MotoGP第1戦カタールGP Moto3決勝
2022/03/07
MotoGP第1戦カタールGP、Moto3クラスは、カタールのルサイル・インターナショナルサーキットで決勝レースを行ない、アンドレア・ミーニョ(ホンダ)が優勝した。
Moto3クラスの決勝レースは気温27度、路面温度41度のドライコンディションの下、18周で争われた。
決勝を前にFIM MotoGPスチュワードパネルより、土曜日のQ2セッション中のスロー走行により、ポールポジションのイサン・グエバラ(ガスガス)、予選5番手のデニス・フォッジア(ホンダ)、予選9番手の鈴木 竜生(ホンダ)にグリッド降格と決勝レース中のロングラップペナルティが課せられることが発表された。
グエバラと鈴木はコースイン直後のスロー走行で、フォッジアはこれにホームストレートで急な進路変更をしたことも加わり、ダブルロングペナルティが課せられた。この結果、グエバラは27番グリッド、フォッジアは28番グリッド、鈴木は最後尾の29番グリッドから決勝レースに臨むこととなり、この降格により、他の日本人ライダーでは、佐々木 歩夢(ハスクバーナ)がポールポジションから、山中 琉聖(KTM)が4番グリッドから、鳥羽 海渡(KTM)が11番グリッドからスタートすることになった。
決勝はポールから佐々木が好ダッシュでレースをリード。3周目には2番手以下に約1秒のリードを取る。佐々木はその後もリードを広げ、レース中盤には約3秒のリードを取ってトップを独走していた。ところが11周目の6コーナーでハイサイドに見舞われ、転倒こそ免れたものの、マシンの左側カウルが外れ、ペースダウンを余儀なくされる。築いていたリードはあっという間になくなり、12周目にはミニョがトップに浮上。佐々木はその後、ピットに戻ってリタイアに終わった。
これで、トップ争いは、それまで2番手を争っていた7人による接戦となったが、ミニョはその後、トップをキープし、グランプリ通算2勝目を記録した。最後までミニョを追ったセルジオ・ガルシア(ガスガス)が2位に入賞。ガルシアは序盤の接触でロングラップペナルティを課されたが、追い上げてトップ争いに追いつき、0秒037差の2位となった。
3位に鳥羽 海渡(KTM)が入賞。鳥羽は序盤から表彰台争いに加わながらり周回を重ね、表彰台争いの接戦を制してトップから0秒573差の3位に入賞。開幕戦で表彰台に立った。
4位にデニス・オンジュ(KTM)、5位にジョン・マクフィー(ハスクバーナ)が続き、ルーキーのディエゴ・モレイラ(KTM)がデビュー戦で6位に入賞した。
ペナルティにより後方グリッドからスタートしたフォッジアは2度のロングランペナルティを消化しながら、追い上げて7位に入賞。同じくグエバラが8位に続いた。
山中 琉聖(KTM)は9位に入賞。10位にチャビエル・アルティガス(CFMOTO)が続き、鈴木はロングランペナルティを消化後、20番手を走行中の4周目の最終コーナーで転倒を喫し、リタイア。
MotoGP第1戦カタールGP Moto3クラス決勝結果
1 アンドレア・ミーニョ(ホンダ)
2 セルジオ・ガルシア(ガスガス)
3 鳥羽 海渡(KTM)
4 デニス・オンジュ(KTM)
5 ジョン・マクフィー(ハスクバーナ)
6 ディエゴ・モレイラ(KTM)
7 デニス・フォッジア(ホンダ)
8 イサン・グエバラ(ガスガス)
9 山中 琉聖(KTM)
10 チャビエル・アルティガス(CFMOTO)
11 イバン・オルトラ(KTM)
12 リカルド・ロッシ(ホンダ)
13 ステファノ・ネパ(KTM)
14 アドリアン・フェルナンデス(KTM)
15 ジョエル・ケルソ(KTM)
16 ダニエル・オルガド(KTM)
17 マッテオ・ベルテッレ(KTM)
18 エリア・バルトリーニ(KTM)
19 マリオ・アジ(ホンダ)
20 アナ・カラスコ(KTM)
21 ジェラール・リウ(KTM)
22 ジョシュア・ワットリー(ホンダ)
R 佐々木 歩夢(ハスクバーナ)
R ジャウメ・マシア(KTM)
R アルベルト・スーラ(ホンダ)
R スコット・オグデン(ホンダ)
R ロレンソォ・フロン(ホンダ)
R 鈴木 竜生(ホンダ)
R カルロス・タタイ(CFMOTO)
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