全日本RR第5戦鈴鹿【J-GP3決勝】村瀬健琉が優勝、初めての全日本チャンピオンへ
2020/11/01
全日本ロードレース第5戦鈴鹿のJ-GP3クラスは村瀬健琉(Team TKR)が優勝、チャンピオンを獲得した。
薄い雲が広がった決勝日。J-GP3クラスの最終戦は午前10時にスタート。好スタートで飛び出してホールショットを奪ったのは小室旭(Sunny moto planning AKR)。村瀬健琉(Team TKR)、鈴木大空翔(BATTLE FACTORY)、成田彬人(Team P.MU 7C MIKUNI)、徳留真紀(マルマエMTR)、古里太陽(太陽 with BATTLE FACTORY)、高杉奈緒子(Team NAOKO KTM)と続く。この7台でトップ集団が形成されようとしたとき、オープニングラップでの2台のクラッシュで赤旗中断に。
赤旗中断中に薄雲から太陽が顔を出した。
9周の周回数でリスタート。
2回目のスタートは徳留が好発信でホールショット。小室、村瀬と続く。しかしオープニングラップから激しい順位争いが開始される。オープニングラップは徳留、村瀬、古里、鈴木、小室、成田の順。この6台でトップ集団が形成される。
2周目には村瀬が、3周目には古里がトップに立ち、徳留が首位奪回と激しい展開。
5周目。村瀬が先頭に、徳留が5番手に後退。その村瀬を鈴木がかわすなど、ドッグファイトが続く。7周目には鈴木がトップから6番手に、村瀬がトップ奪取と周回ごとに順位が大きく入れ替わる。
真っ先に最終ラップに突入したのは小室。村瀬、古里、鈴木、徳留、成田の順。デグナーコーナーで小室をかわして前に出たのは古里。小室はバックストレートで再びトップに立ち、真っ先にシケインへ飛び込む。ところが、村瀬がシケインで前に出る。何台もが交錯する。小室がラインを外す。これで村瀬が優勝で全日本初タイトルを決めた。2位に徳留、鈴木が3位でゴールして今季初表彰台を獲得した。
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