MotoGP第7戦カタルニアGP、Moto2クラスは、スペインのカタルニアサーキットで決勝レースを行ない、ヨハン・ザルコ(カレックス)が優勝した。
Moto2クラスの決勝レースは気温27度、路面温45度のドライコンディションで行なわれた。好スタートでトップに立ったのはティト・ラバット(カレックス)。サム・ロウズ(スピードアップ)、ドミニク・アガター(カレックス)が続きトップ集団を形成する。3周目の1コーナーでロウズがトップに浮上。さらにアレックス・リンス(カレックス)がアガターを交わしてトップ争いに追いつき、トップ争いは4台となる。5周目の1コーナーでラバットがトップに立つと、10周目までトップをキープ。11周目にリンスがトップを奪うが、14周目の1コーナーでラバットがトップを奪還すると以後レースをリードする。
中盤すぎからロウズがトップ争いから遅れ、14周目の1コーナーでロウズを交わしたザルコがトップを争うラバットとリンスを追う。終盤になるとザルコがトップ争いの二人に追いつき、22周目の4コーナーでリンスのラインがワイドになる間をついて、ザルコが2番手に浮上、リンスもすぐ巻き返し、3台のトップ争いは最終ラップを迎える。
最終ラップにトップで入ったのはラバットだったが、5コーナーでザルコがラバットのインをつき、このレースで初めてトップに浮上。ラバットもバックストレートエンドの10コーナー進入でザルコの前に出ようと試みるが、ラインがワイドになり、リンスに交わされてしまう。ザルコが今季2勝目をマークしてランキングトップをキープ。2位にリンス、3位にラバットが入賞した。
ロウズはトップ争いから遅れ、単独4位でゴール。5位争いをルイス・サロム(カレックス)が制し、僅差の6位にトーマス・ルティ(カレックス)が続いた。スタート直後の1コーナーの混乱でコースオフし、追い上げのレースとなったジョナス・フォルガー(カレックス)は7位でゴール。8位にフランコ・モルビデリ(カレックス)、9位にドミニク・アガター(カレックス)、10位にロレンソ・バルダッサーリ(カレックス)の順で続き、中上 貴晶(カレックス)は20位でチェッカーを受けた。