全日本RR第5戦鈴鹿【J-GP3予選】村瀬健琉が1秒以上の差をつけて1番時計
2020/10/31
全日本ロードレース第5戦J-GP3の予選は村瀬健琉(Team TKR)が制した。
好天に恵まれた鈴鹿サーキットで迎えた最終戦。早朝の気温は今秋最も低くなった。太陽が出てぐんぐんと空気を暖めるが、J-GP3予選開始の8時35分にはまだまだ気温も路面温度も低い。セッションスタート直後に転倒があり、赤旗中断に。大きなアクシデントに発展することなく、すぐにセッションが再開される。
再開後にアタック合戦を開始したのはポイントリーダーの村瀬と、2点差で逆転をねらう小室旭(Sunny moto planning AKR)。先に2分18秒台をマークしたのは小室。直後に2分18秒台にタイムを入れたのは村瀬。だが小室にはわずかに届かない。
残り3分で村瀬が2分18秒571でトップ浮上。村瀬は最終アタックでさらにタイムを詰めて唯一の2分17秒台をマーク。これで村瀬が文句なしのポールポジション。小室は2番手。最終アタックでタイムを詰めた徳留真紀(マルマエMTR)が3番手フロントロウを獲得した。
村瀬は「ウイークに入って、一人でもタイムが出せるセッティングが出ています。予選はフロントロウに並べればいいなと思っていて、6番手以内を目標にしていました。スリップストリームの使い合いになるなと思っていて、最後は位置取りがよくてタイムを出せました。ポールポジションはうれしいですが、今日は今日。明日に向けて備えたいです」とコメント。チャンピオン争いについては「初めてのタイトル争いですが、正直、とりあえずチャンピオンのことは考えずに、一戦として臨んでいます。レースが終わったら、チャンピオンかそうでないかっていうだけのこと」と気持ちを落ち着かせていた。
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