SBK第8戦ミサノの初日はマックス・ビアッジ(アプリリアレーシングチーム)がトップに立った。
2012年にミサノ・ワールド・サーキット・マルコ・シモンチェリに正式名称を変更したミサノサーキット。今季は圧倒的な強さを見せているジョナサン・レイ(カワサキレーシングチーム)にとって、SBK初優勝を飾った思い出のサーキットだ。
今大会ではレイの15レース連続表彰台のさらなる記録更新と共に、2010年と2012年のチャンピオンであるマックス・ビアッジのアプリリアレーシングチームからのワイルドカード参戦が注目される。「僕はアプリリアの新型RSV4のテストライダーとして開発を行なっているし、僕をよく理解してくれているスタッフと一緒に仕事をしてきた。ワイルドカードという見せ場で全力で頑張る」とコメントしたビアッジは、1回目のフリー走行で唯一となる1分35秒台をマーク。いきなりリーダーボードのトップに立つと、トップ7人が1分35秒台にタイムを入れた2回目のフリー走行では、唯一の1分35秒台前半となる1分35秒380をマーク。そのまま初日を制した。
2番手にはダビデ・ジュリアーノ(Aruba.it レーシング-ドゥカティ・スーパーバイクチーム)がつけ、今大会までトップを独占し続けてきたイギリス人を退けてイタリア人がワンツーというリザルトだった。一方、レイは1分35秒735で5番手で初日を終えた。