースオフ。19番手で復帰したが、マシンに問題を抱え、14周を終えてピットに戻ってリタイアに終わった。
ランキングではガルシアがトップをキープしたが、ランキング2位のグエバラとのポイント差は7ポイント差に縮まった。
MotoGP第10戦ドイツGP Moto3クラス決勝結果
1 イサン・グエバラ(ガスガス)
2 デニス・フォッジア(ホンダ)
3 セルジオ・ガルシア(ガスガス)
4 佐々木 歩夢(ハスクバーナ)
5 鈴木 竜生(ホンダ)
6 ダニエル・オルガド(KTM)
7 デニス・オンジュ(KTM)
8 アドリアン・フェルナンデス(KTM)
9 ダビド・ムニョス(KTM)
10 イバン・オルトラ(KTM)
11 アンドレア・ミーニョ(ホンダ)
12 ジャウメ・マシア(KTM)
13 チャビエル・アルティガス(CFMOTO)
14 エリア・バルトリーニ(KTM)
15 ステファノ・ネパ(KTM)
16 ディエゴ・モレイラ(KTM)
17 古里 太陽(ホンダ)
18 ロレンソォ・フロン(ホンダ)
19 ジョン・マクフィー(ハスクバーナ)
20 鳥羽 海渡(KTM)
21 アルベルト・スーラ(ホンダ)
22 アナ・カラスコ(KTM)
23 マリオ・アジ(ホンダ)
R カルロス・タタイ(CFMOTO)
R ジョシュア・ワットリー(ホンダ)
R 山中 琉聖(KTM)
R ジョエル・ケルソ(KTM)
R スコット・オグデン(ホンダ)
R マッテオ・ベルテッレ(KTM)
R リカルド・ロッシ(ホンダ)
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