MotoGP第3戦アルゼンチンGP Moto3決勝
2022/04/04
MotoGP第3戦アルゼンチンGP、Moto3クラスは、アルゼンチンのテルマス・デ・リオ・オンドで決勝レースを行ない、セルジオ・ガルシア(ガスガス)が優勝した。
Moto3クラスの決勝レースは気温22度、路面温度35度のドライコンディションの下、21周で争われた。
ガルシアは好スタートを切り、チームメイトのイサン・グエバラ(ガスガス)が2番手で続く。2周目にグエバラがトップに立ち、GASGASアスパーの二人がレースをリード。3番手にジャウメ・マシア(KTM)が続く。
7周目あたりでマシアがトップの二人に追いつき、トップ集団は5人の接戦に。グエバラは中盤までレースをリードしたが、10周目の4コーナー付近で突然スローダウン。マシントラブルによりリタイアを強いられてしまう。このころにはトップ集団は11人となり、ガルシアがトップで周回を重ね、アンドレア・ミーニョ(ホンダ)、マシアが続く。
ところが、15周目の13コーナーで2番手を争っていたミニョがマシアのインに入ったところで接触。両者転倒を喫してしまう。これでトップ集団はガルシア、1周目12番手から追い上げトップ争いに加わったデニス・フォッジア(ホンダ)、鈴木 竜生(ホンダ)、さらに2番グリッドからスタートしたものの、前戦のペナルティにより、2周目にロングラップペナルティを消化。一度は17番手まで後退しながら、追い上げてトップ集団に加わった佐々木 歩夢(ハスクバーナ)による争いとなる。
レース終盤、ガルシアが2番手以下にコンマ5秒ほどのリードを取るが、20周目の13コーナーでフォッジアが前に出ると、最終ラップにトップで入る。鈴木も最終ラップの5コーナーでガルシアを交わして2番手に浮上するが、ガルシアは9コーナーで2番手を奪還すると、13コーナーでトップを行くフォッジアのインを突き逆転。今シーズン初優勝を達成した。
2位にフォッジアが入賞し、3番手争いは鈴木と佐々木が最後まで接戦を展開。13コーナーで佐々木が前に出て、今シーズン初表彰台となる3位に入賞した。
鈴木は4位でゴールしたが、最終ラップのトラックリミットオーバーで1ポジション降格となり、リカルド・ロッシ(ホンダ)が4位に入賞。鈴木は5位入賞となった。
6位にディエゴ・モレイラ(KTM)、7位にダニエル・オルガド(KTM)、8位にカルロス・タタイ(CFMOTO)が続き、鳥羽 海渡(KTM)が9位に入賞。チームメイトのジョエル・ケルソ(KTM)がグランプリベストリザルトとなる10位に入賞した。
山中 琉聖(KTM)は12位に入賞。グランプリデビュー戦となった古里 太陽(ホンダ)は22番グリッドからスタート。着実にポジションを挽回し、17位でチェッカーを受けた。
MotoGP第3戦アルゼンチンGP Moto3クラス決勝結果
1 セルジオ・ガルシア(ガスガス)
2 デニス・フォッジア(ホンダ)
3 佐々木 歩夢(ハスクバーナ)
4 リカルド・ロッシ(ホンダ)
5 鈴木 竜生(ホンダ)
6 ディエゴ・モレイラ(KTM)
7 ダニエル・オルガド(KTM)
8 カルロス・タタイ(CFMOTO)
9 鳥羽 海渡(KTM)
10 ジョエル・ケルソ(KTM)
11 エリア・バルトリーニ(KTM)
12 山中 琉聖(KTM)
13 アドリアン・フェルナンデス(KTM)
14 デニス・オンジュ(KTM)
15 イバン・オルトラ(KTM)
16 ステファノ・ネパ(KTM)
17 古里 太陽(ホンダ)
18 マッテオ・ベルテッレ(KTM)
19 ロレンソォ・フロン(ホンダ)
20 アルベルト・スーラ(ホンダ)
21 マリオ・アジ(ホンダ)
22 ジェラール・リウ(KTM)
23 ジョシュア・ワットリー(ホンダ)
R ジャウメ・マシア(KTM)
R アンドレア・ミーニョ(ホンダ)
R スコット・オグデン(ホンダ)
R イサン・グエバラ(ガスガス)
R チャビエル・アルティガス(CFMOTO)
R アナ・カラスコ(KTM)
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