MotoGP第1戦カタールGP MotoGP決勝
2022/03/07
MotoGP第1戦カタールGP、MotoGPクラスは、カタールのルサイル・インターナショナルサーキットで決勝レースを行ない、エネア・バスティアニーニ(ドゥカティ)が優勝した。
MotoGPクラスの決勝レースは気温23度、路面温度28度のドライコンデションの下、ナイトレースとして22周で争われた。
2番グリッドからスタートしたバスティアニーニはスタートで出遅れ、6番グリッドから好ダッシュを見せたポル・エスパロガロ(ホンダ)がトップ争いをリード、3番グリッドスタートのマルク・マルケス(ホンダ)が続き、7番グリッドから同じく好スタートを決めたブラッド・ビンダー(KTM)も加わり、トップ争いを展開。
6周目の1コーナーでマルク・マルケスがラインを外す間にブラッド・ビンダーが2番手に浮上。中盤に差し掛かるころにはポル・エスパロガロが2番手以下に約1秒のリードを築き、トップを独走する。しかし、14周目に2番手に浮上したバスティアニーニはその後、ポル・エスパロガロとの差を縮め、ブラッド・ビンダーとマルク・マルケス(ホンダ)はトップ争いからやや遅れる。
バスティアニーニは18周目にはポル・エスパロガロの背後に迫り、19周目のホームストレートでトップに浮上。ポル・エスパロガロも続く1コーナーで挽回しようとしたものの、進入でラインを外し、その間にブラッド・ビンダーにも交わされてしまった。
この時点でバスティアニーニとブラッド・ビンダーの間には約1秒半の差があったものの、終盤にかけてブラッド・ビンダーがその差を縮めていく。しかし、勝負をしかけるまでには行かず、バスティアニーニがMotoGPクラス19戦目で初優勝を達成した。
0秒346差の2位にブラッド・ビンダーが入賞。ポル・エスパロガロ(ホンダ)は最後はトップから1秒351離されたものの、3位表彰台を獲得した。
4位にアレイシ・エスパロガロ(アプリリア)が入賞。アレイシは終盤に弟のポルに迫ったが、勝負をしかけるまでには至らなかった。マルク・マルケス(ホンダ)は5位に入賞。
6位にジョアン・ミル(スズキ)、7位にアレックス・リンス(スズキ)のスズキの二人が続き、ヨハン・ザルコ(ドゥカティ)が8位に入賞。ディフェンディングチャンピオンのファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)はゴールライン直前でザルコに交わされて9位入賞となった。16番グリッドからスタートした中上 貴晶(ホンダ)は10位に入賞。
フランコ・モルビデリ(ヤマハ)が11位、マーベリック・ビニャーレス(アプリリア)が12位、ルカ・マリーニ(ドゥカティ)が13位、アンドレア・ドビジオーゾ(ヤマハ)が14位に続き、レミー・ガードナー(KTM)がルーキートップとなる15位に入賞した。
ダリン・ビンダー(ヤマハ)は16位、ファビオ・ディ・ジャンアントニオ(ドゥカティ)は17位、ラウル・フェルナンデス(KTM)は18位でゴール。
ホルヘ・マルティン(ドゥカティ)は8番手走行中の12周目の1コーナー進入でインを突いて来たフランチェスコ・バニャーヤ(ドゥカティ)の転倒に巻き込まれ、両者転倒リタイアに終わった。
ミゲール・オリベイラ(KTM)は11周目の1コーナーで転倒リタイア、アレックス・マルケス(ホンダ)は10周目の1コーナーで転倒リタイア。マルコ・ベゼッキ(ドゥカティ)は7周目に転倒を喫しリタイア、4番グリッドからスタートしたジャック・ミラー(ドゥカティ)は序盤から中団に埋もれ、6周を回ってピットに戻りリタイアに終わった。
MotoGP第1戦カタールGP MotoGPクラス決勝結果
1 エネア・バスティアニーニ(ドゥカティ)
2 ブラッド・ビンダー(KTM)
3 ポル・エスパロガロ(ホンダ)
4 アレイシ・エスパロガロ(アプリリア)
5 マルク・マルケス(ホンダ)
6 ジョアン・ミル(スズキ)
7 アレックス・リンス(スズキ)
8 ヨハン・ザルコ(ドゥカティ)
9 ファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)
10 中上 貴晶(ホンダ)
11 フランコ・モルビデリ(ヤマハ)
12 マーベリック・ビニャーレス(アプリリア)
13 ルカ・マリーニ(ドゥカティ)
14 アンドレア・ドビジオーゾ(ヤマハ)
15 レミー・ガードナー(KTM)
16 ダリン・ビンダー(ヤマハ)
17 ファビオ・ディ・ジャンアントニオ(ドゥカティ)
18 ラウル・フェルナンデス(KTM)
R ホルヘ・マルティン(ドゥカティ)
R フランチェスコ・バニャーヤ(ドゥカティ)
R ミゲール・オリベイラ(KTM)
R アレックス・マルケス(ホンダ)
R マルコ・ベゼッキ(ドゥカティ)
R ジャック・ミラー(ドゥカティ)
こんな記事も読まれています